Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

おとなの掟

自分ルールの話。

 自分が「大人」かどうかはどうにも、いつになってもわからない。

おとなの掟

おとなの掟

  • Doughnuts Hole
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 ドラマ「カルテット」の主題歌である。第1話が放送された直後から一部で話題になっていた様子。確かに聞くと非常に耳に残る。しかして7日、ネット音源で配信されたと。リンクではiTunesにしているけど、Xperiaユーザの自分はmoraでダウンロード。出勤前のトイレにて。光回線で数秒。未来生活だよな。

 さて「おとなの掟」。色々と自分の中に制約と言うかポリシーというか、そういう物を持っている人は多いんじゃないかと思う。それが「大人」であるか「若者」であるかは別として。「」ほどガッチリしたものではないけれど、自分の中にも確かに存在する。

  • 迷ったら飛べ
  • どうせ買うならハイエンド
  • 過去の自分の選択を悔やまない
  • 対案を出せないなら文句は言わない
  • なるべく朝には頭のなかで音楽を
  • 出かける時はどんなに喧嘩していても必ず「いってらっしゃい」

 そんな感じか。齢40になるとざっと考えただけでも出てくるもんだ。掟、というより心がけに近いか。なんというか、自分も相手も気分が悪くなるような事は言わない、というのは結構基本だけど、出口・解決策のない事についてグダグダ言うのが大嫌いなのでその辺は無意識に回避できるようにはなったか。

 それとか、「気が乗らない」とか「やる気が出ない」と言うのは皆誰しもあることだけど、それを口に出してしまったら余計に自分の中で確定してしまう気がして。

 だから、「今は」と前置きする。すると何かのスイッチ、缶コーヒーを飲むとかちょっとしたことで結構早い段階でちゃんと「じゃ、やるか」と入っていけるようになった。よくある「やる気は自分で見つける・出すもの」という啓発本の言葉は、ある意味で全くその通り。他人が自分のやる気スイッチの場所なんて、正確に分かっているわけなどありゃしない。同じ意味で、「面白くない」もそう。自分が楽しむ気持ちを持たなければ、「面白く」なんてなるわけない。

 

 だから探すのだ。理由を。楽しみを。子供のように、手当たり次第に。

 そう出来る人が、きっとおとなになっても人生を楽しんでいるはずだ。

 

 他に「どうせ買うならハイエンド」と言うのは完全に物欲の話で。中途半端な物を妥協して買っても、必ず後で本命が欲しくなる。なら、きっちり本命でブレなく満足すれば、結果的に寄り道分の無駄遣いを防げたりするもんで。そして大体、ハイエンドのものは自分の思う耐用年数分位はちゃんと満足させてくれるものなのだ。

 ...というのを中古のシビック(EK3・MT)から新車のフィット(GD3・MT)に乗り換えた時に痛感した。なので、未だに大きな買い物をする時は基本的に予算が許すいっぱいまで妥協しないことにしている。

 

 あと、「過去の自分の選択を後悔しない」と言うのは大事かな。

 自分の人生、自分だけの人生というのなら良いけど、誰とも関わっていない人生なんてのはありえない。ならば誰に何の影響があるにしろ(自分も他人も)、その選択の結果が今の世界線である以上受け入れる必要があると思っている。だから今の最善手を悩み、探し、自分で選ぶ。誰かに選択を委ねることほど、自分の人生を放棄する行為はなかなかないと思うからだ。

 それでも、消えてしまいたいほどの選択の間違いが今のところ無かったから言えるのかもしれないけど。

 ...いやどうだろう、選択を自分で行った結果うつになった過去もあるけれど、それすら自分には必要だったと向き合ってるから、それはそれでいいのか。

 

 こうして見ると、意外と自分の中のポリシーってあるね。

 ちなみに高校時代の部活では「局中法度」みたいなのがあったのだが、それもバカみたいな事やってたな。

  • 野球拳は始めたら最後まで
  • 死んでもいいから怪我すんな

 とか。あれ、今もあんまり変わってないんじゃないか俺。

 

 でも一番の掟は「自分が楽に思えるならこだわりなんて捨てちまえ」、というパラドックスだったりするんだよ。お後がよろしいようで。

好きですサッポロ

10年以上ぶりにさっぽろ雪まつりに行った話。

 雪まつり、開幕。

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 去年から戦っていた腰椎ヘルニア。秋口にやっと痛みがひきはじめ、年明け頃には痛み止めもほとんど飲まずに済むようになっていたため、本日の確認MRIで神経への干渉具合を見た結果、とりあえずは通院治療は終了でOKとのお墨付き。これでシーズン開幕でちょっとずつ自転車に乗れる!!! 

 なんてなことが朝の10時。診察開始の一番早い時間に予約を入れたため、まだまだ休み(年休)を有効に使えるじゃん。というわけで、10年以上ぶりに札幌雪まつりに足を運ぶ。 

 地上は晴れているとは言えそこそこ寒いため、防寒の意味も込めて地下歩行空間を征く。平日の午前中ということもあってか、様々なイベントスペースもまだ人もまばら。それでも外人さんの観光客が結構な歩きっぷり。

 10分ほどで大通り到達。テレビ塔目の前のスノーボード特設ステージ前に出る。大人に混じって、札幌市内の小学生だろうか幼稚園児だろうか、引率の先生についてちょこちょこと列をなし。うちの息子もこういう風に遠足に行くのかなぁと目を細める。

 大雪像と言われる各テレビ局協賛の雪像は、スクエニのFFや凱旋門スター・ウォーズなど今年もバラエティに富んでいる。去年は確か、開通間近だった北海道新幹線プロジェクションマッピングが話題になってたんじゃなかったっけか。今年もどうやらプロジェクションマッピングを前提としたアレコレをやるらしい...あそうか、だからなんとなく複雑過ぎないデザインなんだろうか。

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 FFの雪像。なんというか、クラウドが後ろからという顔の見えないアングルと言うのは良いのか悪いのか。

 ちなみにこの雪像の後方、道路を渡った西側で北方領土の返還要求署名運動をやっていたのだが、知らずに署名したら目の前で名簿を差し出してくれたのがなんと高橋はるみ知事だったという衝撃。寒い中お疲れ様です。

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 妙に似ている例の人。来年残っているだろうか。いや、雪像じゃない実物の方

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 スター・ウォーズは最初のEP4~6までしか見てない(ややこしいカウントだな)し、ローグ・ワンだって見てないのだが、人生の結構な環境でC-3POみたいな動き・形状の人に出会う不思議。しかしライトセイバーうまい棒位の長さに見えるのだが。

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 別のブースで「onちゃんと写真を撮ろう!!」みたいなHTBのブースがあったのだが、なかなか人が途切れないので白いonちゃんを。どうしても「安田顕 onちゃん」みたいな表記にしたくなるのは何故だろう。

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 というわけで、西11丁目会場まで歩いて石山通を超えた辺りで引き返し。雪ミクを見ずに戻ってきてしまったんだけどさ。寒いのと腹減ったのとで限界。テレビ塔の前、NHKとかJ-COMのブースの前辺り、地下鉄へのエントランス上にたむろしている鳩達も寒そうに首を縮めておりました。

 

 この後オーロラタウンから地下歩行空間へ入り、ちょうど正午だったのでめし処を探して右往左往。大通りビッセや赤れんがテラスのようなオサレな施設に入ったはいいものの、好みのB級グルメはないわやたら高そうだわ昼飯時の会社員が行列を作っているわで断念。結局APIAの上島珈琲店に初めて入り、黒糖ミルク珈琲(アイス)とサンドイッチのセットを食してご満悦。ステラなどをグルグル回って帰途についたのです。

 本当はこのまま小樽まで足を伸ばして点灯前だけど雪あかりの路を見てきたかったんだよな。でも帰ったら完全に夜になってしまう時間だったので、息子の顔が浮かんで断念。家に帰り着いたのは日没の直前でしたとさ。有意義な冬の一日。

 

 地下歩行空間で、写真は撮らなかったけど歴代の雪まつりポスターやパンフレット(と言っても第20回=1970年位からだけど)も展示されてて、懐かしさと寂しさを感じながらの久々の雪まつり。やっぱり、好きですサッポロ


好きです サッポロ

群れ

 もう2月か。

・群れ

[MV] 群れ / CHAGE and ASKA

 

 仕事の都合もあろうが、どうも最近夢見が悪い。あまりガッチリと詰まっているわけではないと思いたいのだが。

 会社、というか部門の行く末が少し変な方向に行こうとしているのを、中枢に近いところで見ざるを得ないのもあるからだろうか。

 

 土曜の半日仕事を予定外の延長戦で終えて、一人札幌へ向かう。特に当ては決めず、

中心街の渋滞を避けたくて新札幌に車を置きJRで札幌駅へ。帰りは大通りから東西線か。

 

 快速に乗ると眼鏡が曇るような湿度。チャイニーズと思われる客が向かい合わせの4人がけを二人で場所を取っているような。一駅だから座らんでも良いか、と立ったまま平和、白石、苗穂。雪に包まれた札幌駅までの景色。子供の頃、色々と病気持ってて母親と一緒に通った車窓は少しだけ変わったけど、冬特有の効きすぎる暖房の温かさだけは変わってない気がする。

 札幌駅で切符を確認すると、どうやら落としたらしい。新札幌の駐車券の時間を見せてそこで乗ったことを証明し、2重払いで再発行。駅員さん、そんなに謝らんでもいいよ、落としたのはこっちが悪いんだし。

 

 ヨドバシ、紀伊国屋とサラサラ流れる。余り遅くなると皆晩飯遅くなるから、残り時間を計算しながらの早足。

 

 久々にヴィオラを弾くことになりそうなので、弦を買いに行こう。

 

 センチュリーロイヤルホテルの脇から地下街へ。

 ああ、この道はまだ札幌駅が高架になる前、厚生病院が移転する前に一人で通った道だ。小学6年頃か。

 タイトルのC&Aの「群れ」を聴きながら静かに歩いて行く。

 

 寂しいことはもっと他にある いつもいつも思うこと

 自分の中の自分に よく負けてしまう

 

 欲望やなんかじゃない、なんだろう。この最近ずっと負けそうになる気持ち。

 

 自分と嫁の楽器を買って、以前からお世話になっているシャコンヌ札幌店さんに5年ぶり位に顔を出す。職人兼店員さんのM上さんが、時間が止まったかのように変わらず迎えてくれた。しばらく楽器も調整していないし、行きづらかったこともあるけど、多分そういうことじゃないんだろう。

 

 自分はなにも極めることが無い。

 

 楽しいことは沢山ある。でもそこから先に行くべきか、いつも迷う。

 楽器もそう、自転車もそう。きっと極めようとすると、もっともっと追い込まないとならないはずなんだ。自分には多分、そういう覚悟もそうする意欲も意義も見いだせない。趣味や楽しみの域から出ない。何だけど、どこかこの世界は「その先へ」「もっと高みへ」と求められている気がして。

 

 ものぐさなのは自覚してる。でも「楽しい」じゃ駄目なのかよ。

 

 苦しんで、努力して、いろんなものを捧げて費やして、たしかにその先の世界はもっと広がるんだろうし更に楽しいのかもしれない。でも、捧げられた、切り捨てたものは?

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 大通りは来週からの雪まつりに向けて準備が大詰めだった。

 昔、まだ外国人観光客なんてまばらだった頃、小学生の頃の自分は従兄弟家族につれてきてもらった記憶がある。80年代も最初の頃か。大人になって、見に行こうかと思う反面人混みに辟易する自分も居て、もう10年以上見に来てない。

 

 今日も土曜日で沢山の「群れ」の中、自分もその「群れ」の一人になりきる。

 

 こんな他愛もない話を、崩れそうな気持ちも、笑い飛ばせる友人すらいないことに気がついた。

 一人の世界、身軽だと思う選択肢の先にある、雑音の中の静寂。

 

 それでも進んでいく。

 

 もう引き返せない。

 

 

Misirlou

新年一発目、2016→2017のあれこれ。

 新年一発目!!! しかももう28日と来たもんだ!!!

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 タイトルは言わずと知れた映画「TAXI」のテーマで有名な曲。最近これがサーフミュージックとして最初にカバーされたのが60年代と聞いて驚き。


Dick Dale & The Del Tones "Misirlou" 1963

 

 さて新年。

 去年の異動で日勤の部署となったため、数年ぶりに年末年始の5連休。

 しかしてほとんどあっちへ行きこっちへ来の慌ただしい毎日。まぁ年末の「ガキ使」を初め様々なバラエティ系の特番が面白かったのでよしとする。

 正月休みが明けると息子がいきなり39度オーバーの発熱、それに呼応するかのように家族の大人が軒並みダウン。そんな中、奇跡的に俺だけノーマルオペレーション。すげえ!!! ちなみに息子は2日ほどであっという間に回復し大人だけが残されておりました。特に60を越えているうちの同居両親がしばらくやられておりました。

 

 マイナス10度オーバーの酷寒時期がしばらく続き、こりゃ腰椎ヘルニアにも堪えるかなぁ...と思っていたら、意外にもそれほどひどくない。定期的な診察でも大分足が上がるようになり、短距離ならばダッシュも可能。ひとまず来月もう一度MRIを撮り、ヘルニアのはみ出し量が少なくなっているようならしばらく通院は必要ないだろうという判断。来週の検査、上手く行けー。

 

 年末に1歳半の息子が歩き出し、現在はほとんど歩きでペタペタとトミカ両手に徘徊。子供の成長は凄いなぁ、と思っていたら、「まんま」とか「いやいや」とか「かか(母さん?)」とか「ばば(これはそのままバァバ)」とか大分意志を持って喋るように。

 ただね、どうやって覚えたのかバンダイナムコのマークを指差して「ば!!!ば!!!」と言ってみたり。極めつけは、模型雑誌などでガンプラがでていると「が!!!が!!!」と。先週衝撃の「ガダム」「ガダマ」発言...え、もしかしてマジでガンダムわかりつつあるのか? 恐ろしい子...。

 

 そんなこんなの17年1月。春はまだ遠いけど、今年は自転車乗りたい!!! 楽器も弾きたい!!! プラモ作りたい!!! 多分プラモはまた積みプラになるんだろうけどな。

 そんな中、とりあえずメカコレのVF-31シリーズはチャック機まで出来た。後はメッサー機を形にして、全部一斉にキャノピーやフォールドクォーツ部にミラーシール貼って仕上げれば編隊飛行ディスプレイが可能に!!! いつになるんだか。

 

 今年はもう少しブログ書く頻度上げていきたいもんですハイ。

Human System

2016年総括の話。

 今年も後1時間を切りましたな。いろんな総括はあれど、この2日でタイムカプセルを強制的に開くようないろんな思いが。年末にこうした機会が来るということも一つの巡り合わせなのかと。年の瀬に結果的に中学の同窓会になった飲み会に出たり、またその出発直前に母校の書道部がとんでもない進化を遂げていたのをとある番組で目の当たりにしたり。


 自分が居た頃の書道部は、絵に描いたような文化系の内気な連中ばかりで。ひたすら書き続けてコンクールを目標にしていたのは変わらないけど。さすがに音楽聴きながら自由に、とは行かなかったなぁ(笑)。そして今の書道部って、女子率高すぎ!!! 俺の現役時代はあんなにいなかったよ!!!
 でも、切り取りきれない程の紆余曲折があって、その時なりの悩みで押しつぶされそうになって。友達といられる時間がいつか終わると知らずに。

 あの、10代の頃の熱量はどこから来ていたんだろう。
 力の限り走って、声の限り笑って、もどかしさに少しだけ泣いて、ずっと先の未来なんてそっちのけで今を全力で生きて。

 ああ、これが年を取るってことなんだ。

 中学の連中と、10年ぶりの同窓会になった。やっぱり変わってない奴と、変わりすぎて全然わからない奴も居たけど、いまだから笑って話すことが出来る様になった。それはきっと、10代の頃には出来ないことで、大人の特権なんだろう。
 あの頃の自分達には、自分が40になって、多分そこに居なかった人と結婚して、子供が出来て、少しだけ幸せな、仕事で大変な生活になるなんて想像はきっとできなかった。目の前の受験を乗り越えさえすれば、大人になれるんだろうと漠然と考えていたように思う。あの頃の自分達には、自分が40になって、その時一緒に笑っていた友達の中に何人か二度と会えない事になるなど、想像もしていなかっただろう。

 もうそんな時代なんだ。
 枯れるには早いよ。
 意気がるにはちょっと遅すぎた。

 悲しむのではなく、その当時のコミュニティにすがるのではなく、今を生きる。

 皆がLINEをやってるらしく、ちょっとそこから距離をおいた。メールじゃ駄目なんかな。そんなにつながっていたいのかな。俺はドライなのかな。40年生きてきても、人と過度につながるのがどこか苦手なのは、何か欠落しているのだろうかな。

 ハイボールジントニックジントニック、モスコミュール、ウィスキーロック、ロック、ロック、ロック、ロック...そんなことをつらつら考えながら酒が進む。
 2次会で瞬間的にリミッターが外れて、そこから泣きが入る。幼稚園から高校まで同じ学校だった友達の前で、見せたことのない悪い酔い方。今日の自己嫌悪の原因。午前3時半に3次会お開き。次に皆に会うのはいつになるのかわからない。10年後かもしれないし。そう考えると、約束もなしに毎日顔を合わせている日々というのは、ずっと続く錯覚があるけれども決してそうではない。いつか必ず終りが来るんだ。

 でも間違いなく言えるのは、やっぱりそうした友達の中に俺は確かにいたんだろうし、不器用なりにそいつらの事を思っていただろうし、目の前の勉強や部活や生活の全てを真正面に受けてその時出来る全力を使っていただろう。

 きっと、今も芯の部分は変わっていないんだ。
 先のことを少しだけ考えるようにはなったけど、自分の目に写る人たちに笑っていて欲しい、幸せで居て欲しい事は変わっていないんだ。その人達が、当時の友達とは別の、自分の家族だったり職場の人だったりに変わっただけで、少しだけ数が増えただけ。

 不安やマイナスは振り払って、前を向け。
 純粋さは少しだけ薄れたかもしれないけど、それでも前を向け。

 退けば老いるぞ、臆せば死ぬぞ。

 若さだけじゃない、かさぶたになって剥がれ落ちない傷を年相応に持ちながら、それでも生きていくんだ。

 40歳の大晦日が暮れていく。
 皆は年越しそばを食べたら、眠い眠いと先に寝てしまった。ので、一人でこういう日記を書いている。寝室から聞こえる家族のイビキや寝息。寝ていても騒がしい我が家。それを守っていくこと・失いたくないこと・大事だということが、自分の中でこんなにも大きくなっていたのだ。

 それが、酒の席で泣きが入った正体。

 来年も、少しでもこの幸せな時間が守れますように。

 良いお年を。

Inner Universe

ザッツ雑談。

 6勤終了の夜。久々にX1(初代)を引っ張り出してきてのブログ更新。ここしばらくなかなかPCを開く暇もなく。色々書きたいネタはあれど、何から書いたもんかと思案している間に旬を逃してしまうと。というわけで、ここしばらくのネタをツラツラと。

1.ドラマの話。

 最近は「逃げるは恥だが役に立つ」が人気らしい...え、Google日本語変換で「逃げる」と打ったらもう出るほどに浸透してるの!? 内容はまあ、去年の「デート~恋とはどんなものかしら」と似たようなものらしいが、何と言っても新垣結衣の可愛さにやられてるとか。うん、それは同意する。

 持論として、「エンターテイメントは自分の限られた時間を割くのだから、見ている間も見終わった後も楽しい方が良い」というのがブレないので、久々にそうしたドラマなんだろうなあ、と思ってみたり。

 そうこうしていると、さっき偶然見た唐沢寿明主演の「ラストコップ」なる土曜ドラマが、ねえ。どうして土曜ドラマってこういう、いい意味でチープだったり開き直ったコメディタッチなんだ(笑)。「こんなのありえねーよ!!」とか、心が狭い上に時間が有り余っていてクレーム入れることを趣味にしている奴からもスルーされるレベルの開き直り感。そうそう、昭和のドラマとかもこんなだった!!! でももう来週最終回かよ!!!

2.映画の話。

 「君の名は。」が社会現象になる程ヒットしているそうな。既にアラフォーどころかフォーになってしまったので、恐らく駄々泣き確定する作品を劇場に見に行くのはちとはばかられる。そう、最近は駄目なんですわ。深夜に再放送していた「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の第一話を遅番明けに偶然見て、EDの「Secret Base」を聞いた瞬間に風呂の中で(当時住んでたアパートには風呂場に小さな液晶テレビが付いてたのだ)駄々泣きしてしまったくらいにして。もっと言えば、その勢いでDVD全巻借りてきて、最終話のラスト15分ずっと泣き続けてたくらいにして。更に更に言えば、その後手に入れた動画を「絶対泣く」という理由から滅多に見られなくなっているとか。でも、いい映画っぽいですな。(多分)人が理不尽に死なず、グロい表現でもなく、ただ青春時代の切なさを思い出すよな。やっぱそうあるべきですよ。

3.ゲームの話。

 マクロスデルタスクランブル、最初の分はオールSS評価で終了。機体とパイロットの育成作業になるんだろうなぁと思っていたら、11/30に予告通りのアップデートと有料DLCの配信開始。1000円程度なら追加してやろうと思うなかなかいい内容のコンテンツだったので、サクッと決済。で、まずはプレイしてみたが。

 激ムズ。

 や、ある程度そこまでのステージをプレイしてて簡単になってきたかな、と思っていた矢先に「ゲームバランスの調整」と称したアップデートも配信されてたから気になったんだ。いやあ、難しい。

 本編のストーリーモードのケイオスサイドはさっきクリアしたけど、ラスボス扱いの「インモラル眼鏡」(嫁曰く)=ロイドの白ドラケンが馬鹿みたいに強い。距離を取ってマキナの歌スキル=兵装弾数無制限弾幕ヒャッハー状態でようやく倒したくらいにして。その後エキストラミッションのイサム&ガルドとの対決ステージをやったらやっぱり難しい。おおおおおい!!!! こりゃしばらく遊べそうだわ。

4.プラモデルの話。

 メカコレのマクロス関連を作り続けている...のだが、集中して作れる環境になく。や、仕事だの何だのがあることはありがたいんだけど。アラド隊長の機体はとりあえずトップコートを吹いたくらいで一旦休止。後はミラーシートでキャノピーとフォールドクォーツ部分の細工程度なんだけど、アラフォーどころかフォー(2回目)なので明るいところじゃないと作業が大変!!!

 なので、新居の今の趣味部屋(いずれ息子に譲る予定)に足りないもの=デスクライトを大購入。これです。

 

  なかなかにメカメカしい。そして輝度以外に色(電球色・昼白色・白)をモードによって変えられる!!! USB充電のためのポート装備!!! 更にスマホスタンド部分まで。何となく昔あった「士郎正宗デザインマウス」みたいなディティールだけど、なかなか気に入ってますですハイ。こりゃ今年の大晦日もこれ作りながら、かなぁ...。

5.クリスマスの話。

 あっという間に年の瀬12月なのでクリスマスも近づいてくるんだけど、恋人もサンタクロースになるわけじゃなく俺自身がサンタクロースになって息子だの甥っ子だの嫁さんだのにプレゼント!!! を考えるんだろうなぁ。俺のサンタさんはいずこ!!!

 とは言え今年はまだ考えるのが楽かもしれん。

 これが再販されれば。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

  • 発売日: 2016/11/10
  • メディア: Video Game
 

  近年の至れり尽くせりなゲームではなく、ゲームから苦労と理不尽を学んだ世代として、今の小学生=甥っ子やいずれゲームをするであろう世代=息子に、買って...やれればいいんだけどなぁ。ホントに再販するのかこれ。クリスマス商戦目の前だぞ。 

 でもこのミニファミコン、意外なものを連れてきた。

 ファミコン通信ファミリーコンピューターマガジンの限定復活!!! これは嬉しい!!!

ファミ通」じゃないんですよ。「ファミコン通信」。ああ、俺らがまだ中学生くらいの頃、タイトルが変わる前の隔週刊くらいの時代だなあ。ノリが当時のまま、ツッコミどころの多い(いい意味で当時の子供に向けた)記事・文章だったり、クロスレビューで登場していた濃い面々(イザベラ永野さんや森下万里子さん、ローリング内沢さんやバカタール加藤さんなんて懐かしい!!!)、お便りコーナーのゆるさ、付録になってる各種シールやバカバカしさ満点の「ミニファミコンに合わせた大きさ(の箱に貼り付ける)ディスクシステム」などの企画、なによりもゲーム帝国」の大復活!!!!

 

 ああ、最高だ。 

 勿論買ったよ。そりゃ買うさ。

 

 まだ全部読めてないけど。

 

6.休みの話。

 今年は年末休めるぞ!!!!!

 

 多分。

 

 なんてなわけで、最近の気になる話とかをツラツラ書く土曜の夜、今宵はこれまで。

さくらんぼの実る頃

「飛ばねえ豚は、ただの豚さ」

 久々にマクロスネタから離れて...やっぱりアニメネタかよ。

 先週の金曜ロードショーで、何度めか(確か11回目だったか)の放映でも好評だったそうな。ジブリ作品の中でも自分的にラピュタと双璧を成す好きな作品。

 しかしてその金曜、明け方からの原因不明の発熱と思しき寒気とビタミン剤+風邪薬+モンスターエナジーで昇圧した上でプレゼンという苦行により帰宅後に撃沈。20時過ぎには床につくという超不健康な健康優良児っぷり。何を言ってるのか、もとい。

 リアルタイムで地上波放映を見られなかったのだが、ふらつく身体を起こして何とか居間のレグザに録画設定。翌朝はとりあえず熱も無く普通に起きられたので、優雅な土曜の朝から「紅の豚」上映開始。

 

 いいなあ。

 

 誰も死なない(厳密には第一次大戦の頃のポルコの回想では天に登っていく飛行機乗りが表現されているけど)、敵役の空賊やライバルのカーチス(本名じゃないけどな)も本当の悪党じゃない、愛嬌のある登場人物。空と海の青さ。電子音じゃないオーケストラの切ない音楽、楽しい音楽。CGではないセル画の表現力。

 エンディング間近の「ジーナさんの賭けがどうなったかは、私達だけの秘密」というフィオのセリフと、その直前のある風景に写ったある物。明確な答えを見せずに、ヒントを散りばめて想像と余韻に任せる。

 30近くなって見てから、ドンドン好きになったんだよなあこの映画。

 

 なんてな事を思いながら、夕方に手持ち無沙汰になって又見た位。

 更に、ふと思いたってサントラまで借りてきた位。

紅の豚 サウンドトラック

紅の豚 サウンドトラック

  • 発売日: 2014/06/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 いいよなぁ...。

 

 現代はほら、キーキーと揚げ足取るようなクレーマーが「タバコを吸いながら赤ちゃんのゆりかごを揺らすなんて!!!ムキー!!!」とか暇な苦情を入れるやつもいるのかなぁ、なんて思ったりもするけどな。「時代背景」ってもんを考える想像力の無いやつはもっぺん小学校からやり直してこい。

 エンディングテーマの「時には昔の話を」が流れるバックで、人間が豚の姿で様々な飛行機とのカットに写っているイラストや、先の「飛行機乗りが天に昇っていく狭間」のシーンで、今回初めてグッと来たのは内緒。なんというか、たった1世紀ちょっとの間におびただしい数の飛行機が作られ空を飛び、それに携わった人の浪漫があり、そして空や地上で散っていったんだなぁと漠然と「入って」きたんだなこれが。

 そんなこんなの先週末から、偶然本屋でこんな本を目にした。

飛行艇時代ミニチュアワークス

飛行艇時代ミニチュアワークス

  • 発売日: 2015/12/18
  • メディア: 大型本
 

 なんというか、人の想像力ってすごいよなあって話。まとまりがないけど今宵はこれまで。