Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

上善如水-JOZEN MIZU NO GOTOSHI-

今回のお話はタイヤ遍歴

 タイトルは94年リリースのF-1イメージ・アルバム「TRUTH2000」の曲より。

 そもそも折りたたみ自転車を引っ張りだして最初に手を付けたのがタイヤ交換であり、素人にとって劇的に効果を実感したため「自転車面白い」となったわけで。

 FLAT君のブロックタイヤは元々こんな感じ。

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 無銘の20インチ。隣に見えるのがシュワルベの代表作と言えるマラソン空気圧指定もなんにもわからなかったため、ブロックタイヤの本領を発揮していなかったのもあるんだろうけど、パターンのあるシティタイヤのマラソンに交換し空気圧を適正まで入れただけで劇的に乗りやすくなった。

 さて、これがbd-1になるとどうなるか。

 Speedは元々18x1.25のスリックタイヤ。前年2011モデルまではパナレーサーのMinits Lite、2012モデルからIRCのROADLITEが標準で装着されている。IRCの方はbd-1専用品らしい。スリックタイヤなど30年以上の俺の人生の中で自転車・車含めて使ったことなど無い。路面の埃とかに乗ったらあっという間にスピン・転倒なんてことになりゃしないか? と内心ドキドキしていたが。

 納車されたbd-1 Speedを見てそんな懸念はどこかに行ってしまうほど

 カッコイイ!!! ジョリーグッド!!!

 なわけですよ。フルサイズの700cロード向けスリックと比べればまだ常識的な太さに見えるため、思ったより心細くない。それでいてレーシーな溝なし。雨の日は怖いだろうけどそもそもそういう日は乗らない予定で(笑)。

 しかしてやっぱりパンクは怖い。先述のシュワルベのタイヤはパンク耐性に定評があるため街乗りタイヤでも定評がある。FLAT君でマラソンの良さを体感していたため、じゃあbd-1もシュワルベでとなったわけで。

 駄菓子菓子。bd-1用の18インチスリックを探してみるも、それまで定番だった(らしい)STELVIOなるモデルは絶版になっており。その後継のKOJAKというモデルに移行していると。ほうほう。で、bd-1納車前に楽天でチューブともども購入。

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 タイヤが折りたたみで入っている。そんなところで軽く感銘。

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 で、並べてみる。左がIRC、右がSCHWARBE。ロゴが蛍光仕様になっており、夜に光を当てると結構いい感じで反射して視認性もよろしい。 

 装着して走った感想はと言うと。IRCの純正仕様の時もシュワルベもそうだが。

 ほぼ無音であっという間に加速

 漫画「のりりん」で時たま出てくる、「自転車は人間の力をいかに効率よく推進力にするかが根底」という言葉を実感する。抵抗を減らし、確実にグリップさせるという点において、このスリックタイヤというのは速く、楽に走るという目的の現時点での最適解かと思わせる。革新的なコンパウンド、方法によってパターン付きタイヤが同等のグリップ・軽さ・抵抗の低さを獲得するまで、という意味で。

f:id:rosso13:20140324082025j:plainKOJAK装着の図。それにしても、クイックレリーズの自転車に初めて乗ったが、こんなにタイヤ交換が楽になるなんて。ママチャリのようなリアドラムブレーキだとどうやって後輪外したらいいかわからず真夏の外で1時間位格闘してたもの。

 あ、ちなみにどんな自転車雑誌でも書いてあることだけど、適正空気圧で乗るのは大前提ですからね。乗っても乗らなくても2週間もしたらマジで空気は抜けてます。スリックだと、例え1気圧、0.5気圧でも乗り味の変化が分かる。心持ち重めに感じるようになるのです。そして空気圧はゲージで計るとより安心。ホームセンターとかで売ってるのではなく、自転車専門店できちんとしたポンプを一本買っておくと愛着とともに常に空気圧を意識するようになる。これはホント。うちで使ってるのはLEZYNEのSPORTS FLOOR DRIVE。米式・仏式両方に対応できるため、車のタイヤにも使えて更に楽に確実に空気が入るので、今までのポンプは何だったんだ!!! となります。

 LEZYNEのポンプは上級クラスになると仕上げも含めてガチで高級感あふれるモデルが出てくるので、そこはお好みで。俺は質実剛健ローエンド(笑)。

 というわけで、上善如水、タイヤのお話でしたっと。お後がよろしいようで。