Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

Bicycle Race

 さぁ、「明るい抑うつ闘病記」の方は休職のくだりで一段落、

次に入る前に自転車の話を。bd-1、折りたたみを選んだ理由を。

 

 事の始まりのFLAT君については、週刊アスキー誌の通販コーナーで

知り、今どきの折りたたみは昔に比べて大分品質がいいらしいと

周囲から聞いていたため購入。MTB風のルックスと近所を走る程度なら

十分なんだろうし、気合いを入れれば(乗り手が頑張れば)100km乗れる

ことは証明した(その話はいずれ)。

 

 じゃあロングライドしたければ、速く走りたければロードでしょ!!!

 

 と行かないのが俺。

 

 自転車に乗るようになり、月刊誌を幾つか立ち読んだりたまに購入

したりするんだけど、日本人というのはどうしてこうなんだろうなぁと

思うのが。

 

 ロード万歳。レース万歳。小径車?なにそれ(笑)

 

 という風潮。バッサリ言うと、向上心が無ければ乗っちゃいけない、

みたいな空気を感じるのだ。ロードにあらずば自転車にあらず、みたいな。

 

 日本人というのは、という書き方をしたのは様々な分野でそうした

向上心万歳」が見え隠れするから。と言うより、専門メディアの

大半がそうしたあおり方を前提にして、関連する消費(品物であったり

トレーニング業界であったり)につなげる意図が見え隠れするから。

 

 自分は弦楽器、ヴィオラをかつて弾いていた。今も時間があれば

引っ張り出してきて趣味で弾いたりするが、アマチュアオケに入って

通年で関わっていないので、「かつて」と表現させてもらう。

しかしクラシックの世界がそうなのか音楽をする人がそうなのか、

 

「上手くなりたくないの?」「習いに行かないの?」「オケに入らないの?」

 

 という話に帰結する。

 ぶっちゃけ、余計なお世話だ。大学から始めた人間が子供の頃から

英才教育受けた中でどこまで通用すると。趣味は非日常の世界で自分の

好きなことをして発散させるための物、と捉えているから、そこまで

自分の時間に制約を受ける気もないしリソースを捧げる気もない。

そりゃそうだ、仕事を持った社会人、それぞれの事情があって音楽

活動「のみ」が趣味ならそれでもいいだろうけど、自分はそうじゃない。

 やんわりと「いやあ、生活するのでいっぱいいっぱいだからねぇ。

オケに入っても練習する時間取れないしなぁ。」と答えれば、

 

「ああ、うん、そっかぁ。うちはね、○○の公演と、□□の...」と

話が展開していく。お忙しいのね

 

 マイナス感情で話を解釈して意訳するならば、

 

「向上心がないなら住む世界が違う」と。敢えて言おう。

 

「下手なら弾くな、楽器やってると名乗るな」と言われている気がするのだ。

 

 なんという妄想紙芝居(笑)。そんなことないですよね?そうだと言って。

 

 そういうのが、自転車始めていろいろ調べていくうちにこの世界でも

ありそうだなと思ってみたのだよ。や、機材スポーツだからまず使う

機材=マシン自体のランクはあるでしょう。グレードや分野も。

ただそれは金額的に出せる範囲・用途に対する必要性という要素で

乗り手(使い手)が選択できる部分であり、そこからどれだけ自転車に

乗るであるとかレースに出る出ないであるとか、トレーニングはどうとか

ウェアはどうとかいう

 

「姿勢」

 

 を否定するものであってはならないと思うの。

 というのを、本屋の自転車コーナーで情報を探している時に感じた事。

無論商業誌でスポンサーの意向が反映されなければならないのでそうした

部品紹介・マシン紹介・イベント紹介が中心になるのは分かる。ただし、

専門誌から単行本までいちコーナーを見渡してみると、圧倒的にロード

関係の本ばかりなのだ。

 

 どうです?そうしてみると、やっぱり「ロード以外乗っちゃいかんの?」

という気分になりません?

 

 かくいう自分も、折りたたみの中ではメジャー・鉄板と言われるbd-1

選択したので人に何か言えるものではないかもしれない。それでも、

現在の趣味自転車人口の中では微々たるものだと思うのさ。

 

 趣味なんだから、もっと自由に!!!! 様々なジャンルにもっと市民権を!!!

 

 でも、共通マナー・道交法順守は絶対外しちゃならん。それは大前提で。

 

 ヘルメットはしている。グローブも長距離の時は着ける。レーパンは

別に履かないけど100kmくらいまでなら普段着で行ける。それでも、

そこらのクロスバイクくらいなら対等に走れるし、速度を落として

街の空気を感じることもできる。自転車の自由度を一番感じられるのは、

もしかしたら折りたたみ=フォールディングバイクかも知れないと。

 

 ちなみに「折りたたみは買っても面倒でたたまなくなる」という話が

あるけれど、自分に限って言えばアパートの中に格納するために

毎度たたんでます。夏は車に搭載してよさ気なところがあったら展開、

そのまま散策。気が向いたら東京まで飛行機輪行して小旅行して

帰ってきたりそれでいて、ある程度の本気走りにきちんと答えてくれる。

気合を入れずに趣味として楽しむ用途に、これ以上の選択はないと

断言してしまおう。

 

 もっとこういう、bd-1ブロンプトンをパワープレイしたような

ムックや漫画や専門誌が出てこないもんですかねぇ...今の時代、

ありそうなもんだけど。

 

 という、非常にひねくれた日記でしたっと。あくまで個人の主観なので

ガチで反論しないでくださいねー(笑)。

 

 

 

くるくる自転車ライフ

くるくる自転車ライフ

 

 これくらいのゆるさでいいじゃん。