僕らが生まれたあの日のように
当時でも大物アーティストのコラボで話題になったよなぁ。もう20年か。
USED TO BE A CHILD / 僕らが生まれた あの日のように - YouTube
・子供の頃の話。
まだ学校に上る前、幼稚園に行くか行かないかの頃だから4歳くらいの話。
母親が病弱で、と言うか腎臓結石で入退院を繰り返していた。30年以上たった今は数年に1回の比率に下がったけど、当時はまだ衝撃波破砕などが一般的でなかった時代、結石を取り除くのに切開手術が必要だった頃。
母親が入院している間、母方の祖母や叔母が面倒を見てくれていた。4歳頃と言うのはまだ絵本の字をようやく読めたりするくらいなのかな。母親と一緒にいたい盛りの年齢だと思うわけで。
うちの教育方針として、興味を持ったりしたものは可能な限り与える、対象年齢よりも少し上の難易度の高いものを与えるというのがあったらしく、小学生に上がる前にプラモデルを与えられたり、本に関しても感じの混じったものを与えられていた。ハサミや工具も幼稚園くらいで握っていた記憶がある。
4歳頃の話で思い出すのが、「じゃりン子チエ」。ご存知だろうか。
どういうわけか、じゃりン子チエのフィルムブックを絵本代わりに読んでいた記憶がある。しかもかなり鮮明に覚えている。漢字にはふりがなが付いておらず、祖母に全部ふりがなを振ってもらってそこから漢字を覚えていたのだが、今の品行方正なお母ちゃま方が聞いたら眉をひそめそうなジャンルの作品で(笑)。要は大阪の下町でフータローの父親に振り回されながらその父親の代わりにホルモン焼きの店を切り盛りする小学生のお話、とでも言えばいいか。
こんなの。
Chie the Brat - Jarinko Chie (じゃりン子チエ) Full Movies HD ...
この動画を偶然発見したのです。
先のフィルムブックの話を出したのは、実はこの映画の全編を網羅した本だったから。そして、30年以上前、学校に上がる前の子供の頃の記憶だったにもかかわらず、セリフ回しまで正確に覚えていたことに驚愕したため。この映画の全編ほぼ2時間近く、当時を含め現在に至るまで動画を一度も見たことがない(そりゃそうだ)のに。
三つ子の魂百までとはよく言われるものだが、自分のベースになる原体験とまさかこんなところで再会するとは!!! と言うか人間の記憶ってのはすげぇなぁと。
最近、8年ぶりに復帰した部署の仕事に戸惑いつつ悩みつつ1ヶ月仕事している。変わったこと・変わらないこと織り混ざりながら、少しずつ焦らずと言い聞かせて仕事はしているんだけど、一度落ちた能力を取り戻すための焦りとか苛立ちとか落ち込みとか、グチャグチャになっていた。
でも、自分の可能性はまだ捨てたもんじゃない、と妙なことで思い直せた、というお話で。
さあ、明日からの早番3連続。それを超えたら、ちょっと自分にご褒美の時間が待っている。その辺は後日。