Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

能動的三分間

 あ、これは椎名林檎じゃなくて東京事変だったか。というわけで、「リンゴ」の話題。

・WWDC2014

 これを書いているのは6月3日0時半過ぎ。毎年恒例のWWDCが後1時間ちょっとで始まる時間である。

 とは言え別に自分はデベロッパーでも無いため、いちアップルユーザーとしての視点でしか見ておらず。iOS8のリリースであるとかiPhone6が出るだの出ないだのというところが焦点になるのかな。

 

 ジョブズ亡き後既に3年近くが経過しようとしている。その間とりあえずアップルは例年同様のサイクルで新商品・サービスを世界に発信し、トップクラスのシェアを維持してきた。ただし少しでも業績に陰りが見えたり、競合との訴訟問題が出てくると決まって「アップルはもうだめだ」だの「ジョブズがいたらこうはならなかった」という言葉が聞こえてくるわけで。

 

 余りに近視眼的で好きでないのだよ、そういう言葉は。

 とは言えアレだけ強烈な「カリスマ」は、確かにその後を継ぐものに過大な幻想を投影し離れない。ただ世間一般的に勘違いされてしまっているのは、ジョブズは強烈なカリスマであったかもしれないが同時に強烈なエゴイストでもあり、そのあたりが伝わらず、「アップルを再建し革新的なアイディアを生み出し続けた」という神格化だけがひとり歩きしているということだ。

 

 その辺りを知っていれば、ジョブズが存命の時だって様々なアップルの浮沈は間違いなくあっただろうし、空振りに終わったサービスや商品だってあったことに気づく。それを差し引いた上で、商品に「ドラマ」を持たせることにとてつもなく長けていた、と自分は認識している。

 

 ジョブズ亡き後3回めのWWDCが、そうこうしているうちに後1時間ほどで始まる。全世界中継もネット上で行われるみたいだが、眠くなってきたので今宵はこれまで。明日の朝、どんなニュースが流れているか、ニュートラルに楽しみにしよう。