墓標
今日、7月12日。
ベイルアウトから3年が経った。
自分の中での「終戦」。もしくは「敗戦」。
3年経った今、自分は部署は違えどまた同じ部門で戦っている。戦えている。
あの日を境にいろんなものが崩れ、立ち直るために新たに戦い、畑違いの部署で復帰し、望まれてまた振り出しの場所に戻ってきた。
あのまま戦えていたら、違う現在があったのだろうか。
負けた自分は、当時の関係者に「落伍者」として記憶されているのだろうか。
任期を全うした当時の同僚は、誇らしい実績と充実した今があるのだろうか。
そんなことをふと考える。
比較することはできないと分かってはいる。命あっての物種というのは変わってない。それ以外の様々な経験や良き出会いも勿論否定することはない。
ただ恐らくこの先、この日はそういう記憶が持ち上がってくるのかな。
考え過ぎだとかぶりをふり、明日の早番に備えて横になろう。