Think Like Talking.

変わりゆく変わらないもの

そのままの君でいて

 小田和正の曲に似てますが、仁藤優子の曲です。パトレイバーTV版のOP。

そのままの君でいて

 実は本日嫁の車が納車されたのです。

 

 2つ前の日記(kiss you(More Rock) - Think Like Talking.)で書いたとおり、よんどころない事情により購入したN-BOXカスタム。まずはシェイクダウンで片道40キロ程離れたカイロプラクティックのクリニックへ。や、嫁が「子供の抱き過ぎか骨盤が痛い」とのたまい、この日を逃すと次回いつ行けるかわからんかったため。

 

 とは言え初心者に毛も生えてない嫁の腕では、初めて運転する車で往復100キロ近く、しかも札幌の都市部を走るというのは酷な話。なのでディーラーから自宅までの2キロ程度をまずは練習させ(俺のN-ONEで行ったため、帰りは2台になったから)、自宅で交代していざ目的地へ。

 

 さて今回のN-BOX、知らなかったけどもディスプレイオーディオでワンセグが見られるんですな。

 折しも日曜の10時半、テレビ北海道で堺マチャアキの「西遊記」が再放送されており。他に面白そうな番組も無かったので何気なく流していたら、意外と嫁が30年以上前のチープな特撮を面白がり。そういえば昔内勤やってた頃に上司に連れられていったスナックで「Monkey Magic」歌ってたまたま働いてたフィリピーナに「アナタ英語完璧ネ、デモMonkeyハ『もんきー』ジャナクテ『マンキィ』ネ!」と駄目出し食らったなぁと話したら、嫁は「うちは『ガンダーラ』の方が好きなんだよね。」と。

 

「あれって誰だっけ? ビリー・バンバン?

 

ゴダイゴだよ!!!

 

 さてそんな馬鹿話も一つ、ここからは真面目な話。

 N-BOXといえばそこかしこに走っているためカスタム用の用品も非常に多い。冬用の用品を一式揃えるのに最近細かにカー用品店を回っていたのだが、まぁあるわあるわ。N-ONEのはなかなか無いのに

 とは言え余りヤン車みたいな手の入れ方をすればたちまちヤカラに絡まれそうなので、そっちには手を出さず。機能部品程度(広角のルームミラーとかね)をプレゼントした。

 立ち読みでそれこそN-BOX系やK-CARなんちゃらの雑誌を見てみると、趣味の悪い気合の入った「カスタム」の車が掲載されている。普通車に手を入れるのよりは多分コストもかからないんだろうなぁと思ってみたけれど、北海道の冬は走れんよなぁと思ってみたり。

 

 そういえば件のカー用品店でも、昔のような機能部品(ショックやらマフラーやら)がすっかり置かれなくなり、きらびやかなカスタム用小物みたいなのやナビ・オーディオなどが大半になっちまったなぁ。車に乗って20年の間に、個人で手を入れるという文化が相当にマイナーになってしまった感がある。スポーツカーなんて、一部リリースされてるだろうけどそれをどのように走らせるか、腕を磨くなんてのはノスタルジーの域なんだろう。公道にあふれる車の密度も大きく変わっているし、なによりDIYで手を出せる範囲が余りに狭まってしまった。

 

 そんな中、プリミティブな(失礼)80年代~90年代初頭の車を維持して改造して乗っているのを見かけるのだが、これもまた二極化している感がある。車に対して無頓着な高齢者ユーザーの乗るボロボロの車か、遠慮無くいじり倒せる激安の車をベースに改造しまくったボロボロの車か。いずれにしても、大半が「可哀想な」コンディションの車。

 

 某イニシャルなんちゃらの影響からかハチロクが神格化されてドリフトが正義みたいな方向に行っている分野もあれば、そうした改造の定番のようなものもあったりする。しかしそうした改造は、得てしてピーキーだったり限界値を低くしてしまっていたりとお世辞にも「美しくない」。いかにもなキャンバー角をつけたりウィングをつけたりエアロをつけたりと、多分土曜の夜な夜な取り締まりを避けて難民のように遊び場を移動しては騒いだりという乗り手像が車から想像できてしまう。

 や、昔は自分もDIYで色々やったよ。V系=2代目パジェロのショートでエアクリーナーを社外のむき出し型に交換してアルミプレートでインダクションボックス作ったりとか。元々予算が無いから大掛かりなことはやらんかったけどさ。

 

 でもね、最初から一貫していたのは「自分が安全に、運転しやすい車に近づける」という一点であり、そこが大きく違う。

 「よろしくメカドック」という漫画をご存知か。自分が小学生頃に週刊のジャンプで連載されてアニメにもなった、車好きの自分に取っての原体験・原点とも言える作品なのだが、勿論レースだったり改造がテーマの漫画だ。でもこの作品の最終盤、ワンメイクレースのエピソードで主人公が取った行動がまさにそれを物語っている。

 各ショップが同一のベース車両を独自に改造してレースを行うというエピソードで、大半がターボやスーパーチャージャーなどのパワーアップ系に走るのだが、主人公とライバルだけがそうした改造を行わない。その代わり、ベース車両のポテンシャルを引き出すための細かな諸元変更と、ドライバビリティの向上を徹底的に行ったのだ。

 まぁ結果はその主人公とライバルが全くの同着で優勝という漫画的な帰結をするんだけど、80年代のその時点で「チューニングとは」という本来の意味を持ち出してきた辺りに作者の次原隆二氏のメッセージを感じるのだ。

 

 そう、「チューニング」=「調律」

 翻って「カスタム」だって「個人化」、つまり「乗り手に合わせる」という意味合いでは根底でつながっているはずなのだ。

 どこでこうなった、日本の文化。

 

 そんなことをねえ、最近つぶさに感じるのですよ。

 とは言え個人の趣味の範囲が強い訳で、その辺は余り立ち入れないんだけどさ。でもやっぱり、外車(特に欧州車)の統一されたコーディネートや粋な小技を見るにつけ、日本の「カスタム」って多分アメリカンの文化を取り入れてるんだろうなぁ...と思うのだ。ワイルド・スピードとか。

 まぁ、俺は俺。乗りやすく安全な方向に「チューニング」して満足しているので、その方向は変わりませんことよ。ていうかガノタとしては「専用機」としていきたい!!!

 

 なわけで、嫁に内緒でルームランプをLED化して嫁のN-BOXに対抗してみたりする小心者の俺であった。

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 あ、N-ONEのルームランプはT10という形式のランプでしたわ。ポジションランプに使うタイプ。昔のルームランプで使ってたヒューズっぽい形ではなくなってたので時代を感じますな。

 え、走りに関係ない部分じゃないかって? 良いじゃないですか雰囲気で(笑)。

 

 というわけで、ふんづまり気味で今宵はこれまで。