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Think Like Talking.

変わりゆく変わらないもの

一度だけの恋なら

 病院の待ち時間は暇なのでつらつらと。

 

一度だけの恋なら

 はい、マクロスΔの例の曲ですな。今回はマクロスの話で。

 

 初代マクロスが82年、当時6歳の俺もプラモ作ったなぁ。TV版の主役機たるVF-1J/Sが人気で、北海道の片田舎ではどこ行っても売っておらず、泣く泣く一般兵向けのA型を買って変形させてたっけ。

 

 

 今考えると、6歳の子供にハサミと接着剤持たせて自由にプラモ作らせてた家の親ってすげぇな。

 

 なんで今マクロスの話になったかというと。

 初代マクロスの劇場版を久々に見たから。

 

 

 いやあ、当時は規制もなんもなかったから、今見たら民間人やら敵兵(ゼントラーディ)の死に際やらがエグいのなんの。その他にも全長1キロ程度のマクロスのなかにあんな都市があるのはどうだ?とかツッコミどころがあるけども。

 それを差し引いても、アニメーションの作り込みという部分で、現在のCG主流の製作方法、描写にはない、なんというか「空気」がある気がするのだ。

 

 自分のなかでは、「マクロスプラス」の時代=90年代初頭がアニメのひとつの到達点だったと思っている。全体で見ればもちろんジブリ作品が圧倒的な描写で現在にも名作として語られているけど、メカ大好きなうちらにとってマクロスプラスと劇場版パトレイバー2は「手書きのアニメーションで表現した限界」に思えるのだ。

 

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 もちろんもっとマニアックな人たちにして見たら、にわかの浅知恵なんだろうけど。

 

 ともかく、言いたいことは画質や裏設定の隙間を受け手が補完できた時代の作品を今見ると、地味に楽しいということ。

 

 現代のアニメに限らず、様々なコンテンツが高画質化とスピンオフ向けに見える膨大な裏設定、さらにクレームを避けるための「緒諸注意」でガッチリ固められている。

 裏を返せば、娯楽として気楽に見ようとしても、取っ掛かりの敷居が高すぎて見る気が失せてしまうのだ。

 

 だって考えてもご覧よ。

 選り取りみどりの各ジャンルユーザー受けを狙って、団体アイドルものやら擬人化ものやら、そういう層へ向かってのコンテンツが大半なんだもの。

 よしんばその中から興味をひく作品を見つけたとして、さあ見てみるかと思ったら、まず余りの主要登場人物の名前にやられ、公式設定の理解にやられ、関連スピンオフ作品との連動を追わされ。

 純粋に作品だけ見せてくれりゃいいんだよ‼ 全方位向けの媚びこびのアイドルも要らねぇんだよ‼ メカはひたすらメカで魅せてくれ‼

 

 と思い始めると、新規アニメが人気を獲得するのが難しい言われるわけがわかる気がする。

 

 今回のマクロスΔ、実は本放送開始当初に録画して見ていたのだが、鍵となる戦術音楽グループ・ワルキューレの甚句(歌は◯◯!!!と各メンバーが煽るあれ)を見て、ああそうじゃないと。

 や、マクロスの要素として歌と空戦と三角関係ってのはわかるんだよ。でもさ、家族と見てて恥ずかしくなる作品は、一部ファンまでしか受けないよ。

 その点で言えば、先のマクロスプラスは完全に大人向けで、空戦表現に革命的な視点を持ち込んだ作品。歌の要素も、家族が見ても感心させられる(さらに言えば、BGMのオーケストレーションはクラシック畑の人が食いつくほどの出来だった)。OVA発だしマニアックだったから一般受けしないけど、今地上波で公開したらいいとこ行く気がする。

 

 まぁアニメを見る層がそれを望んでいるからこそ、そういうアニメが作られるわけだから、文句言ってもしょうがねぇ。

 

 嘆き節だけでは建設的ではない上、当のマクロスΔにも見てみようと思わせる要素があるのでそっちの話。

 

 自分は先の通り、小学生になる前からのテックジャンキー予備軍だったため、当然マクロスシリーズはメカから入る。そう、各作品で主役になるバルキリーですな。

 今作では最新型になるVF-31ジークフリードが主役機になるのだが、それ以上に敵側のSv-262ドラケンIIIがグッと来る。主役機がヒロイックで派手なカラーリングなのに対して、敵側は一部派手なカラーだけど落ち着きのあるデザイン。主役側の役目としてエアショーやライブの演出という意味があるから仕方ないけど、プラモで作るとしたら現用機風のロービジにしたいねぇ。

 ちなみにファイター形態で一番美しいなぁと思ったのはVF-25メサイアかな。現代技術で3Dモデリングして各バランスをとったVF-19エクスカリバーなんてあったらそれもいい。アニメ版は少し寸詰まりに見えるからなぁ。

 

 作中の空戦に関して言えば、派手すぎるんだよな、やっぱり。

 裏設定で慣性・Gを軽減する技術が開発されたとなってるので、空戦もハイスピード、CGで板野サーカスのミサイル軌道もより複雑化してるのはわかる。

 でもさ、マクロスプラスで「人間と機械の機動性限界」を見せてて、あっという間にそれを超越させてしまってるのを見ると、ちと複雑な気分。

 とはいえ、今回の目玉になってる主役・ハヤテがバトロイド形態で見せる「踊るような高速の戦闘」=インメルマン・ダンスは、セルで描いていたらできないようなCGならではの表現。これは素直にカッコいい。

 

 今のところまだ録画してあった中から7話くらいから追い始めているので、これから面白くなっていくんだろうけど、まずはワルキューレメンバーの名前がいまだにわからんというのを何とかせんとな。苦手なんだよ、戦場に女を出してるのって…。

 

 何て言いつつ、1/72の変形モデルはさすがにおいそれと手を出せない忙しさなので、メカコレのVF-31JとSv-262Hsを嫁に内緒で買って、机の上に置いてたのを見つかって声を殺して笑われたのは内緒である。

 

  これは色々大変なので。

 

  こっちで楽しんでます(笑)。