Think Like Talking.

変わりゆく変わらないもの

Happy?

 見始めるとなかなか。土曜9時ドラマ移転しちゃうの?

・Happy?


三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE / HAPPY

 2017年の年明けから放映している「スーパーサラリーマン佐江内氏」。EDで堤真一などが踊っているアレの曲。去年の恋ダンスからこっち、こういう皆で踊れる...踊れる!?曲でのEDが流行ろうとしているのだろうか。俺この系統のイマイチ好きになれないんだけど、あのEDと一緒に聞いてると耳に残ってしまうのが不思議なところで。

 

 さてHappy。人それぞれ幸せのカタチは違うと思うのだが、「しあわせのかたち」と聞いたら昔のファミコン通信を知っている人は桜玉吉を思い出すかも。

 最近ふと思い立ち、Kindle桜玉吉の近著を一気に購入。それでも1000円ちょっとというのがリーズナブル。その分結構アッサリ読めるんだけどな。こんな感じ。

  玉吉さん、かなり前から鬱を患って浮いたり沈んだりというのは漫画でも描かれてたんだけど、ここ10年位が大変だった様子。「幽玄漫玉日記」の時代は全巻買ってたんだけど、その次作「御緩漫玉日記」の辺りでガチでやばくなったらしくちと二の足を踏む。週アスの「ゲイツちゃん」とかでほそぼそ仕事はしてるので生存確認のように見ていたんだけど、ひょんなことから一度手放した「幽玄~」を古本で再購入してから気になりだし、今はKindleでも買えて場所も取らないので見てみようかとなったわけで。

 

 なんというか、言ってしまえば「鬱の先達」なわけで、自分もそのトンネルを潜り抜けたあとだからなんとなく分かる部分も見えてきた。とは言え玉吉さんのように本当に動けない程の(重度の)症状までは行かず、勿論「中の人」が出てくるほどの危機的状態までは行かなかったのでおこがましいんだけど。初出から20年近く経ってこういう見方をするようになるとは思わんかったなぁ。

 

 ともあれ50を過ぎ何とか創作活動を続けているようで、変な話皆「見守っている」状況に近いんじゃないかなと思ってみる。

 様々な視点や擬音・表現など、よくよく見ているとやっぱり「玉吉さんは根が真面目すぎるんだろうな」というのは変わってない。だからエッセイ漫画に方針が向いて周りの人をネタにして「傷つけた」という意識にかられたりして、追い込んじゃったのかなと勝手に見ていたり。

 エッセイ漫画といえば対極に西原理恵子さんがいるけども、あの人はあの人で突き抜けすぎた表現や余りに身体を張ったネタ、批判上等の豪胆さもあり今の「言葉狩り」で言葉を選びすぎて薄味になってしまってつまらない出版状況の中では異質(敢えてこの表現だけど)。でも昔から、とびきり叙情的な側面も持っていて、子育ての中から相当に人生が変わったんだろうなぁ、それが加速したんだろうなぁと飽きさせない。

 思うに「周りの人をネタにしてエッセイ漫画を描いている」という一つの筋がある中でこの二人に決定的な違いがあるとすれば、その「ネタにされた人たちがそれを笑い飛ばせるか」ということなのかもしれない。

 玉吉さんの場合はそれこそ編集のO村さんやヒロポンを始め、当初周りに居た人たちが徐々に体調悪化していったり家庭環境が悪化したり、登場人物が減っていった(O村さんだけは未だに出てきて安心だけどな)。

 対して西原さんの場合は登場人物こそ変化すれど(読んでる作品もあるけど、ディープなギャンブル系の人たちは余り出てこなくなった?)、出て来る人の賑やかさは変わらない。男性と女性という違いもあるかもしれないけど、ネタになったことを笑い飛ばせるか、その中に幸せを見いだせるかの違いもあるように思う。

 

 完全な創作でのネタも当然大変だけど、日常を切り取る=周囲の人を創作に登場させるというのは恐らく作者以外もパワーを使うことなんだろう。

 ともあれ玉吉さん、まだ50代中盤。お体に気を付けて末永く頑張って欲しい、というのは身勝手ないちファンとしてのちと重い期待かも。

 

しあわせのかたち 1 (アスキーコミックス)

しあわせのかたち 1 (アスキーコミックス)

 

  80年代後半から90年代初めはこういう明るい絵柄だったんだけどねぇ...。