Think Like Talking.

変わりゆく変わらないもの

if ~ひとり思う~

 何のゲームをしたいかと聞かれたら、多分「シンプルなゲーム」と答えるだろう。

・if ~ひとり思う~


蓮花デビューシングル「if~ひとり思う~」ミュージックビデオ / Renka Debut Single Music Video

 タイトルは2年ほど前に発売された3DS版の「ファイアーエムブレム if」のテーマ曲。「白夜王国」「暗夜王国」の2本立てで発売され、俺は白夜、嫁が暗夜をクリアし嫁の方は俺以上にFE教徒のため「透魔王国」もDLしたのだが、育児のために中断継続中。今年の春に続編(と言うかファミコン版の外伝リメイク)である「Echoes」が発売されてしまい、そっちも頑張っているらしい。通勤時間にプレイしてるみたいだけど、なかなか集中できんだろうなあ。

 

 さて、つらつらとゲームの話。

 最近はゲームも良く出来たもので、甥っ子がNintendo Switchを手に入れて何をしているかと見てみれば、ゼルダの伝説だのドラゴンボールだのというコンテンツの名前は俺が子供の頃から余り変わっていない。しかしその内容というか画面たるや!!! グリグリの3D世界、しかもオープンワールドっぽいどこでも行けるような。こりゃすっげえ。今の子供たちはこうした仮想空間の中で遊ぶ時代なんだなあなんて思ってみたりする。

 でもそれって、裏を返すと現実世界では「うるさい」だの「危ない」だのと言われて、どんどん外で遊ぶ空間が狭くなってるんじゃないか、なんて思う。その上で、作られるものは宅地、服の店、大人ばかり見た商業施設。経済優先の世の中の弊害じゃないのかこれ、何て思ってくる。

 子供のゲーム一つとっても、何かのアイテムを手に入れようとすると、意外と課金の壁にぶち当たる。親は自分の財力でガチャ回せるけど子供はそうは行かない。そこで子供のコミューンの中でも格差が生まれてやしないか。

 

 昔を美化するわけじゃないんだけど、ゲームというからには現実を飛び越えて逃避するというベースラインは変わっていないと思う。でもそこに至る、逃避の手段としての没入感って、やはり視覚に頼るのもあるし、音楽もあるだろうから、現在の「よりリアルに」というのは必然かも知れない。

 でも、2000年代くらいから、常々思う。

 

 想像力で補完する力って、今はどうなんだろう。

 妄想力、じゃないよ。想像力。

 

 無双シリーズのように、本当に後から後から敵が押し寄せてくる大群との戦いも恐らく歴史上は実在したんだろうけど、ゲームとしては単純作業になりやすい。や、楽しいは楽しいよ、ガンダム無双も楽しませていただきました。

 でも、何かが違う。一から十まで用意されたシナリオを追っていくのも恐らくRPGがメジャーになった(ドラクエあたりがやっぱり初期なんだろうな)頃からのジャンルだろうけど、そのシナリオが現在は余りにもガチガチに設定されすぎてて、プレイヤーが想像する余地がなくなりつつあるんじゃないかと思うのだ。

 裏設定が多かったり、様々なアイテムがリアルに設定されたり、時には商業的にそれを現実の製品として発売してしまう(スライムが目薬とコラボってのは嫌いじゃないが)くらい、今はしっかりしていなければユーザーから突っ込まれてしまうんだろうけど、それってユーザーの自由度を奪ってやしないかい。

 

 アイテムもものすごい種類があって、キャラクターもおびただしい数が居て、やれることも設定パラメータも細かに決まっていて。それは確かに「リアル」に寄せるためには必要な要素かもしれない。でも、「さあやるか」で気軽にプレイするにはものすごくめんどくさい。その上、今のゲームって周回プレイが基本のようなんだけど、一周する頃にはお腹いっぱいになっちゃってる。

 

 タイトルに上げたファイアーエムブレムも、ユニットが沢山いるのは初代から変わらないんだけど、友好度だの熟練度だのやりこみ要素が増えてきて、2周目をする気力がはっきり言って湧いてこない。リメイク版のDS「新・暗黒竜と光の剣」は3周くらいやったけど、それでも初代のシナリオをまたやりたいなあと思ったからこそで、同じリメイク版の「新・紋章の謎」はさすがに2周目はやってない(はず)。

 90年の初代が本当に発売された直後、まだほとんどの人がその面白さに気づいていなかった頃からプレイした身としては、ユニットの力、戦略、若干の確率と、限られたアイテムを効率的に使って相手に打ち勝つというコンセプトに大いに衝撃を受けたもんです。勿論当時のファミコン画面なので、細かな描写は無し。敵ボスや味方ユニットのキャラクター顔だって色違いの使い回し。それでも、想像力の中で感情移入してお気に入りのユニットとマップをクリアした時は感動も今と変わらない。そして25年以上経った今でもやはりまたプレイしたいと思わせてくれる。

 

 恐ろしいことに、バーチャルコンソールでダウンロードして今もプレイできる時代になったわけで。できればAndroidのアプリで出して欲しいところだが。現代版アレンジの「ヒーローズ」じゃないんだなあ俺が欲しいのは。

 

 今、息子が2歳を過ぎこれからゲームに触れていくんだろう段階になり。でも最初は理不尽を覚え込ませる意味で、単純なゲームからやらせたいなあ。今のいたれりつくせりな救済措置モリモリのゲームじゃなく。

 

 そんなことを、Switchを見ながら思ったわけで。

 で、これから発売されるミニスーパーファミコン、再販されるミニファミコンを見ながら「やってみたいなあ」なんて思う中年であったとさ

 

 

ファイアーエムブレムif 白夜王国 - 3DS

ファイアーエムブレムif 白夜王国 - 3DS

 
ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣

ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣