夢について考える話。
この曲椎名林檎だったんだなぁ。
朝っぱらから昨日当日返却で借りたDVDを返しに開店前のツタヤへ。返却ボックスへDVDを投函し、家に戻る道すがらふと思い立ってこの曲のPVをYouTubeで見る。
なんというか、やっぱりこの人って天才なんだろうなあ。
結構その力強さや世界観に抉られることもあるんだけど、何年かに数度ふとはまる曲に出会うのもこの人なんだな。「能動的三分間」とか、最近では「おとなの掟」とか。
さて、夢だらけのお話。
生まれてこの方夢らしい夢を持った記憶がない男なのであるが、夢ってどういう風に持ったらいいんですかね? 物欲だけはそこそこあるんだけれども。
例えば何者かになりたい、職業であるとか地位であるとかが明確にある人って、それはどうやって「そうなりたい」と考えたり、決断したりしたんだろう。常々疑問なんです。
小市民なので、スケールの大きすぎる夢とやらは思い浮かばず、目の前にある生活を守ることが第一義にせざるを得ない立場から、何気ない日常が続くことを望むのが精いっぱいだったり。でもそれって、実はものすごく難しいことなんじゃないかと最近思ってみる。だって人生を何事もなくって、ノーミスで人生ゲームを進めていくようなものじゃないだろうか。大なり小なり波乱や浮き沈みがあって、人様に知られることなくその人なりのドラマが必ずあって、今の目の前にいる家族や大事な人たちを含めて何事もなく平穏に過ごすということのいかに難しいことか。
ささやかな夢も、ある程度のレベルまでは結局金銭で何とかなってしまうかもしれない。人にもてたいとか遊びたいとかだって、ある程度までは、ね。
そう考えると、いつも「夢ってなんだ」と考えてしまう。
「近寄れば悲しく、離れれば楽しく見えてくるものでしょう」
という歌詞だったり。なんだか深く刺さったのが今朝のお話さ。
とりあえず、息子と甥っ子たちのクリスマスプレゼントを何にするか、大人の役割として「夢」を与えられたらいいな。
てなわけで今宵はこれまで。