Slash
期せずしてHGキャリバーンを買えてしまった話など。
争奪戦だと思っていたら、さすがのバンダイの本気を見せてもらったわ。
15日土曜、よんどころない事情により日付が変わるくらいまでの土曜出勤になってしまい。朝からの争奪戦参加は完全に諦めておりました(前回日記参照)。
明けて16日。世間は3連休の中日、土曜丸一日息子の顔を見られなかった(起きる前から出社して帰宅は寝た後だった)ので、まー息子が甘えてくること。朝からくっついてきて離れないので、ダメもとで一緒に文教堂ホビーでも行ってくるかと。向かうは平岸店。前回シュバルゼッテが大量に入荷していたので仕入れを豊富にしているかな?と。
開店直後の10時過ぎ、普段通りの人出。何の気なしに入り口を抜けてふと横を見ると平積みになったキャリバーン。アレ!!! 発売日に瞬殺じゃないの⁉ しかも残り1個2個じゃなく10個以上。数件はしごを覚悟していたのでなんだか拍子抜け。
つつがなく購入し、そのほか息子のニッパー先端カバーやら他の本屋さんで漫画を買ったりで息子も満足で帰宅。前日のてっぺんギリギリ帰宅の影響でそのまま倒れこむように昼寝してその日は終了。
さて連休最終日となった月曜。隣では息子がエアリアル改修型を店開きし、俺はというとキャリバーンの製作開始。といってもほぼ白一色、部分塗装もそこそこにまずは素組みと行こうかと。
リビングのテーブルで、向かい合わせでなく隣り合わせで息子がプラモを作っているのだが、若干お父さん追いやられ気味(笑)。ただ8歳児、集中力が続かず上半身を組み上げた辺りで「今日はこのへんにしといたる」。その頃お父さんは。
シェルユニットを組む前のショット。インモールド成型のパーツを活かしたいところだが、これ見よがしにキラキラリという感じでもないのね。
サクサクと作っていくが、ポリキャップがない関節が今は標準なんだな。どうしても嵌め合わせがきつく感じて初代MG F91の悪夢(ABS樹脂の腰関節をいきなりねじ切ってしまった)を思い出してしまったが。これもいいんだか悪いんだかね。まあ、ポリキャップを組み込む分のクリアランスを切り詰められるというのもあるんだろう。
さて、約3時間弱で軽く組み上げ。
水星の魔女フォーマットでのすっきりした立ち姿。まさしく「白い悪魔」という感じなんだろうなあ。いろんなオマージュやら隠喩が込められていた本編だし。そして特徴的な長物=バリアブルロッドライフルを持たせると。
一応はキット付属の簡易スタンドに組み込んでいるのだが、まあ予想はしていたが重い。ちょっとバランスを崩すと後ろに倒れてしまう。前後逆にスタンドを組めばいいだけの話だが、まあそこはご愛敬。センサー類のシールはハイキューパーツ製のものを貼るつもりなので、あくまで組んだだけの素体で。うむ、なかなかに良き。
発売直後のガンプラを積まずに組んだのって意外と久々かもしれん。最近は嫁さんもガンダムに興味を持ち始めてくれたもんだから、俺・嫁・息子の3人でガンダム構文が飛び交う始末。
というわけで、聖剣としてのキャリバーンにちなんで、タイトルは「Slash」。毎月再販はされるらしいので、焦らず待つのがよいでしょう。
背徳の瞳
ガンダムアーティファクト・V2アサルトバスターを塗る話。
プラモやら80年代アニメに親しんできた幼少期を過ごしてきたが、だんだんゲームや年相応に色気づいた中学高校時代=90年代前半から就職後の2000年中盤まで、ガンプラから離れた時期がある。すなわち、いわゆる平成ガンダムと言われるV・G・W・X辺りは守備範囲外の時期となる。復帰したのはSEED Destinyが始まるかどうかという時期、約10年以上のブランクがあったわけだ。
何がきっかけで戻ったか覚えちゃいないが、いろいろと設定がしっかりしていてちゃんとガンダムっぽい話をやってるなあ、なんて思ってガンプラを手に取ったんじゃなかったか。それでも20年前か。
で、Vガンはほぼ思い入れが無いという話に落ち着く。や、その後いたるところで聞いて「非常に重たい話である」というのは知ってる。GジェネゼロかFだったかでVもストーリーを追っていた記憶があり、それで話を知ったくらい。
そんなだから、ガンダムアーティファクトでV2アサルトバスターがリリースされるとなった日にゃ、「うわあ重たそうなMS」と。全部盛りの最強形態というのは小中学生くらいだったらまだ「すっげぇ!!!」と乗ってきたかもしれんが、さすがに二十歳を超えた大人になってから見ると、そして今や四捨五入したらアラフィフに突っ込んでいるオッサンからしたら「なんぼ何でも運用きつそうだなあ...」なんて夢を忘れた地球人になってしまうわけで。
さて、何の気なしに積みプラ倉庫から取り出してきて、ツラツラと作ってみる。
いっけね、塗り始める前の画像撮り忘れた。結構設定やガンプラ作例で、イエロー部分をゴールドにしているのが多いのだが、なんというか玩具っぽく見えてしまうなあ...と思い、ゴールド系の配色になる部分を根こそぎブラスでつぶす。
今回はメタリック系の部分を塗るのが多かったので、ボルテックスターラーも大活躍。メタリック粒子をしっかり撹拌するのにこれほど強い味方はいない。
変化球も何もなく、フツーに塗ってこうなる。
むう、こうしてみるとブラス一辺倒というのもちょっとメリハリなかったか。まあいい。
ガンダムマーカーの蛍光グリーンで。顔がもぉ小さすぎてカメラアイの部分が超苦戦。
それを横目に、最近ガンプラにハマりつつある息子がSDEXサザビーを自分なりに塗っている。まぁ自由に塗れよと、シタデルに移行した後あまり出番のなかったガンダムマーカーを潤沢に息子に使わせてやったらば。
わかります? バーニアから出る噴射光の照り返しだそうです。や、確かにガンダムUCとかいろいろ見せたりしていたが、そのものずばりのエフェクトを持ってくるのではなくこういう色の使い方をするのか。子供の発想には驚かされる。
まだまだウェザリングとか細かな部分の塗分けは甘いけど、自由な発想を止めないのは大人の務めだと思うのさ。
という、しばらく雨やら曇りやらが続いていた石狩平野の片隅で、親バカはこうして作られるの話にすり替わり。
え、タイトルは何かって? や、90年代前半を生きた方は知っているかも。小室ファミリーとか呼ばれる前に小室哲哉とYOSHIKIがタッグでやってた「V2」。
さよならイエロー
HG YF-19製作完結編、の話。
前回の日記って1月末なんだな。あまりに間が開きましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。発売日に手に入れたはずのHG YF-19ですがまーまーまー作る暇がない。小学校の冬場の授業でスケートなどやるもんだから、息子をスケートリンクに連れて行ってスパルタ教育...とはやらず、すんなりといつの間にか滑れるようになっていて、休みのたびに「スケート行く!!!」と。おかげさんで30何年ぶりに自分も本気モードでスケーティング。体幹が子供の頃より鍛えられてきたからか、そこそこ低いフォームで滑れることに気づく。
そのシーズンが終わったと思ったら降って沸いた昇進試験。それがひと段落したのが3月中旬ってことで。さあようやくプラモに触れる。
ウィングを付けないバトロイド形態まではたどり着いていたが、今回はファイター形態が主体。こまごまいじってはいたのだよ。ランディングギアや細かな塗分けを少しずつ進めて、最終的に墨入れに入れたのが先週末。
ほう、iOS16からのオブジェクト切り取りで一発トリミング。
実はこの仕上げの際、致命的なミステイクを犯した。つや消しトップコートが残り少なく、行けるかなーと思っていたが。
途中で切れた!!! 最後の方、ダマになってしまい更に白カブり。上のバトロイド、右肩の先端がちょっとブツブツができているのにお気づきだろうか。さすがにリカバリさせるために、虎の子で残していたシタデルのトップコート(ミュニトルム・ヴァーニッシュ)で上塗りして、ようやくここまで回復させたのだ。グゲゲ。
とりあえずは2か月近くかかったYF-19、ギブ・バース。
Fly up in the air
HG YF-19の話。
28日に発売になったHG 1/100 YF-19。予約時点でもぉ絶望的だなと思っていたが何とか購入できた。
顛末から話すと、土曜は息子のスケートの練習に付き合う約束をしており、模型店の開店にはまず間に合わない。自分の趣味で家族を後回しにしないことを自分ルールにしていたため、それはいい。しかし、どんなに頑張っても開店1時間以上後の到着となるわけで。Twitter界隈で朝から「並んでるが整理券」「店頭販売無し」「予約完売」の文字が躍る。こーれは無理だなぁ...。
さて息子がスケートの楽しみに目覚めてしまい、気がつきゃ時間は11時半。嫁さんが
「行きなさい!! 誰かのためじゃない、あなた自身の願いのために!!!」
と送り出してくれたため、ダメもとで捜索開始。
結論から言うと、結果的には地元の模型店でゲット。量販店は軒並み即完売、頼みの綱の文教堂ホビーもアウト。先週のMGSDフリーダムはそこそこ積まれていたのでかすかな望みをかけていたのだが。またもダメもとで地元の模型店に入ると、カウンターに2個積まれている!!! 1個手に取り会計。久々に少年のような浮かれ方で店を出る46歳児。出遅れたが何とか手に入れられるとは、やはり神に愛されし男!!!
帰宅すると息子が
「お父さん、買えたんだね!! 僕もなんか嬉しい!!!」と。今度はお父さんがお前に何か買っちゃるからな!!!
さて明けて29日。午後から製作開始。冒頭の画像にあるアーカイブスを参考にあれこれ仕様を考えたが、バトロイド形態でガシガシ動かしてポーズを作るのであれば、ストレートが一番かと。
税込み4000円ちょっとのHG、部品点数として多いのか少ないのか。まぁ程よい物量という感じかな。ポリキャップはほんとに使われなくなってきたなぁ。ABSは使われておらず、ほぼPS。関節部分のグレー系ランナーは結構柔らかい印象。
航空機系プラモを筆塗りで塗りまくっているから、これくらいの塗り分けはまぁ。ちょっとサイヤ人のスーツっぽい配色になってしまったか...。
肩の色分けも部品レベルで。シールじゃないのねこれ。差し込み方がちょっとトリッキーだけど、パキッと配色が決まる。
まだウィングはつけてないが、日曜はこれで時間切れ。ウィングの黒ストライプの塗り分けは後日だな。水転写デカールはさすがに買えなかったので、ある程度のレベルでいいかと。尾翼・ベントラルフィンの赤黒色分けはシタデルカラーで。
いろいろと部分塗装をかけたからここまで4時間。多分何も考えずに素組するだけだったら3時間程度で完成するんじゃないか。ヤスリ掛けもしてないしせいぜい切り口の処理程度。
今回のHGでは完全変形ではなく差替え変形、バンダイ曰く「ショートカットチェンジ」だそうで。しかし1/72スケールの完全変形も一つの技術だが、いかんせん繊細過ぎて遊ぶにも飾るにも気を使いすぎる。そう、こういうのでいいんだよこういうので。
さて続きは週末の休みまでお預けかな。Twitterなどで完成作例などが上がり始めているけど、俺は俺で楽しむだけだ。というわけで、HG YF-19の話でしたっと。
YF-21も待ってるぜー、バンナムさんよ。
STAY ~ボトルネックが泣いている~
2022年4月から5月の備忘録。
前回の日記からほぼ1か月。あの直後、ちょいとヘビーな火消し案件にぶち当たり、2週間ほど精神的にどん底に陥る。当然、なー----んにも趣味活なんてできません。さらによんどころない事情により、GWの大半外出できない状況に。や、俺らは問題ないのですが、昨今の状況からお察しいただければ。
というわけで、輝きのない黄金週間を振り返る。
モビルスーツアンサンブル21弾
4月最終週に発売されていたが、とりあえず4回回してGP-01を除いた4種類がダブりなし。うむ、いい打率。ゼフィランサスは別にそこまでの執着はなかったが、ヘイズル・アウスラと武器セットは持っておきたかったからね。
その後、別の店で品出し直後=10個フルの箱売りを発見。これはなんだ、まさか「法則」を当てはめれば...と思いここでも狙いすまして4個。
で、結果。GP-01、量産ν2個、武器セット。ヘイズル・アウスラ狙いが量産νになったにしろ、やはり「法則」は健在の様子。や、そんな大したもんじゃない。箱売りの場合中の配置が大体決まってるんだよね。昔のビックリマンチョコで「ヘッドのシールが何番目に入っている」とかって頃からの。30年以上の時を超え、今も通用するんかその法則(笑)。
というわけで21弾はフルコンプ、欲を言えばアウスラもう一つくらい欲しいですな。でもこれ以上回すと多分ボールと量産νが増殖していくだけの気がするので自制。
息子にSwitchを与える
いつにしよう、いつにしようと悩んでいたのだが。小学校に上がり、周りの子供が皆持っているようで。Switch。友達と遊ぶにしても、去年与えたファミコンミニで原点を教えた知識はアップデートしていかないとついていけないだろうし。
何もないときに与えるのもなぁ...そうか、こどもの日に与えればいいか。
なんて言ってたら、冒頭の事情から息子も外出制限の連休に入ってしまい。暇を持て余しまくること山のごとしで、ちょっと早いが与えてみた。ソフトはマインクラフト。
まぁとりあえず、ピアノの練習と宿題はきちんとやって、時間も無制限ではなく許可制を守ってはいるし。今のところ、他の遊びとも併用しているみたいなので、見守りますか。
マインクラフトをやってみる
さてそんな親の側、子供がどんなゲームをやっているのか、そして目をキラキラさせて喋りまくる内容にある程度ついていくために、触れてみるのも一興。
というわけで、退役していたXperia 10plusにマインクラフトをインストール。タッチパネルでやっていたが、どうもせわしない。
大人の財力発動!!! で、トップ画像の右側にある外付けコントローラー導入。キーアサインはSwitchと同じに設定。サードパーティ製も大分品質よくなってきたみたいですな。そりゃそうか。
まぁ当面マイクラ用になるんだろうが、iPhoneに落としているクロノトリガー(同じくタッチパネル操作に辟易してオープニングで頓挫)もいずれやりたいので、先行投資ってことで。
子供は自由な発想でいろいろと楽しんでいるが、大人はピースフルレベルに設定して無人島スローライフを楽しんでいる。何なら息子が寝た後にひそかにツリーハウスを作っていたり。そう、ハマるのがわかってたから避けてたんだよ...。
まぁマイクラは教育用エディションがあるほどだし、うまく使えばいろんなことを一緒に楽しみながら学べるだろう。現に、素材の関係や生き物の役目、生態系とかの話も一緒にできた。それに聞く耳を持つ息子だというのも多分にあるが、それでもゲームをきっかけに考えるのも悪くない。何より、親と子が同じ趣味で話せるのが息子にとってとても楽しいらしく、ガンプラももちろんだが接点は多い方がいい。何より、親の側が気づかされる。こういう世界があるのかと、40代も半ばになってまだ楽しみを見つけられるのだ。子供のおかげで。
という連休。家から出ずとも、我が家なりの日常でしたっと。
あ、タイトル? 久々に思い立って調べたのさ。「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」の「探偵物語」のOP曲。30年以上経って、あの曲って何だ?と思い。そしたらタイトルが「STAY」じゃない。
タガタメ
兵器とプラモについての話。
早くも3月に入ってしまっているが、年度内最後の山場を終え燃え尽き。や、組合とかそういうのじゃないです。ガチの仕事。
最近報道で繰り返されている「本物の戦争」の話題。コロナ禍が収まりきらない世界の中、侵略国のトップの妄想としか思えない「戦争」が繰り広げられている。
戦争、ダメ、絶対。
プラモのモチーフとして、兵器がどうしても多い。自動車や航空機、果ては実在する建物(旧ラジオ会館のモデル、すげぇな)や日常の物品(学校の机やら)まで模型になっているが、人気があるのはやはり現実・架空含め「兵器」かもしれない。
この「戦争」が始まった直後、SNS界隈でミリタリー系のモデラーが結構「造形としての兵器模型が好きなだけであって、それが使われるのは全く望まない」というコメントを出しているのを見かけた。それには全く同意だね。
常々このブログでも書いているが、兵器はその銃口が自分に向いていないからこそ模型だなんだと言えるわけで、それが実際に使われ人を傷つけ命を奪うことは望まない。あくまでフィクションの世界で活躍するキャラクターや、そのストーリーが「現実に起こらない・起こってはならない」シチュエーションであり、その中のカタルシスだからこそ平時において魅力を発する。
「ウクライナの幽霊」というエースが出現した、というニュースも見たが、果たしてそれは実在するのか。フィクションの世界では、例えばAC04の「メビウス1」がそれに近いだろう。その劇中では、ストーリーが進むにつれメビウス1=プレイヤーの活躍が敵味方に知れ渡り、英雄となっていくが、この「ウクライナの幽霊」の話にこれを重ねた諸氏も多いと思う。
しかし、その話は現実の中での謎だ。エースがいるかは定かでないが、燃えた街や傷ついた市民は紛れもない事実のはずだ。事実とプロパガンダの判別ができないし、今まさに戦火は消えていない以上、美談とはできない。
そして、兵器は残念ながら「使われるため」に作られるし、「より効率よく殺傷する」ために進歩する。使われないことが最良だが、それは詭弁だし安全圏からの綺麗ごとに過ぎない。実際の戦地では身を守るための最後の手段として頼らざるを得ない。
今我々にできることはなにか。
抗議やデモもあるのだろう。しかしあくまで我々の住む日本でのそうした行為は、時として自慰行為に過ぎないのではないかと思ってしまう。救援物資なども、現地で困っている人たちに向けての直接的な援助になるだろうが、戦争をやめさせるというものにつながるかと考えればそうでもない。
劇場版パトレイバー2劇中で、こうした「皆が大騒ぎしている」中での後藤隊長の印象的なセリフを思い出す。
「ねえ、落ち着いて考えてご覧よ。今俺達が何をすべきなのか。
其々の持ち場で何かしなくちゃ、何かしよう、その結果が状況を
ここまで悪化させた。そうは思わないか」
災害やなにかの悲劇的な出来事の中で、自分が良かれと思い行ったことが何につながるか。その相手が本当に何を望んでいるか。それが必要なんじゃないか。
兵器のプラモを作りながら、平和を望む。シュプレヒコールは行わないが、そうしたものが何に使われるものか、世界はどうあるべきか、自分は大それたことはできないが、一番身近な息子にそれを教えることはできる。武器を持つこと、それが向けられること、行使された結果の痛みや悲しみを。
それが、いつかの世界から戦火を少しでも遠ざけられると信じて。自分の国が、誰かの国が、焼かれることのない世の中につながると信じて。
子供らを被害者に、加害者にもせずに
この街で暮らすため まず何をすべきだろう
水星 X 今夜はブギー・バック nice vocal
記録的大雪の後の休みの過ごし方
「やりました...やったんですよ必死に! その結果がこうなんですよ! テレワークの合間や終わった後の夜も除雪して、車の上に積もった1mはある雪を落として! 朝からスノーダンプを押した雪山の上で股まで穴に埋まってる! これ以上何をどうしろっていうんです!!! 何と戦えっていうんですか!!!」
というツイートをしてしまうほどには強烈な雪でした。はい。本当に。うちは昔からの区画なので幸い庭に雪を積める庭が広くとれているのだが、それでも2m以上の高さになってしまい、ついに駐車スペースを1台分つぶしてそこに積み始めた。押し出された俺の車はというと、もともと駐車スペースは並列3台分に加えてその前にも横置きで停められるだけの空間があったため、常に俺が縦列駐車する形。
さて天皇誕生日はそんな感じで一日戦場だったが、明けて今日は久々の一日丸々オフ。いい加減ここしばらく趣味活動を何もせず心の平穏を取り戻すためにも模活。
息子が幼稚園休園のため、ちょくちょく俺の部屋で横にちょこん。開口一番何を言い出すかと思えば、
「お父さん、ガンダムアーティファクトのバイアランカスタム、まだ作らないの? 他のが寂しがってるから作っていいよ」
これだけレアカラーのクリアレッドだったため、丸1年手を付けていなかった。棚を整理した時にシリーズを並べてから、息子が毎日「作らないの?」と聞いてくる。まあ塗装もしないからさっと作るか。
ここまでで大体午前10時半。
北海道は深夜枠で「ケロロ軍曹」の再放送をやっているため、YouTubeで公式のエピソードを見せていたら「ケロプラのケロボール塗って」と。
シタデルのCHAOS BLACKで真っ黒にし、ボタンをGREY SEER、アンテナ部分をCELESTRA GREY、赤部分をMEPHISTON RED。ボタンの記号もフリーハンドだわっしょい。ここまでで正午。
まだまだ時間があるじゃないか。サラッと昼飯を食い、もう一つくらい行けんかとサフ吹きで止まっていたチョイプラのなっちん・プロトタイプに手を出す。といっても全塗装は厳しいので、コトブキヤからリリース予定の1/35モデルのカラーリングを参考にしてみる。
肩のオレンジはそのままJOKAERO ORANGE、黒っぽい部分はIRON WARRIORSにしてみる。足回りの黒は少し青みを入れたCORVUS BLACK。
サフで吹いたGREY SEERに少しムラがあった(というか上から他の色にするため薄めに吹いていた)ため、結局全体を筆で重ねる。
目の部分にあたるディスプレイ用のステッカーが付属しているので、今回はその辺の作業を省略。
肩などにコーションマークを描き入れるのもいいんだけど、今日はさすがにそこまでの体力はなし。それでも十分マインドフルネスは達成できた...かな。
塗りながら、BGMは最近の「ほろよい」CMで聞いて耳に残った「水星 X 今夜はブギー・バック」。2曲をミックスしても違和感ないのも凄いが、まずそういう発想ができる人の頭ってどういう構造してるんだろう...。
という感じで、緩やかに休日は暮れていく。