Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

魔弾 -Der Freischutz-

 魔弾といえばマグナム弾マグナム弾といえば44口径。

 というわけで、44になりました。

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 この年になっても楽しいことがあり、昔からの趣味ができ、大病もない。何とか仕事もできて家族も息災。ありがたいことですな。

 

 あ、画像は息子にせがまれて描いたケンプファー。陰影だけで書くにはブギーボードは面白い練習。この後あっという間にリセットボタンで消されてしまった(息子に)。砂絵のような諸行無常

来たるべき旅立ちを前に

 息子5歳。最近はプラモデルにも興味を持ち始めるお年ごろ。そういや俺が子供の頃、5歳くらいにはもう従兄弟と一緒にプラモを作っていた気がする。ならもう息子に工具を与えてもいいか。使い方をちゃんと教えてやればいいのだ。

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 というわけで、前々から欲しがっていた「こどものニッパー」を与えてみる。刀を手にしたら試し斬りしてみたいだろう、ということでエントリーグレードのドラえもんを。まぁ3歳からOKだから工具も使わなくていいんだけど、練習にはもってこい。

 ニッパーの握り方と、どういう風にパーツに当てて切り取るか、説明書はどう見るか、ランナーの部品をどう探すか...なんて話しながら10分ほどでドラえもんが出来上がり。すごいね、接着剤は使わずに色も塗らずにシールも使わずに完璧なドラえもん。タッチゲートだから、手もぎで部品を外してもほぼほぼゲート跡も残らない。これが1000円しないで手に入るんだからなぁ。バンダイ驚異のメカニズム。

 

 しかして東京と福岡のガンダムベースで先行発売されている、エントリーグレード・ガンダムはあっという間に売り切れてんだろうな。これも税込み800円弱だから、いじりたおすにはもってこいだろうし、塗装の練習にも行けそう。量産型のMS辺りがこの値段で大量に手に入るようになったらそりゃもう捗りそうな。

 

 ...あれ、息子の初プラモの話があらぬ方向へ。まぁ、これで息子もプラモの世界へ「旅立つ」準備ができたということで。

 

ENTRY GRADE ドラえもん 色分け済みプラモデル

ENTRY GRADE ドラえもん 色分け済みプラモデル

  • 発売日: 2020/07/18
  • メディア: 付属品
 

 

 

ゴッドハンド こどものニッパーEX (エクストラ) プラモデル用工具 GH-KPN-95
 

 

何んて優しい時代

 昨日はよんどころない事情により休みを取り。数日遅れで雑誌などが入荷する関係上、昨日手に入れたこれ。

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 最近5歳の息子がボトムズなどの80年代サンライズロボットにはまっているという話題はここで書いての通り。これは息子が喜ぶかなと買って帰る。

 とはいえミリタリーテイストの高い世界観、そして兵士がパタパタと死んでいく血生臭い展開。情操教育にいいのか?という声も出そうだが、それは教え方一つなんじゃないかと思う。

 

 奇しくも今日は終戦記念日。戦争を子供たちにどう教えていくか。

 

 実際、今のメディアではより凄惨に・残酷にという描写が目立つ気がする。それは別に戦争ものに限らない。日常・SF限らず、より過激な表現を求めているのか、そういう作品でなければ話題にされず売れないからなのか。見ている俺としては気分が悪くなることしきり。そういう渦に息子の世代がこれから字を読めるようになり接するようになったとき、どう説明すべきか。

 

 身近な痛みから、大事な人たちの苦しみを想像させる。大量殺人兵器など、絶対に使われてはならない。アニメ・創作の中の表現と、もし現実でそんなことが起こったらという想像力。出てくるキャラクターに感情移入し、その痛みを想像させることくらいしかできんけどな。

 それでもある程度の効果はあるようで、兵器というものの本質的な恐怖は少しずつ理解し始めている模様。

 

 難しいのは、善悪すなわち「正義」とは何か、を教えること。それぞれの言い分・正義がありそれがぶつかるからこその争いが存在し。それは日本の中にいる限りは基本的に自分たちの日常の中の善悪が中心になってくる。しかし世界には、それが自分の生存だったり国の存亡だったりがかかってくるからこそ、「戦争」が起こりうる。それをどう説明したらいいのか。

 

「これはいい奴なの? 悪い奴なの?」

 

 答えに窮する。70年代くらいの話なら単純な勧善懲悪で済む。しかし80年代、もっと言えばガンダム辺りを境にそうした二元論では通用しない、より現実的な背景が織り込まれることになる。ガンダムなら連邦の秩序(腐敗はあるが)とそこからの独立を目指すジオンの正義(コロニー落としは最悪手だと思うが)、戦争という手段を行使するが、それぞれに言い分があり単純な善悪ではくくれない。

 ボトムズに戻れば、二大勢力が100年続く戦争を起こし、端的に言えばそれを仕組んだ「神」(実際には古代文明のコンピュータに宿る意識体、みたいなもんか)がいて、それに翻弄される末端の人間たちという感じか。

 ただしそんな説明はまだまだ子供には難しいので、こう答えるようにしている。

 

「〇〇(息子)は、何をする奴が悪い奴と思う?」

「うーん、人を困らせるような悪いことをする人?」

 

 質問を質問で返すのはどうか、とも思うが、単純に俺の考える「いい奴・悪い奴」が果たして正しいのか。それは息子にとっての価値観上も一致するのか。別の視点を持つことができるのか。きっとこれからの世の中は、単純な・一面的な正義だけで力を振りかざすことはとても危うい世界になっていく気がする。だからこそ、自分が正しいと思ったことも、何をベースに判断して「正義」としているのか。そのための考える力を持たせなければならないと思うのさ。

 

 ミリタリーモデルもガンプラも、造形美やロマンというものに惹かれて数々の作品が作られているだろうし、それを作ったから戦争賛美だなんてトンチキなことを言うつもりも毛頭ない。

 日本に住む我々の大半は、幸いにして本物の「戦争」を体験したことがない世代となった。プラモとしてそれらの立体物を作り上げる際、ウェザリングをはじめとした「リアル」な表現を目指すこともあるが、そのリアルはあくまで「こういう動きをしたらこういう汚れが付くだろう・こういう傷がつくだろう」という想像力によるものが基本だ。架空兵器ならなおさらだ。それでいいと思う。

 兵器のリアル(演習ではなく、実戦という意味)を身近で体験するなんて、なきゃないほうが絶対にいい。過去の教訓として残る「残骸」から学ぶ表現もあるだろう。願わくば、そうした造形物を作るときに今日だけでも、二度と日本がそうした戦争に参加しないで済むため、市井の一人間として思いをとどめる手段にしたいなぁ、なんて思うのさ。

 

 すごいスケールの話になるが、要は「戦争なんて下らねえぜ、プラモを作れ!!!」ってことでいいんじゃないでしょうか。

 

 ちなみに冒頭のHJメカニクス、ATを使ったレースという架空の設定の作例があった。CAMELカラーのスコープドッグRED BULLカラーのファッティー。搭乗者が中嶋悟マックス・フェルスタッペンをもじっている辺り、ニヤッと笑ってしまったが、こういうのも模型の楽しみ。誰も死なないなら、それに越したことはないのさ。

 


水谷豊 何んて優しい時代(2008年4月)

アニメじゃない

 そう、リアルに触れなければならないんだよ。

 この前から筆塗の練習に使っていたガシャプラのボトムズシリーズ。参考資料を調べていたら、ノンスケールではあるものの概ね1/60サイズとのこと。あれ、1/60? トミカと同じくらいじゃないか?

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 5歳になった息子から、「ボトムズってどれくらい(の大きさ)なの?」と聞かれたのが始まり。設定上は全高で4m弱だった気がするが、「2階の窓くらいだよ」とか言ってもあまりピンとこない。じゃあリアルで身近なものと比較したらどう見えるのか? というのが縮尺であり、スケールモデルの醍醐味なんだろう。幸いトミカプレミアムで似たようなスケールのものがある(厳密には全く同じスケールではないが、ほぼ、ってことで)。

 というわけで、並べてみた。情景云々というのはあまりやったことがないのだが、同じくガシャポンで息子が当てたジムニーも大体同じくらいのスケールだったので。そうか、現実にものがあったらこれくらいなのか。や、結局はアニメの世界なんだが。

 まだまだ縮尺の概念なんてわからないだろうけど、現実にあるもの(設定されているもの)をミニチュアにするときに出てくる身近な単位、ということでこれはこれでよかろう。

 

 もちろん、アニメはアニメだ。現実に具現化するにはそんなあっという間のわけはない。アストラギウス歴(ボトムズ世界の暦)だって7000年以上の「架空の」世界だ。だけど人の想像したものがリアルに交わるときに多数のものが通るであろう、「現実に存在したら」のフィルター。フルスケールは滅多に出会わないけど、空想と現実、そして実現させるときの努力をどう伝えていくか。子供の空想力をなるべく尊重してやるにはどうしたらいいか。プラモ一つとっても、アニメ一つとっても立派な教材。

 

 たった500円の「ガチャガチャ」で、息子に伝えるものがこんなにもあるとは。おとしゃんは楽しいぞ。

風が知っている

「赫奕たる異端」のOPタイトルですが。

 シタデルカラーの練習がてらガシャプラ・ダンバインを組んだのが前回の話(AURA - Think Like Talking.)。さて、80年代ロボットへの興味が盛り上がっているうちの5歳児はボトムズがお好き。というわけで同じくガシャプラ・ボトムズシリーズの塗装に手を付ける。

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 もともとこれは無印のスコープドッグ・緑色。頭部ターレット以外は緑一色で、軽く組んだだけで2年近く放置していたのだが、この際だから部分塗装の練習に使おうということで引っ張り出してきた。今のところ弾数は緑2・紫(メルキア正規軍カラー)2・第2弾のRSC(レッドショルダーカスタム)1・スナッピングタートル1。おお十分。失敗してもあまり痛くない。

 というわけでテレワーク終了後、嫁を迎えに行くまでの1時間半でおおむね上の状態まで。一度組んだものを半分バラし、色分けが必要な部分に絞って重ね塗りしていく。具体的には上の画像の中では

・バイザー部グレー

・アンテナ部メタリック

・スコープ色分け(もとはシルバー一色)

・上腕・太ももなどのダークグリーン(色味的に青っぽくなってしまったが)

・右肩(正規のレッドショルダー仕様)

 というところか。もともとエナメル塗料での墨入れだけはやっていたのだが、こののち全体にシタデルカラーの「Nuln Oil」を使ってウェザリング。油くさいボトムズの世界観にピッタリじゃねぇか。

 さて、1機完成したのを見て当然息子は

「おとうさん...僕も欲しいなぁ...でもおとうさんのだから駄目だよね...」

 なんていじらしいことを言い出したら、そりゃ作るよね2機目。だってあるんだもん、素体の緑。というわけでハイ、ドン。

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 右が1機目、左が2機目。ダークグリーンの色味が違うのは、白と緑の混色で作った比率が一定じゃないから。どっちかといえば2機目の方がイメージに近いか。右のメルキアカラーはまだこれからどうするか考え中。サーフェイサー塗って全塗装の練習でもするかと画策中。

 そして昨日。お盆の親戚参りを前につかの間の休み、まだ組んでいなかった(文字通りランナー状態)スナッピングタートルに手を付ける。今回は組んだものをばらすのではなく組みながら塗装していくので幾分楽。だがしかし最後に痛恨のミス。

 塗装も終わり組み上げの段階で、左腕の付け根=関節部分に塗料が乗っていた(正確には接続で見える部分を黒でカバーしていた)ためか、ボールジョイントがきつくあと少しひねるとねじ切れそうな感覚。ポーズ固定で置いとくしかない状態に。まぁもともとガシガシ動かして遊ぶものじゃないからそれはそれで正しいんだけど。

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 これも全体にウェザリング。劇中では熱帯雨林のクメン編で出てきたのでこれくらいはちょうどいいか。

 

 7cm程度の大きさのミニチュアを塗装するのもなかなか楽しい。よく考えたら概ね1/60スケール程度だから、トミカと並べたら大体同じくらいなのか。

 作った先から息子に持っていかれているが、まぁおとなしく飾っているから良しとしよう。親子で同じ趣味に持っていく第一歩。さぁ、次は「こどものニッパー」でも与えてみるか(笑)。

 

ゴッドハンド こどものニッパーEX (エクストラ) プラモデル用工具 GH-KPN-95
 

 

 

AURA

 で、シタデルカラーの練習としてガシャプラを作った話。

 前回の日記でシタデルカラーのベースセットを買ってみた話を書いた。とはいえウォーハンマーシリーズに興味があるわけでもなくましてTRPGはやる相手もおらん。や、普通にプラモを作るだけでいいじゃないか。

 ガンプラをいきなり塗るというのもなかなかのラージヒルだと思うが、いかんせんHGクラスでも作るとなるとそれなりにまとまった時間が欲しくなる。サイズ的には小型のフィギュア程度、しかも部分塗装程度で練習したいなぁと思っていたらあったじゃない。作ってないのが。

 

 で、いろいろとすっ飛ばしてドン。

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 設定と違う色を使っているのはご愛敬。手元にあった色を使ってみたので、各所のセンサー? みたいなピンク色はサーバインよろしくすべて金色で塗ってますハイ。

 使ってみた感触は、確かに隠ぺい力が高い。足の黒部分・爪の白部分は2回程度の塗り重ねですぐにマットな感じに。しかも乾燥も早いからサクサク次に行ける。まだ希釈の感覚が慣れていないのでまだ厚め(濃いめ)の塗料で塗った感じだが、ある程度の面積を塗る平筆を使ってみたらまた違うんだろうな。今回は4色程度+シェイド(墨入れっぽい位置づけ)で5本筆を使い分けてみたが、いずれも面相筆だったので。でも実質、コップに入れた水で筆洗浄もでき、すぐに色も落とせたので使いまわすのも行けたかもな。

 

 そんなこんなで試行錯誤して組んでみて、概ね2時間弱というところか。これはこれでベースラインの色を揃えてやればそこそこいいんじゃないだろうか。複雑な色はもともと使う気もないしな。

 

 ちなみにこのダンバイン、息子が興味津々で持っていきましたとさ。机の上に置いて、顔を近づけ細部に見入る...昔の俺を見るようだ。おあとがよろしいようで。

 

24-12 シタデルカラー NULN OIL (24ml)

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21-25 シタデルカラー ABADDON BLACK

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21-28 シタデルカラー LEADBELCHER

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21-34 シタデルカラー CERAMITE WHITE

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21-35 シタデルカラー RETRIBUTOR ARMOUR

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十四時過ぎのカゲロウ

 世間一般は4連休。暦通りの休みなので俺もそうなのだが、こういうご時世のためどこに出かけようというのもなく。

 初日は散髪に行き、帰ってきてから同居両親がどこかにドライブに行くということで一緒に行かないかという誘い。しかしてどこに行くんだと聞いたら「平取」。

 

 平取? え、平取? 平取の人には大変申し訳ないが、和牛以外に何があるのか!!

 というわけで最初は「いかない」と答えたのだが、別の方面に息子と一緒にドライブするにも当てがあるわけでもないので、さぁ数分後に後を追って出て現地でバッタリというドッキリも面白かろうと思い進路は東へ。

 苫小牧から日高道に入り、つったか走る。あっという間に平取町。いや、ほんとに何もない。そりゃそうか。電話で先行している両親を呼び出すと、なんとまだ町に入ったばかりだと。え、追い越した? よくよく聞いてみたら、一般道でゆっくり来たらしい。こっちは高規格道路、そりゃ追い越しもするか。ビハインドをひっくり返して結果的にほぼ同じころに到着。国道沿いのローソンで合流。昼飯を買い込んでさぁどこに行こうとしていたのかと聞いてみたら。

「30年位前に来た、山の中で釣り堀があって、釣った魚をすぐに調理してくれる店」

「念のために聞くが、店の名前は?」

「わかんないんだよねぇ。コンビニで聞いてもわからないみたいだし」

 

 そりゃそうだ!!! グーグル先生に相談だ!!! 俺来なかったら全く手掛かりなしだったわけで驚愕のノープランぶりの還暦越え夫婦。

 平取・釣り堀・料理というキーワードで出てきたのがこの店。

niseuen.com

 

 気になる方はマップで調べてもらうとして、平取の市街地から走ること40分くらい。札幌からだと小樽についてしまうくらいの距離。ああもう北海道スケール!!! こりゃ時間もかかるというもの。それ以前に本当に山奥で、国道から脇道に入る看板も小さくてちょっと進むと1車線。同乗していた嫁は「前から車来たらどうやってすれ違うの?」としきり。いいから俺ならすれ違えるから。こっちは軽だし。砂利道を進むこと数分、本当に小ぢんまりした店が突如として現れる。

 天気は小雨、どんなもんかとみてみたら、養殖の池にウヨウヨと魚。ヤマメ、ニジマスと思しき魚が釣り堀にいっぱい。先客が貸し出しの竿で釣りをしているが、まさに入れ食い状態。それを見た先日5歳になった息子「やってみたい!!!」。

 

 息子よ、お前に大事な話がある。おとしゃん、釣りやったことないのだ。

 

 しかしこうしたときに人生経験を積むのも一つのめぐりあわせ。貸し出しの竿を借り、初めて針に餌を付けいざフィッシュオン!!! あっという間に入れ食い!!! 波立つ水面、ピチピチと踊る魚体、バケツに入れるも飛び出ん勢い、針を外そうとする嫁・母、だーから、魚押さえないとダメだってと父、しかし触らない父!!! 息子が近づくが針が暴れると危ないので後ろに下げ、魚を素手で押さえる俺。針に餌を付けるしぐさもたどたどしい43歳児。

 結局家族分5匹を釣って終了。入れ食い状態のため、所要時間は15分程度。息子も楽しそうだったが俺も楽しい時間。そのままお店の人に渡して唐揚げと塩焼きにしてもらい、店で新鮮な状態でいただく。うまし。

 

 そこで息子と話をする。

「お魚さんいっぱい釣れたね」

「うん、楽しかった。でもお魚さんおうち帰れないんだよね」

「そうだね、そして血も出てたのはわかるかい」

「わかる」

「そうだね、生き物だからね。人間も動物も、ほかの生き物を食べて生きなきゃならないんだよ。」

「うん」

「そうして〇〇(息子の名前)の体を作っていくんだ。だから、食べるときに「いただきます」っていうんだよ。」

「うん、わかった。」

「そして食べ終わったらごちそうさま。〇〇はちゃんと言えるもんね。」

 

 食育の真似事程度だけど、こういうのも大事だなと思うのだ。その点でいえば、「銀の匙」は本当に良い教材だと思うの。

 

 そんな4連休の初日。北海道はちょっとぐずついた天気だったけど、なかなかにいい体験させてもらいましたっと。