君は僕に似ている
グレートアース富良野ライド2014、前回は全体のレビューを書いたけど、今回はどうしても気になったことを。
・君は僕に似ている
前回の日記を読んでいて微妙に毒を含んでいる事に気がついた諸兄もおられることと思いますが、その続きも含めて。毒満載で行きます。
全体にイベント参加者のマナーもよく、エイドでのゴミの散乱はほぼ皆無という日本人の素行を凝縮したかのような素晴らしいイベントだったと思うの。そしてライダーの方々も、みんな笑顔でイベントを楽しんでいたと素直に思う。
ただね、なんというのかな。
これだけ規模が大きくなり、しかも参加者はロードが9割9分という状況下でbd-1で出たこっちが悪いと言われればそれまでなんだけども、好奇の目すら無い疎外感を感じたというか。
スタート前にざっと見たところ、小径車はbd-1のうちら2台以外ではブロンプトンとダホンが1台ずつという寂しい状況。ファットバイクで参戦した強者もいたらしく、そうしたバリエーションと交流を楽しみにしていたけど、声をかけるでもなくかけられるでもなく、一緒に参加したチーム内での盛り上がりに終始していた感じ。
それはそれでそれぞれの目的でいいんだけど、それなら別にこういうイベントじゃなくても内輪の走行会でいいじゃん。
ただどうしても、ここを読むロード乗りの方々には考えて頂きたい。
普段乗っている時、例えば速度域の違うママチャリはしょうがない(一瞬で抜いちゃうから)として、ある程度速度差の小さいスポーツ車を追い越したりするとき、声掛けってするもんじゃないのかな?
今回のイベントで、どーーーーーしてもそこが引っかかってね。右から抜いていく時に、ロード乗りは「右通りまーす」の一言がほぼ皆無。坂道で息が上がっているならともかく、平地で巡航している時でも。クロスの人たちはほぼ例外なく「右行きますねー」と言ってくれるので、こちらも安全確保や先方へ譲る動きへスムーズに移行できる。
ロード乗りってのはなにかい? そういう人種なのかい?
ロード以外を下に見てるのかい?
なんでもそうだけど、全部の人がそうであるとは思わないけど、遭遇した人の7割を越すと「これだから...」と一緒くたな印象を持たざるを得なくなる。揃いのチームジャージでそういう行動してる方々、単独で同じ行動しますか? チームで動くからこそ矜持と節度をもつべきじゃないのかなと思うよ。
どうかどうか、せめてここを訪れる方はオープンに、同じ自転車乗りに優しい乗り方をお願いします。自転車乗り以外から見ても「(マナーが)綺麗な乗り方してるなぁ」と言われるような。
え、そういうあんたはどうなんだ、と。
ほぼ100%、声掛けしてましたよ。ロードも何台も抜いたけど、その都度必ず。当然のマナーでしょ。互いの安全確保だしね。坂で抜く時は軽く雑談しながらとか。それでお互い緊張ほぐれることだってあるし、それがイベントの趣旨じゃないのかな。
こう考えると、結局自転車も自分のキャラクターが反映されているということか。
多数派にはなりきれない、見た感じで時に侮られる、カウンターで意表をつく、分かる人には分かるなどなど。そしてメジャーじゃない人たちって、実は思慮深いいい人が多かったりする。自分がそうとは言わないけど、少なくとも自分が出会った人たちは穏やかだったり他者を排斥しない、深い知識や情がある。そういう人間に自分もなりたい。そう思って生きてきたし、多分これからもそうだろう。
だからこそ、「君は僕に似ている」。
自分のbd-1も、結局俺に似ているのかもしれんなぁ。