ごはんができたよ
さて強風の中強行した地鎮祭のお話。
・ごはんができたよ
先週から取り壊しを始めた実家。家自体の取り壊しは約3日程度で終了して、一昨日には基礎の部分も撤去、本格的に更地となった。昭和50年代に分譲された区画なので、住宅街の中で100坪という土地、普通は建物がなくなると視覚的にはかなり狭く感じるはずなのだが畑みたいに広い。そうか、北海道の土地というのはこんなに広いのか! という感じの印象を受けてみたり。
そして本日4月5日。
北海道、曇り空・低温・強風の中、地鎮祭を催行。昼過ぎから1時間程度、神主さんをお招きしてひと通りの儀式を終了。なんと俺がここぞという時にお参りする神社の神主さんだった様子。人の縁というのは凄いもんだ。
終了後、実際に家を土地のどこに配置するかを確定し、今後のスケジュールを建築士さんと施工管理者の方と打ち合わせ。基礎の工程、ユニット据え付けの日付を調整して、後は出来上がるのを待つばかり。やっとここまで来たよ。
その後は解散して、これから同居する両親と皆で昼食。地鎮祭のお供えでもらったあれこれをどうするかという話になり。というのも、
尾頭付きの鯛
をもらってしまったわけで。調理するにも手間隙がかかり、嫁には当然似が勝ちすぎる。そこで、母が急遽うちのアパートに来てさばいてくれることに。さすが調理師免許保持者。
親父もその間うちの部屋でゆっくりしてもらい、これから同居したらこんな風になるんだなぁとか話しながら。嫁もとりあえずは抵抗なく一緒に厨房に立ってくれて、旦那としては一安心。
夕方に両親は家の工事中間借りしている妹夫妻の家に帰り、うちらも晩飯の準備開始。と言っても俺の出る幕はなく、嫁が初めて鯛めしを作ることに。色々とクックパッドなどで調べて、試行錯誤しながら工程を進めていく。
で、完成したのが冒頭の写真。昼を食べたのが遅かったのでおかずは少なめに作り、メインのご飯と味噌汁を中心に(笑)。
食ってみると、初めて作ったにしては旨い!! なんて贅沢な夕食。
食べながら、「うちは色んなことが過不足なくて、幸せな人生だよね」と嫁。そうだよな、多くを望むでなく、ささやかに健康な暮らしができている。こんなに幸せなことはない。人生に何度も経験できない儀式を済ませ、素朴な、それでも贅沢な鯛めしをその夕べに食せる。なんと幸せなことか。
これから生まれてくる子供にも、そういうことを幸せに感じられるように教えてやりたいな。親父としては頼りないかもしれんけど。