Hello,Again~昔からある場所~
言わずと知れた名曲なので。
・Hello,Again~昔からある場所~
というわけで、自分今何処にいるかというと。
島根。
ていうか松江。
唐突に始まりました、縁結びの県からこんばんわ、Think Like Talking。
何故このような、およそ若者が寄り付かないおいそれと訪れられない場所にいるのかというと、話は10年以上前に遡る。
正確には11年前。
それまで10年彼女がいなかった自分。これは何かに祟られているのではないかと考え、神頼みに走った27の俺。縁結びといえばどこだ、出雲大社か。よし、行くか。
というわけですがるにも藁なんてもんじゃない、日本の神様の集まる場所に思い切って参拝したのが2004年秋。しかしてその御利益はというと。
2ヶ月後に、現在の嫁に出会う。
そんなまさか、と思うでしょ? 俺だって思ったよ。
でも、出会ったのは嘘じゃない。初めて会って、何故かこれを逃してはダメだという気持ちが働き、いつもと真逆の行動に出たのが最初。その辺はまぁ良いとして。
ともかくも、御利益かどうかは神のみぞ知るのだけど、その時の彼女と今は家庭を築いている。
あれから11年。
いつかお礼参りに行きたいなあと思いながらの11年。そんなこんなで日々の忙しさにかまけていたら、なんと子供まで授かった。これはいかん。ちゃんとお礼参りしないと。
というわけで、さすがに生後4ヶ月の我が子を飛行機に乗せるのはまずいため、単独でお参りに来たというのが正解。よんどころない事情で、羽田での乗り継ぎや移動が結構ハードな行程であり、ホテルにチェックインしたのが20時近く。
久々の一人旅、後ろ髪引かれながらの出発だったけど、今回の旅で気づいた変化。
空港やら街中で見かける赤ん坊が可愛くて仕方ない。
これは嫁も一緒だと言ってた。
勿論我が子が一番なのは当然なんだけど、これは嬉しい変化だわ。
自分は信心深いわけでもないけれど、八百万の神の多神教の方がよっぽど大らかで日本が世界に誇る文化じゃないかと思っている。自分の子供以外も優しく大らかに受け入れられるように、我が子や我が家が穏やかに過ごせるように、少しだけこの国のルーツと言われる場所に来たかったんだ。
帰りの便の都合上、明日は早朝の出発。晴れないまでも、雨だけ止んで綺麗な宍道湖を見ながら行ければいいなと思いつつ。