Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

おとなの掟

自分ルールの話。

 自分が「大人」かどうかはどうにも、いつになってもわからない。

おとなの掟

おとなの掟

  • Doughnuts Hole
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 ドラマ「カルテット」の主題歌である。第1話が放送された直後から一部で話題になっていた様子。確かに聞くと非常に耳に残る。しかして7日、ネット音源で配信されたと。リンクではiTunesにしているけど、Xperiaユーザの自分はmoraでダウンロード。出勤前のトイレにて。光回線で数秒。未来生活だよな。

 さて「おとなの掟」。色々と自分の中に制約と言うかポリシーというか、そういう物を持っている人は多いんじゃないかと思う。それが「大人」であるか「若者」であるかは別として。「」ほどガッチリしたものではないけれど、自分の中にも確かに存在する。

  • 迷ったら飛べ
  • どうせ買うならハイエンド
  • 過去の自分の選択を悔やまない
  • 対案を出せないなら文句は言わない
  • なるべく朝には頭のなかで音楽を
  • 出かける時はどんなに喧嘩していても必ず「いってらっしゃい」

 そんな感じか。齢40になるとざっと考えただけでも出てくるもんだ。掟、というより心がけに近いか。なんというか、自分も相手も気分が悪くなるような事は言わない、というのは結構基本だけど、出口・解決策のない事についてグダグダ言うのが大嫌いなのでその辺は無意識に回避できるようにはなったか。

 それとか、「気が乗らない」とか「やる気が出ない」と言うのは皆誰しもあることだけど、それを口に出してしまったら余計に自分の中で確定してしまう気がして。

 だから、「今は」と前置きする。すると何かのスイッチ、缶コーヒーを飲むとかちょっとしたことで結構早い段階でちゃんと「じゃ、やるか」と入っていけるようになった。よくある「やる気は自分で見つける・出すもの」という啓発本の言葉は、ある意味で全くその通り。他人が自分のやる気スイッチの場所なんて、正確に分かっているわけなどありゃしない。同じ意味で、「面白くない」もそう。自分が楽しむ気持ちを持たなければ、「面白く」なんてなるわけない。

 

 だから探すのだ。理由を。楽しみを。子供のように、手当たり次第に。

 そう出来る人が、きっとおとなになっても人生を楽しんでいるはずだ。

 

 他に「どうせ買うならハイエンド」と言うのは完全に物欲の話で。中途半端な物を妥協して買っても、必ず後で本命が欲しくなる。なら、きっちり本命でブレなく満足すれば、結果的に寄り道分の無駄遣いを防げたりするもんで。そして大体、ハイエンドのものは自分の思う耐用年数分位はちゃんと満足させてくれるものなのだ。

 ...というのを中古のシビック(EK3・MT)から新車のフィット(GD3・MT)に乗り換えた時に痛感した。なので、未だに大きな買い物をする時は基本的に予算が許すいっぱいまで妥協しないことにしている。

 

 あと、「過去の自分の選択を後悔しない」と言うのは大事かな。

 自分の人生、自分だけの人生というのなら良いけど、誰とも関わっていない人生なんてのはありえない。ならば誰に何の影響があるにしろ(自分も他人も)、その選択の結果が今の世界線である以上受け入れる必要があると思っている。だから今の最善手を悩み、探し、自分で選ぶ。誰かに選択を委ねることほど、自分の人生を放棄する行為はなかなかないと思うからだ。

 それでも、消えてしまいたいほどの選択の間違いが今のところ無かったから言えるのかもしれないけど。

 ...いやどうだろう、選択を自分で行った結果うつになった過去もあるけれど、それすら自分には必要だったと向き合ってるから、それはそれでいいのか。

 

 こうして見ると、意外と自分の中のポリシーってあるね。

 ちなみに高校時代の部活では「局中法度」みたいなのがあったのだが、それもバカみたいな事やってたな。

  • 野球拳は始めたら最後まで
  • 死んでもいいから怪我すんな

 とか。あれ、今もあんまり変わってないんじゃないか俺。

 

 でも一番の掟は「自分が楽に思えるならこだわりなんて捨てちまえ」、というパラドックスだったりするんだよ。お後がよろしいようで。