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趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

ワルキューレは裏切らない

「激情のワルキューレ」の話。

 飛行機が遅れているので、待ち時間で連投。

 2/9に東京の方では封切られた「劇場版マクロスデルタ 激情のワルキューレ」。しかし、当初の予定では北海道での上映予定がなく、半年前から珍しく指折り数えて楽しみにしていた嫁が「ヤックデカルチャー!!!!!」と荒れておりました。

 ところが公開に前後して、北海道でも一部で公開されるという情報が入り嫁が「デカルチャー」とは言わないものの見てわかるくらいの浮かれ具合で。

 

 というわけで、数年ぶりに映画館で映画を見てきた。道内公開初日の初回。札幌はディノスシネマズ。いつものステラプレイスなどとはチケットの購入から勝手が違ったらしく、ネットで予約した嫁が発券に迷うほど。任せきりで済まんなあ、なんて思いつつ、久々の「楽しみ」を見つけた嫁が珍しくウキウキしているのを少し幸せな気分で見ていたり。

 とはいえ前回の日記の通り、実は精神的にギリギリの状態での週末だったため、そこまで余裕がなかったのも事実。

 さて内容。基本的にはテレビ版の「再構築」というのは各所で報じられている通り。ネタバレを最小限に抑えると、これまでの劇場版マクロスシリーズとほぼ同様の様式美です。主人公が開始時から○○だとか、ヒロインが成長していくとかの導入ですな。察して。

 全般的に、劇中ユニットのワルキューレのMV色が強いかな。エピソード自体がそっちに振られているのはやっぱりユニット人気の高さ故、なんだろう。ちなみに前半導入後は少し肌色率高めの映像が続くので楽しみな方はどうぞ。40過ぎて子持ちの男にとっては別にデカルチャーでもないが(笑)。

 ウィンダミアの描写はかなりはしょられていて、敵としての登場とバックボーンは変わらないが、王家と枢軸の立ち位置と行動が結構違う。ラスボスは変わらんけど、過程が大分違うかな。上映時間2時間の中なので、まあよくまとめたというべきか。

 戦闘シーンは導入から結構よろしい。中盤、見せ場となるメッサー対白騎士はもちろんあのシーン転用なのだが、結末はぜひ劇場もしくはDVD発売後に。ちょっと面白い。

 ラスト近くで今回のキービジュアルに出ていたアーマードVF-31が出てきたり、リル・ドラケン装備のVF-31を○○が駆ったりドラケンIIIを△△が使ったりと、プラモ的にも金型新規を作らないで展開できるいろいろがありましたとさ。

 

 オチはほとんどテレビ版と変わらないんだけど、いくつかの点が濁されているのが続編への布石なのかそれともテレビ版を見たファンからの要望だったのか定かではないのだが。個人的にはウィンダミアとケイオスの共闘がもう少し掘り下げられた上で、レディMの正体やらイプシロン財団とのあれこれに持って行ってほしかったなぁと。それは今後に期待したいなぁ。マジでマジで。

 ほかにもマリアンヌがどこにも見当たらなかったり、カシムの年が32歳の設定になっててマスターヘルマンと変わらんやないか!!!と突っ込んでみたり、アラド隊長とチャック少尉の出番が結構少なかったりと、どうしてもボリューム的に仕方ないかぁと思ってみたが。惜しいなぁ。もともと登場人物多いアニメだったしな。

 さらに個人的に、カナメさんの出番が結構多かったりしたのはよかったす。

 そんな上映終了後、物販を買おうとしたら嫁さんが「やっぱいいわ、あまりグッと来ない」とのことで、パンフも買わずに撤収。てかさ、初日の初回だからかもしれんが結構並んでたのな。初代を見たのが6歳頃、それから35年、まさかシリーズを嫁と見に行くことになるとは思っていなかったが、その間にマクロスがこんなに続くコンテンツになろうとは。それもヤックデカルチャー!!! という全体のオチでしたっと。


ワルキューレ『ワルキューレは裏切らない』Music Video(2chorus.ver)_「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」(2018年2月9日(金)より全国ロードショー)