Shangri-la
薬物、ダメ、絶対。
・Shangri-la
さて大物のマルチタレントミュージシャンの薬物使用による逮捕で土曜の朝までニュースになっているが。
こういう芸能人の薬物使用・逮捕のニュースを見るにつけ、余人には想像もしがたいほどの日々のストレスもあるんだろうなと思うと同時に、薬物で得られる感覚がストレスなどからの解放につながることがどうしてもわからない。
実際自分はストレス解消で酒を飲むこともなければ煙草も何もない。酔っぱらったあの感覚は確かに浮遊感はあるけども、それが何かの解決につながるわけでもないと思ってしまうので、それをストレス解消手段として選ぶかと言われるとNOとなる。
人それぞれストレスの解消方法は違うという前提を置いたとして、さて万人の「心の澱」を拭い去ることすなわち「解消」とはなんなんだろうなあ。
単純に「好きなことをする」というだけで済むなら人間何も問題は無いんだろうけど、時間的・環境的に極端にそれが制約されてしまうとどんどん「ストレス解消」の「機会」が失われていく、ってことか。実際仕事やプライベートですべきことが山積みになっていくと、生きるため・それをこなすためにストレス解消=好きなことなんて実行する時間はどんどんと削られていく。芸能人ならなおのこと、ってところか。
それでも、高揚感や浮遊感を得られる方法ってのは薬物によるもの以外にそこらじゅうに転がっていると思うのだが。金がありゃ買い物、体を動かしたければ運動、何かに没入したけりゃインナーマインド...ってこれが薬物か(笑)。いや笑い事じゃないんだな。
一日幸せでいたければ髪を切れ
一週間だけ幸せでいたければ車を買え
一ヶ月だけ幸せでいたければ結婚しろ
一年だけ幸せでいたければ家を買え
一生幸せでいたいなら「 」
さてこの「一生幸せでいたいなら○○」というのはいろいろと違うらしい。仏教の場合は正直でいろとか、ブラジルだったかは釣りを覚えろとか。ことわざにしても車が出てくるあたり近代なのかもしれんけど、さて一生幸せでいたいなら何をするか。
なんだろうなあ。楽器? 旅? ガンプラ? 自転車? 身体的・経済的な環境も出てくるだろうから、音楽とかなのかもなぁ。極めようとしないで楽に没入するのなら楽器やガンプラかなぁ。脳内麻薬のような多幸感を得たいなら自転車もいいね。酒の代わりに冷えた北海道牛乳なら体に染み渡る。
金が無いなら無いなりに、楽しいことなんてそこらに転がっているはずで。それにどう価値を見いだせるか。
なんにしても、薬物、ダメ、絶対。