さよならデイジーチェイン
グッバイの話。
・さよならデイジーチェイン
といっても携帯にまつわる話。
自分の携帯遍歴は98年から03年までPHS(DDIP→ウィルコム)、そこから当時のJ-PHONEにスイッチして現在に至る。要は携帯を持った当初から乗り換えを行わず15年以上経過していたということだ。その間J-PHONE→Vodafone→ソフトバンクとまぁ社名や体制が変更になるわけだが、どうしても他の大手=docomo・auに乗り換える機が起きなかったわけで。反骨というわけでもないのだが、どうも抵抗があるのですわ。
そんなソフトバンクだが、ここ数年のパケット上限設定で数年、最低料金の2GB/月のプランを使用していた。や、出先で動画を見るわけでもないからいいっちゃいいんだけど、例えば一人旅でのテザリングやらそんな一瞬つないだだけで何らかのアップデートファイルを拾ってしまうとかで瞬間的に数百MB消費してしまって月の残りの日数節約しなければならん、というのに辟易。しかもそれでも月4000円以上、現在の機種=Xperia XZsの一括支払いからの月額割引期間が終了したら、そのままで月6000円近くに跳ね上がる。その上、いずれ来る機種変更の際にはセンター上段席ホームランクラスの機種代金を支払わなければならなくなる、というニュース。
なーんかもういいやあ。
と思っていたのだが、そんなところにネットニュースで斜め読みしていたとある機種に徐々に魅力を感じ始める。Xperia10だ。
すでに3月頭には秋葉原でSIMフリー版が店頭発売しているところもあるなど(実は3月初めの秋葉原行はこの下見の意味もあった)、今までの動きと明らかに違う。しかも昨年のXZ2・XZ3のラウンドしたフォルムに魅力を全く感じなかった反動か、各所でこのシンプルなスタイルと21:9液晶の使い勝手が想像以上に良いというレビュー。
その上、海外版輸入取扱のサイトでは週ごとにちょっとずつ値下がりしている模様。もともと日本版のハイエンドの半額程度、iPhoneも10万円オーバーが普通になってきた今、日本のキャリア版発売が怪しい状況でさぁどうするか。
これも一つ新しいことか。SIMフリー機種へのスイッチ。
そうと決まればきちんと調べよう。SIMフリーってなんぞや。と言うのはもっと詳し人にお願いするとして、調べていく内にいやーな情報を発見。SIMフリーへの対応を謳っているのに、ソフトバンクのSIMはIMEI(機種固有番号と思いねえ)識別でロックされているということ。簡単に言うと、ソフトバンクの端末はロックを解除できて他社のSIMを使えるけど、ソフトバンクの「SIM」は機種固有の番号を識別しているため、別のSIMフリー端末に挿しても音声通話しかできない模様。ふざけんな!!!
USIMなるその制限解除のSIMカードに変更すれば解決するらしいのだが、在庫があるだの無いだの店員がその知識がない可能性があるだの結局変えたところでお高めの月額料金を継続することになるだの。
なーんかもういいやあ(2回め)。
ってことで、すでに家の家族が移行しているワイモバイルに乗り換えることにした。結局はグループ内のサブブランド、レッドブルからトロ・ロッソに移る程度のことなんだけど、キャンペーンでパケット容量が4倍以上になってもなお料金が安い(年間契約キャンペーンが終了しても安い)。品質的にも問題ないならそれでいいじゃない。
というわけで、ようやくタイトルにつながるわけ。さよならデイジーチェイン、グッバイソフトバンク。
ただしソフトバンクの名誉のために付け加えるならば、家のネット環境は変わらずソフトバンクだし、携帯・光回線含め品質的に不都合を感じたことは殆ど無い。世間一般で細かな事象を取り上げてdocomo・auより一段落ちるみたいな貶しがあるようだが、それはまぁオタクの視点じゃねえかと。
という3月最終週のお話。次回は初めてのSIMフリー携帯の話。