Think Like Talking.

変わりゆく変わらないもの

家路(Album Ver.)

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 先日、久々に職場で結婚する子がいて、その披露パーティーに呼ばれたのでのこのこと行ってきた。人前式ということと、その子が(旦那さんもだが)20代前半ということで、いろいろとギャップを感じてきた次第。

 

 会場が中島公園近辺で、チャペルではなく人前式のため本当に「パーティー」というイメージ。これまでのセオリーはほとんど通用せず、新郎新婦の友人と思われる20代前半の参列者の中に会社関係ということでテーブルふた島だけ30代~40代の煮しめ色の集団。二階席があるのは本当に初めてだ。

 乾杯の発声も会社の上司とかでなく、序列も別に関係なく、ところどころオーソドックスな式のポイントを押さえているのだが、これからの若い子たちの式はこうなっていくのかなぁと。

 ただまぁ、そういうのに面食らっただけで式自体は楽しく幸せそうないい感じでしたよっと。

 

 さて、最近こうして誰かの結婚式に出るたびに「ああ、俺も結婚式やったんだよなぁ」なんて思うわけで。や、自分の結婚式に不満があるわけでは全くなく。あれから何年たったんだなぁとか、このイベントの時あんな感じにしたよなぁとか、いい意味で思い出すのだ。初心に帰るというか。

「永遠の愛」なんてものを信じるほど子供じゃないし、現実だって見てきたつもり。多分嫁の側だっていろいろと不満はあるだろうし、同居している家族だってそれぞれ気を使いながら生きている。それくらいの分別は持っている。

 でも、きっと付き合っているときの相手を思う気持ちはきっとベースに残っているだろうし、喧嘩をしようが何とか踏みとどまっているし、何かあればお互いを気に掛ける程度の興味は失っていない。日々の中で絶えない笑いがあるわけじゃないけど、かっこつけて付き合っている時よりも些細なことで笑える周波数は増えた。それも一つの幸せの形。

 

 式が終わったのは何と22時。記憶にある限り最長の式でした。家に帰ると23時近く、息子は22時ころまで「お父さんが帰ってくるまで起きてる!!」と頑張っていたそうで。嫁とうちの母親が静かに出迎え、無事に家族がそろったのを見届けてみんな眠りにつく。

 

 息子の寝顔を見ているうち、寝ぼけて突然むずかる息子に「ただいま、お父さん帰ってきたよ」と撫でてやると、すぐに黙って俺の頭に額をつけて寝息を立てる。

 

 結婚式から、もうすぐ10年。

 一つの幸せの、形。


家路