Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

四季 〜冬〜

 明けて木曜、熱の下がりきらない中会社に行って「いいから寝てろ」と強制送還。なのでつらつらとブラウザの話。

 つい最近、メインのブラウザをOperaからVivaldiに変更しようと画策。一昔前だとブラウザごとにエンジンが違い、各サイトにアクセスできねぇ!なんてことが普通に起きていたのだが、最近はもうほとんどChromiumベースの互換になっているので、余程のことがない限りは問題ないだろうと。

 Operaは最近あまり聞かないだろうが、ノルウェーのブラウザソフトウェア。もともとChromeがリリースされる前はIENetscape/Mozillaに続く「第3のブラウザ」と呼ばれ、日本ではWiiのインターネットアクセス用に組み込まれていたくらい、気鋭の位置づけだった。のだが。

 ご存知現在業界標準になってしまったChromeがシェアをごぼう抜きしてしまい、Operaは健闘していたもののエンジンを独自開発からChromeのBlinkに切り替え。その後中国資本にブランド売却という道をたどる。開発自体はノルウェーのチームが行っていたようだが、なにせ中国資本。さらにきな臭いニュースが年明けから流れてきたため、どげんかせんといかんなぁ…と思っていた次第。最近のブラウザのご多分にもれず、デバイス間でアカウント同期することでブックマークもパスワード系も暗号化同期はしてくれるが、信頼性やいかに、という。

 ChromeFireFoxも職場のPCで使っているが、なんか違うんだよな。かと言って先月出たChromiumベースのEdgeも微妙に違う。

 そこで出てきたVivaldi。正式版がリリースされたのが既に2年程前。今は2.10までアップされ大分まともに動くらしい。以前1.0のリリース直後に試しに入れてみたのだが、拡張機能テストで入れていた当時のChromeとバッティングしたのかうまく動かずお蔵入り。今度はとサブマシンに入れてみたら至極快適。さらにVivaldiのアカウントで同期も全く問題なし。段階的にOperaから移行するシーケンスに入りましたとさ。

 同期だの何だのと、それじゃ今と変わらんじゃないか!という意見もあろうが、どうも調べていくとGoogleのシステムすら使わずVivaldi内製でアカウント管理しているらしい。何より、Vivaldi自体がOperaを開発したテッツナー氏(Jon Stephenson von Tetzchner、愛称「テッちゃん」なんだわマジで)が立ち上げたプロジェクト。大規模な会社になりつつあったOperaから離脱し、自分たちが本当に使いたいカスタマイズ性の高いブラウザを開発したいという、Operaが開発された当初の志を持って開発していると聞いたら、そりゃストーリー性もあるというもの。

 比較的軽量でメモリも食わない、Android版もベータだけどリリースされてきているのでスマホとの連携もクリア。あとはなんでもそうだが慣れの問題。そしてマイナーだから攻撃の標的にもなりにくいときたもんだ。
 というわけで、1週間ほど使っているがほぼ不具合なし。2月いっぱい使ってみて問題がなければそのまま移行してしまうか。

 という雑談。