Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

Scramble

 緊急事態宣言の行方があっちやこっちへ。

 石狩管内は今まで通り自粛が続くわけで。というか都市部もそこいらもこれくらい人がいない方が過ごしやすいんだけどなぁ...なんて思ってしまう自分がいる。地球が持たん時が来ているのだよ!!! などと逆シャアの中のセリフがムクムクと。

 

 自粛警察なる言葉が出るほど、他者への攻撃性を高めた「異常者」も増えているようだし、そういう奴らが淘汰されてくれればいいんだけど。自粛じゃなくて粛清じゃねえか。人のことを気にする前にもっとやることあんだろと。前にも書いた気がするけど。

 

 さて自粛が緩んで云々の目安にされるのが渋谷のスクランブル交差点。もともと近寄りたくないスポットではあったけど、自粛度合い・人口密度の縮図みたいな取り上げられ方をするなんざ、ハチ公だって思うめぇ。そこだけ取り上げんでも、それ以外の部分で結構みんな頑張っていると思うんだけどな。つくづく恣意的な切り取り方・話題の取り上げ方で、人の悪意に基づく注目と視聴率・PVの稼ぎ方が変えられねぇんだな。

 GW最終日、家で家族と「ヒルナンデス」を見ていたが、裏番組が他者批判だの文句だのを自称・識者が雁首揃えて全く建設的な議論になっていないのに辟易する一方、「ヒルナンデス」は通常営業で「実のない」緩い日常を流していた。阿佐ヶ谷姉妹の二人がこんなにも癒しになるとは!!! ネットニュースも真偽は別として、こうした雰囲気の中だからこそ、ただ緩く楽しい話題を流すのは貴重と報じていた。まったくもって同意。

 

 人は暗い話題・凄惨な絵面に惹かれるらしく、心のどこかでそうしたものを望んでいるのかもしれない。そしてそうした黒い一面が、善意を持ったほかの人の心まで強力に塗りつぶし隠蔽していく気がする。このコロナ禍の中で、そうした醜悪な本性が次々に表出して世界が分断しつつある。さらに、命よりも金・経済にしがみつく権力者がどんどんあぶりだされている。ここまで一般国民はバカにされているのに、次の選挙では何事もなかったように現与党に票を入れるんだろうな。日常では「政府は」「アベは」と批判ばかりして、いざ選挙の時には「何も変わらないから」と義務を果たさない。奴らを引きずりおろしてしまえ。

 

 この際、戦後最大といわれている変化期に自分がどう変われるか、みんなが考えればいいんじゃないか。距離を取って混ざり合うスクランブル交差点の絵面を見ながら、人が、国が、世界がどこに向かうのか思う曇り空の土曜朝。