Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

違う、そうじゃない

 違う違う、そうじゃ、そうじゃない!!!!

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 先週末の一コマ。いろいろと精神的にグゲゲとなっていたのでN-BOXスラッシュ(JF2・ターボ4WD)で軽くワインディングを。スポーツカーではないので当然速度域は低く、新緑の巨人が背伸びするのをちょっと感じに行く程度。

 GD3→JG1と新車を乗り継いで久々の中古車なのだが、自分が慣らしから携わっていたわけでない今の車。どういう手の入れ方をされていたのかも不明だが、若干エンジンの吹け上がりが重い。そしてそろそろエアコンも不要で一番燃費の伸びる時期のはずだが、いまいちこれも悪い。何だ?

 

 というわけで、とある大型のカー用品店でマイクロロンを投入することにする。

 いろいろと効果のほどが賛否両論・あるだのないだのという論争が巻き起こるマイクロロンだが、GD3・JG1で使って目に見える効果を感じた側のユーザなので、まぁ話のタネに入れてみるかと。今回はこれまでのノーマル(黒缶)ではなく、ハイブリッド車用の青缶。なんでもアイドリングストップやらで定着時間が長くなる車向けに、定着が早くなって被膜も強化されている上位版だそうで。

 このマイクロロン、効果は非常に高い(お値段もそこそこ)と思うのだが用量・用法を正しく守らないとせっかく入れても最大限の威力を発揮しない。説明書をちょっと読むだけでも、

 

・投入前にエンジンを温める(水温が80~90度くらいになる程度)

・オイル交換と同時が望ましい(オイルフィルター交換必須)

・投入時はエンジンをかけたまま

・オイル投入口ではなくレベルゲージから2~3分ほどかけながら投入

・開缶前に2分程度よく振って撹拌する

・投入後はエンジンを止めず30kmほど走らせ、100kmを過ぎるまで高回転は使用しない

 

 などなど。そして付属の注入ボトルとノズルからコントロールしながら注入、というまぁ「ガソリンタンクにぶち込んでお手軽!!!」とはいかないのが効果ありそうな。

 

 で、大型カー用品店(有名)で在庫があったので、エンジンフラッシングとオイル交換、フィルター交換などと合わせて購入。1500cc未満は8ozでいいのだが、在庫があったのが16oz缶、お値段ちょっと上がってしまうが、残ったらガソリンタンクに入れて燃料ラインも処理できるし、下手すりゃ嫁のカスタムに使うなら2本買うより安い。

 さぁ、ここで一抹の不安がよぎる一言。レジのおねぃさん。

 

「これ、オイルと一緒に入れるんですかね?」

 

 えっ。

 

 いや、レジのおねぃさんが車のメカに詳しい必要はないんだけど、これ売った・取り扱った経験ないの? まぁ作業するピットの人はわかるだろうし、作業を依頼。ピットに車を入れて作業完了まで待つとする。自分の車の作業が見えるのはまぁ今のご時世なんだろうな。ディーラーでもカメラで作業の様子を見せてくれるし。つつがなく機械式のフラッシングで作業が進んでいく。お、終わった。

 

...ん? んん? なんか担当のスタッフが缶のパッケージを見て首をひねっている。近くにいる中堅クラスのスタッフに相談し始めた。おいおいおい、そのままスタートすんじゃねえぞ!!! ...おお、中堅スタッフに交代した。よしよし。

 

 さあ、そこからタイトルだ。

 中堅スタッフ、説明書を読んでまずは撹拌を開始。よしよし。...1分程度かーーーーい!!!! まだだ、まだ十分に内容物が混ざってねえってそれ。そして缶を開けるのにペンチ持ち出したぞオイ!!! 蓋はネジ式だって!!! あ、気づいた。さあそして注入用ボトルに移して...オイルに混ぜんな!!!! そっちはオイルジョッキだ!!! そのままオイルと一緒に...入れたーーーーー!!!! レベルゲージから入れるって書いてんじゃん!!! あーあーあー、そのまま終わっちゃったよ。多分、量と最初に振るってところしか読んでねぇな。

 

 案の定、作業終了で呼ばれて車のところに行ったらエンジンは回してない。「いやー、お手数かけてすみませんね、いろいろ手間かかるケミカルだったでしょ?」とわざとに声をかけ、すぐに車を引き取りまずは30km回す。

 

 缶の中はまだ十分残っている。オイルラインから入れたにしろ、明らかにエンジン音・振動は改善されている。それならレベルゲージから正規に追加してやって必要なところにいきわたらせればいいだろう。しかし今はまず、今投入した部分を無駄にしないようにひたすら負荷をかけずに定着させる。よしよしよしよし、吹け上がりが劇的にスムーズになってきた。

 

 という脳内のリカバリ計画が瞬時に構築され、何とか無駄にしないで済みそうなところまで。30km走行後、とある駐車場でレベルゲージから正規の入れ方で若干追加。帰宅する頃には、長距離だったこともあり燃費は2~3km/l近く改善。完全定着まではまだかかるので、これはこれでいいだろう。

 

 さて、日を変えて今度は嫁のカスタム(JF1・NA)に投入。もともとNA・2WDなのでそこまで動力性能を望むものではないのだが、エンジン保護という意味で無駄にはならんだろう。ある程度の暖気を終え、半分弱残った全量を数分かけて注入していく。オイル交換はどうした? と思うでしょうが、4月末に6か月点検を終えてオイルその他も交換済み、そこに来て外出自粛でほとんど走っていないのでセーフと判断。

 うん、やっぱり入れて数分ですぐわかるほどエンジン音が静かに。まぁ本来量ではないし半端な状態かもしれないが、それでもこれだけ威力があるなら御の字。

 

 レースみたいなハードな走りをするわけじゃないからいいじゃないですか。というわけで、「俺は」マイクロロン効果ある派で。