アニメじゃない
そう、リアルに触れなければならないんだよ。
この前から筆塗の練習に使っていたガシャプラのボトムズシリーズ。参考資料を調べていたら、ノンスケールではあるものの概ね1/60サイズとのこと。あれ、1/60? トミカと同じくらいじゃないか?
5歳になった息子から、「ボトムズってどれくらい(の大きさ)なの?」と聞かれたのが始まり。設定上は全高で4m弱だった気がするが、「2階の窓くらいだよ」とか言ってもあまりピンとこない。じゃあリアルで身近なものと比較したらどう見えるのか? というのが縮尺であり、スケールモデルの醍醐味なんだろう。幸いトミカプレミアムで似たようなスケールのものがある(厳密には全く同じスケールではないが、ほぼ、ってことで)。
というわけで、並べてみた。情景云々というのはあまりやったことがないのだが、同じくガシャポンで息子が当てたジムニーも大体同じくらいのスケールだったので。そうか、現実にものがあったらこれくらいなのか。や、結局はアニメの世界なんだが。
まだまだ縮尺の概念なんてわからないだろうけど、現実にあるもの(設定されているもの)をミニチュアにするときに出てくる身近な単位、ということでこれはこれでよかろう。
もちろん、アニメはアニメだ。現実に具現化するにはそんなあっという間のわけはない。アストラギウス歴(ボトムズ世界の暦)だって7000年以上の「架空の」世界だ。だけど人の想像したものがリアルに交わるときに多数のものが通るであろう、「現実に存在したら」のフィルター。フルスケールは滅多に出会わないけど、空想と現実、そして実現させるときの努力をどう伝えていくか。子供の空想力をなるべく尊重してやるにはどうしたらいいか。プラモ一つとっても、アニメ一つとっても立派な教材。
たった500円の「ガチャガチャ」で、息子に伝えるものがこんなにもあるとは。おとしゃんは楽しいぞ。