Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

Nostalgia

 ようやく一般発売になったエントリーグレード(EG)・RX-78-2ガンダムと昔話。

 もともと16日に公式Twitterで出荷開始情報が出ていたちょいプラ・スコープドッグを探していたのだが、北海道の入荷は遅いこととそこらのホビーショップさんに問い合わせても入荷未定という返答。残念。

 しかして奇しくもEGガンダムの発売日ということもあり、各店そこそこの入荷。こういう時大手はそこそこ数を出してるんだな。ちょいプラは結局「なっちん」(07式戦車)を試しに買い、筆塗り練習にも使えそうということでEGガンダム購入。

EGガンダム ライトパッケージ

エントリーグレード ガンダムとこどものニッパー。

 家に帰ると5歳の息子がロックオン。こどものニッパーを持ってきて臨戦態勢。仕方ない、お前に作らせてやるよ。タッチゲート式でニッパー不要で手もぎで作れるけど、道具の使い方を学ばせるのも親父の役目。ランナーはわずか2枚、4色のインジェクション。ポリキャップもなしで全身可動。

f:id:rosso13:20201220123027j:image

 説明書の見方を教えパーツを探しニッパーでの切り出し方を教え、嵌め込みが難しい(折りそうな)ところを手伝って約30分ほど。フルカラーほぼ塗り分け完璧なガンダムがテーブルに立った。

f:id:rosso13:20201220212417j:plain

EGガンダム 可動

EGガンダム驚異の可動域。

 これが500円で手に入るという事実こそが最大の驚き。作りやすさ・可動・見栄えが高次元でバランスし、手伝いがあったとはいえ5歳児でも形にできる。しかも安いからいろんな作り込みを試すにも惜しくない。武器はついていないが、実物大立像の話をしてやり「戦わない優しいガンダム」と教え込み、反戦について一緒に考える。よく考えると、とんでもない教材ではないか。

 細かなゲート跡は残るし塗り分けてやりたいところもあれど、それは上手い人たちに任せればいい。素直に子供と一緒にプラモを楽しむきっかけとしては最高だ。むーん。

 

 で、やっぱりおとしゃんも自分で作りたくなって、近所のプラモ屋さんに買いに行ったくらいにして。

 子供の頃から変わらずある地元の模型店。息子と楽しむプラモのために40代になってまたお世話になる。久々に入った店内、レイアウトは昔のまま。ほとんどカウンターで埋まっていて、入り口から向かって左側がミリタリーモデル、奥側にラジコン、右側にガンプラが天井まで積まれ、奥の棚にはカーモデル、そして塗料などのマテリアル。親父に連れられて入った頃と変わらない。昭和の建物なので断熱保温が厳しく、入り口の「カランカラン」というベルの音を合図に店の奥から店主の奥さんが出てくる。多分店内に誰もいないときは奥の生活スペースでまったりしてるのだろう。寒い中待たせるのも気が引けるご高齢になられた「おばちゃん」、子供の頃と同じように「これください」というやり取り。あんま高い買い物じゃなくてすみません、と心の中で思いつつ。

 

 コロナのニュースに気をもむうちの5歳児は、最近あまり外出したがらない。インタビューを受ける大人たちが、どうすべきか考えあぐねている空気を察しているのだろうか。いつか大手を振ってどこにでも行ける日常が戻ってきたら、またあの空間に連れて行ってやりたい。

 

 そんなことを思う、1/144ガンダムの思い出。