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あの夢をなぞって

HGエルガイムmk2が届いた話

 3月に注文したプレバンアイテム、HGエルガイムマーク2が届いた。昨年発売決定したときにものすごく躊躇したが、これを逃したらいずれ欲しくなってまたプレミアムな値段でどこかで探す羽目になるのだろうと思い、4次受注のギリギリで注文。それから4か月。

HG エルガイム マーク2 mk2

HGエルガイムマーク2

 開封だの製作だのは先達がメニーメニー発信されていると思うので割愛。ていうかまだ開けてないのでやりようがない。この日記は単なる俺の独白なので、プラモ自体のなにがしかを期待している方はここで回れ右をお勧めする。

 

 エルガイムがTVで放送されていたのが84年2月から85年2月。俺はというと7歳から8歳の年、既にプラモデルは作り始めていたので、当然のことながらエルガイムのプラモデルも手を出していた。記憶にあるのは最初のエルガイム(スピリットのついていない素体)、ワークス、オージェ、そしてエルガイムマーク2。接着剤を使うモデルが主流だったので、もちろんそれらも接着して作成。今でいう「ブンドド」しながら遊んでいた。

 アニメ自体はぜーんぜん話が分からず、ちょっと前くらいまで主流だった勧善懲悪の一話完結ロボットアニメのノリで見ていた7歳児には難しくてな。ただメカの活躍だけ見ていた。途中で主人公キャラが機体を乗り換えるというのはその前のザブングル(→ギャリーウォーカー)やダンバイン(→ビルバイン)で確立され、エルガイムも劇中でマーク2に変更。乗り換えプロセスが今ならわかるが、当時は「なんか変わった!!!」というレベル。

 その頃、まだ週6日勤務・日曜しか休みのない親父が、コミックボンボンだったかに載っていたエルガイムマーク2の立ち姿を鉛筆で模写してくれた。寝ている間に描いて、朝起きたら無造作に置かれていて。それが無性にかっこよくて、真似して描くようになったくらい。今その話をしたら、「そんなの描いたかなぁ」と。まぁ40年近く前の話だしな。

 ともかくも、エルガイムマーク2といえば、そうした子供の頃の一つの思い出が紐づいた機体。20年くらい前(これももうふた昔前になってしまうのだな)に、1/100のR3シリーズでエルガイムマーク2がリリースされた頃はプラモから離れてしまっていた。探せばどこかしらで見つかるんだろうが、いかんせん作っても飾る場所に困る。そこに来て1/144がベースのHGシリーズでのリリース。

 これを逃したら、次はいつになるのか。還暦過ぎ?

 そう思ったら、作るとは思うけどまずは手に入れておかなければと思って購入。幸い息子も80年代サンライズロボットに興味を持っていた(最近は大分落ち着いたが)。

 

 あの頃、かっこいいエルガイムマーク2を作りたかった7歳の少年は、もうすぐ45歳になる夏に2021年基準のプラモデルを手に入れた。

 

 これも一つの「あの夢をなぞった」結果なのかもしれない。

 

 オチはないよ。