Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

紫陽花と向日葵

時には子育ての話を。

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8月の向日葵

 おかしいでしょこの北海道の連日真夏日。もう20日近く続いてるんじゃないの。札幌中心部では大詰めの競歩やマラソンをやってるみたいだけど、マジで人死にが出るぞこんな環境。

 という8月の道央地方。息子も夏休みだが、感染拡大の折どこにも行けず、クーラーのない家の中でひたすら扇風機に当たりながら誕生日に買ってやったファミコンミニをキャアキャア言いながらやっとります。いつかの予告通り、現代の至れり尽くせりなゲームではなく、今のアラフォー以上が子供時代に理不尽を学んだ黎明期のゲームが30個。マリオもカービィも最初はこんなだったんだぞ、とオリジナルを知るという意味で。

 今どきの子供たちにとっては、2D・アナログ・ノーコンティニューのハードなゲームは本当に厳しい。うちの息子は6歳になるここまでゲームというものに触れさせていない。なのでコントローラーを使って画面のキャラクターが動くというのがものすごく新鮮。休みのたびに「お父さん、これやって!!!」と模範プレイをせがまれるのだが、お父さんも子供の頃に触れていない(欲しくても買えなかった)ゲームが半分以上。初見で「おお、こんなゲームだったのか」と思うことしきり。

 

 今の世の中、子供に与えるのにタイミングが難しいと思うのが、ゲームとスマホだと考えている。スマホはそれこそ小学校高学年か中学生くらい(塾通いが一つの基準かなぁ)、ゲームは兄弟がやってるとかなり早い段階で触れることになる。一人っ子の場合は親のゲーム次第になってくる。お構いなしにゲームをやってる場合は親のPS4だのSwitchだので子供がそれに触れるが、うちのように俺も嫁もほぼゲームをやらない(正確にはやるんだけど、たまに3DSだのPS Vitaだのを引っ張り出してくる程度)場合はその限りではない。というか、嫁と協議の上、あまり早いうちからゲーム漬けにするのは止めようということで、親の我々もある程度制限していたというのが正しい。

 果たして、その甲斐あってか息子は6歳直前までゲームに興味を持つことは(表面上)なく、ただし幼稚園で他の子供たちと話が合うだろうか...という親の心配をはらみつつ育ってきたわけで。そんな息子が、誕生日を前にプレゼントの希望を伝えてきた。

 

「お父さん、僕ね、ほんとはラジコンじゃなくてゲームをやってみたい」

 

 それは息子が、精一杯の勇気を振り絞って伝えてきたものだった。反抗期というほどの激しさではなく、親が折角与えてくれるものだから...というような早熟な口ぶりで受け入れてきた息子が、年相応の希望を以て、「一度決めていた希望を変える」というこれまでやったことのないことを。

 そういう経緯を経て与えたファミコンミニ

  今のところは日々楽しそうにやってます。一応時間を決めて何時まで、という言いつけは守り、自分で自制しながら。不器用に何度もやられながら、いつの間にか操作法に慣れて親も驚くほど先のステージに進んでいたり。それはそれでいいんだろう。

 

 かといってインドアに引きこもるでもなく、いとこのお兄ちゃんたちが遊びに来れば先頭切って「外に遊びに行く!!!」とお兄ちゃんたちを振り回し。熱中症の心配でハラハラする親を置いてけぼりに駆けていく。なんと頼もしいことか。

 そんな子供たちを見守る庭の向日葵が、トップの画像というわけ。

 ともすれば30度を超えない夏もある北海道、今年はエクストリームな暑さで「夏」という感じだが、なんかこう...ねえ...もう少し手加減してくれんかと。北海道の短い夏休み、初めての花火や腹いっぱいになるまで食べたスイカ、お父さんとお揃いのTシャツ(MoveSportの)...いつか振り返ったとき、オリンピックが日本であった(しかも札幌にも来た)夏を、素敵な思い出が多くなっていればいいなとお父さんは願っている。

 

 まぁそんなお父さんは、四方八方プライベートと仕事に囲まれて一人気分はチャタンヤラクーサンクー。