CITADEL HOBBY PROJECT BOXを買った話。
で、なんでタイトルが「東方的威風」=「プロジェクトA」のタイトル曲かって? まあPROJECTつながりってことで。
昨年夏にシタデルカラーを導入してから約1年。足りない色や基本色をコツコツ買い足してきたのはいいのだが、収納する箱に困ることとなる。100均のファイルケースでピタリと入るサイズのものもあるらしいのだが、シタデルのサイズとして通常の12ml・倍量の24ml(メディウムなどのテクニカル系)、コントラストシリーズの18mlとフットプリントは同じだけど高さだけで3種類。そしてベース・レイヤー・テクニカル・コントラストというメソッドに沿った種類が存在するわけで。
ついでに言うとツールも別のケースに入れていたのだが、塗料と別に持ち歩くのがなかなか危ない。出番の少ないツールは別として、基本となるニッパー・デザインナイフ・ピンセット・ハードコートやすり程度はすぐ手元に取れる場所に入れておきたい。
そうした条件を満たすケースを作ってしまおうか...と思ったら、シタデル公式であるじゃないの。さすが外人さん、しかもサイズがでかい。レビューとかも見てから買おうかと思ったが、いかんせん記録が少なくショッピングサイトでもあまり情報がない。そのうえただでさえ物流に制限のある北海道、店頭在庫がある店もなく、結局ヨドバシドットコムで注文。少し遅めの自分への誕生日プレゼントということでスパっと購入。
サイズ的にはThinkPad X1 Carbon(6th)=ディスプレイ14インチよりも二回りほど大きいフットプリント。厚さはまぁ、同じくシタデルのウォーターポットと同じくらいか。
さて中身を開けてみる。サイドのロックを両側外し、天板はガバッと丸ごと外れるタイプ。ヒンジで開くタイプではない。
開けた直後はこんな感じ。中身が入っていないから当然軽い。
セット内容としては
- ペイントラック x 3(12mlの標準サイズが21個差し込み可能)
- ベース部分(左上のでかいの)に横倒しで標準サイズが最大56個収納
- ツールラック x 2
- 各ラックのスタンドパーツ x 10(袋に入った奴ね)
というところ。当然ながらケースのみで塗料自体は付属しません(笑)。ペイントラックのハニカム形状は意外とタイトで、ペイントボトルが簡単に抜けない程度のテンションになっている。多少傾けた程度ではバラバラ落ちることはないので、ラックスタンドで角度をつけてラインナップしても安心。またハニカムの底部はラック中心が高く外側が低くなっているので、先のサイズ(12ml/18ml)をうまく配分してやれば上部が面一になるかもしれん。俺はそこまでカラー持ってないのでやらんけど。
ツールラックへの収納例はさすがに公式を参考にしてもらう方がいいか。手元にある自分のツールをうまいこと内部のピンに引っ掛けることで、ガシャガシャと中で動き回ることも少ない様子。ただ長さに制限が出るかな。自分はタミヤのクラフトヤスリPROの平10mm/16mmの2本がどう頑張っても入らなかったので、ベース部分の何も入れていない場所に仮に入れてみた。ハードコートヤスリPRO・半丸7.5mmは斜めに入れたら入ったかな。
まぁ手元にあるカラーが40個少々のためラックをフルに使うほどはないのだが、問題としてはラックにカラーを入れた状態でベースに格納しようとすると組み合わせによっては蓋が閉まらなくなる、ということか。自分の場合はペイントラック2つ使用・ツールラック2つ使用でペイントラックは1つ余った状態。これが高さを取らないのでいいのだが、ツールラックの高さがあるためペイント格納したラック+ツールラックを重ねられない。格納していないペイントラック+ツールラックだと1ポジションに入る。というジレンマ。まぁおそらく、塗装するフィギュアに合わせてペイントラックに必要なボトルをラインナップし、手元に整理しておいておく、という使い方を想定しているのかもしれんね。
とはいえ収納用量的には申し分ない規模。返す刀でモールドリムーバーも買っちゃったくらいにして。
模型関連サイト・nippperでも紹介されていて、興味があったのだが素組程度の自分には要るかなぁ...と二の足を踏んでいたのだが、ここ1年塗装をするようになってやっぱりもう少しきれいに作るにはほしいかな、と思って購入。
もちろんシタデル純正のため、ツールラックには楽勝で入りますハイ。
さて、このボックスを使って模型を作っているシーンがこちら。
居間のテーブルでもあまりものが散らからずに作業できるようになりましたとさ。なんかコチャっとしている感じがするのはですな、左側に息子がおもちゃを展開しているからです。
というわけで、シタデルカラーを使っているのであれば非常に使い勝手のよろしいアイテムということで、どんなもんか迷っている方に向けて何等かの情報になればと。あ、ちなみに収納状態で横向きに持つための取っ手(鞄のような)はついていないこと、そして収納できる塗料がめっちゃ多いので、フル搭載時はなかなかの重量になることだけ注意を。うーん海外製品。