「劇場版マクロスデルタ 絶対LIVE!!!!!!」を見てきた話。
嫁に遅れること3日、20日水曜夜に視聴。久々のサッポロファクトリー、ユナイテッドシネマに入るのは意外に初めて。
その日の仕事は定時に強制終了、あっと言う間に社用携帯を機内モードにして一気に札幌へ。19時半からの上映のため、2年近くぶりのファクトリー内で飯を食おうと思ったのだが、お目当てにしていたスープカレー店・hirihiri V3が撤退していた。仕方なくロッテリアで孤独のグルメよろしくポークリブサンドとふるポテにプリンシェーキという「誰憚ることないチョイス」で軽く済ませる。
平日の映画館、緊急事態宣言が解除されたとはいえコロナ禍の市内ということで人はまばら。スクリーンが正面に見えるほぼ中段ど真ん中の席を予約、予告と広告で15分近くの導入に少しげんなりし、例のカメラ男の動きがキレまくりの「NO MORE映画泥棒」で持ち直す。去年リニューアルされてたのな。
まずはマクロスFの短編。15分ほどの短い内容、ランカがちょっと大人になっていた。今更ながらにルカの声が福山潤さんだということに気づき、いよいよもってまともに見られない。アルト=中村悠一さん=カラ松・ミシェル=神谷浩史さん=チョロ松・シェリル=遠藤綾さん=トト子ちゃんときて、ルカ=福山潤さん=一松。もうダメだ。
いや、内容自体はいいんです。俺が悪かったんです。そういうことにしておいてください。
さて本編。元の敵対陣営のVFが並び飛ぶ平和なシーンから、アイツが赤騎士様になっていた!!! その辺までは公式でも出てるからいいよね。メカコレのSv-262Hs、追加お願いしまーす。
話のネタばれはしないけど、端的に言うと「マックスに全部持っていかれた」感。終わり方もまあ、これは仕方ないかなと思うのだが、うん、シリアスだよね。
上映終了後、若い子が一人寄ってきた。入場特典のキャラクターカードを集めているらしく、闇フレイアを持っていないかと聞いてきた。
あ、持ってるわ。
俺が持ってても特に何をするわけでもないから、さくっと交換してあげる。何やら木曜からカードの種類が切り替わるらしく、最後のチャンスだったそうな。転売屋から高値で買って連中にいい思いさせるくらいならお安い御用。そういう楽しみ方も若者の特権だなと思いつつ、若い世代を見守るマックスの心境で彼の軽い足取りを見送る。
そして家では嫁とようやくネタバレありの話。嫁がネタバレ行為を極端に嫌がる(ほかの人にはしちゃいかんと思うが)ので、やっとオチ含め話ができた。別に俺に対してネタバレは別にいいんだけどなあ。やはりというかマックスの話。古参は絶対喜ぶよねーという嫁に、いずれマクロス7を強制的に見せてやるかと企みつつ、マックスとミリアの掛け合いとかも教えつつ。俺はグッズとかめったに買わないのだが、嫁は映画のパンフをよく買ってくる。ああ、オチ載ってんじゃん。そして敵のVF(今回は完全に無人機)の名前、ここで初めて知ったわ。
さらに盟友である其他軒 剣(ソノタノキケン・仮名)君も金曜に見てきたということで、昨日の土曜出勤のひと時に盛り上がる。俺と1歳差なので初代から追っている数少ない職場のオタ仲間、コイバナ(濃い話)になる。やはり導入はマックスの話から。
「なんだあの比古清十郎」
「全くピンチに陥らない」
「VF-19で無双させろ」
「エキセドルのゴーグルはゲペルニッチのアレじゃないのか」
「ゲペなんとか野郎!!!」
「マクロスエリシオンが出てこなかったのはやっぱり艦長(アーネスト)役の石塚(運昇)さんが亡くなったからかねえ」
「なるほど...しかしマクロス声優も結構亡くなってるよね。輝=長谷有洋さん、ゲペなんとか野郎(ゲペルニッチ)=井上瑤さん、アーネスト/ガルド=石塚運昇さんとか。」
「レディMの正体引っ張ったなー」
「あの二人の影は誰だったんだ。美沙+輝?」
「そうそう、敵のVF(ヴィヴァスヴァット?)キット化できるのかなアレ」
「グロス仕上げのクリアパーツで、例の模様は薄型シールという手か、Figure-rise LABOシリーズで試験技術満載で...」
「しかしその前にカイロスプラス出すのかアレ」
「アーマードが重すぎる」
「てかチャック機絶対出ないだろ。前の(1/72バンダイの)VF-31Eだけ出てないし。よくメカコレ出したよ」
「黄色は不遇か!!」
「クルルか!!!」
さすがは俺と同じ言葉を語りえる男。どのポイントにボールを投げても確実に打ち返してくる。手加減なしでオタ話できる40代半ばの友人は非常に貴重。
そんな劇場版マクロスデルタ、嫁はもう一回見に行きたいということだが、俺も同意。いつまで公開してくれるか不明(大衆受けする作品ではないからなあ)なので、11月はじめくらいには行きたいですな。