Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

Power of the Light

北海道胆振東部震災の話、その2。

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 明けて7日。職場は何とか営業再開を目指すべく朝からスタート。朝日が上がるのは素晴らしい。髪の毛を冷水で洗い、ひげも冷水で剃る。テレビは当然つかないため、家族にワンセグの映るZ4を預けて所々で見るように伝え出社。

 

 信号は所々の区画で稼働していたりいなかったり。交差点は慎重に通過。コンビニは一部開いているようで、自宅の隣の区画にある店は明かりがついていた。しかし外から見る限りでは食品系の棚はすっからかん。朝から営業していると思われるガソリンスタンドには長蛇の列。たまの「明日からガソリン価格が跳ね上がる」というときの行列とはわけが違うため、まぁ仕方ないかとその横を通過する。

 

 仕事自体はいつも通りに近い状況で。昨日の教訓で、充電すべき最低限の機器のアダプタを持参。悪いがこれくらいは自衛のために使わせてくれ。といっても、自分の携帯とバックアップ用のモバイルバッテリーだけだが。

 関係各所は泊まり込んだと思われる人や、早朝からスタートしている人たちなど様々。自分も例にもれず、昼飯は持ってきていない。といっても非常用にとっておいたカロリーメイトが命綱。職場は電気が復旧していたため、自動販売機は作動している。断水もない。さあ、ほかの人たちのために踏ん張る時だ。

 

 結局家に帰ったのは20時近く。ソフトバンクの回線は基地局の非常用バッテリーが尽きたのか6日の夕方から7日の16時ころまで使用できず。ほんの一瞬パケットが届くのか、緊急ニュースだけが届きメールもままならない。急に16時ころに電波が通じだしたので、そのあたりで電力復旧のエリアが拡大したと思われる。これでは余震ででかいのが来ても緊急速報も入らんし、家族との電話もできん。むーん。

 

 帰宅して何とか飯をかっ込み、前日と同じようになにもすることがないので早めに寝るか、と息子を寝かしつけ。あっという間に寝入った息子を挟んで、嫁と暗闇の中でのピロートーク。さっきの通りの通信状況だったためニュースが入らず、その間の話を。色っぽい話ではないのだ。

 なあんてしている間に、21時ちょうど。いきなり部屋の明かりがついた。復電。携帯の回線がつながっていたので、FBなどで安否報告をしながらの会話だったのだが、嫁とグータッチ。1階の両親も「電気ついたよ!!!」と。まだ近所は街灯がついた程度で復電に気づいていない様子。停電の時についていたテレビと照明を一旦消し、居間に集まる。冷蔵庫が何とか食品が腐らないギリギリのところで動いてくれたのはでかい。冷凍庫は冷気を逃がさなければ2日くらいは氷が融けないことが分かった。

 

 都市ガスは問題なかったので、今後のことを考えて風呂と洗濯、またバッテリー系のものを少しでも充電しておく。計画停電になっても対応できるように。

 この段階で、ようやく家族もまともなニュースでこの地震の影響を知る。自分たちの状況的に、この程度で済んでよかったのだと改めて認識。

 

 翌日からさらに激務。詳しいことは言えないが、復旧のための手助けの末席ではあるが、自分たちがここで戦うことで自分に連なる誰かが少しでも日常を取り戻せるはず、と考えながら。自分に意外にもこうした思考ができるのだな、と思ってみたり。

 

 電力が戻ってくれたおかげで、家の方の心配は大幅に減少。とはいえ食料品の調達はまだ困難。冷凍品が残ってくれたおかげであと数日は持つ。缶詰の偉大さを再認識。

 そしてね、やっぱり現代人電気とガソリンに依存してるんだなぁというのも再認識。情報が1日遮断されただけで、こんなに不便に感じるとは。バート・レイノルズが亡くなっていたなんて!!!

 

 というわけで、震災からまずは4日目が過ぎようとしている今、ちゃんと生きてます。トップ画像はまぁ、家族こんな感じで寄り合いってイメージで。

星空のディスタンス

北海道の震災で今も大変な方々へ。一緒に頑張りましょう。

 一緒に、というわけで自分も道民、今回の震度6エリアのとある場所に住んでいるわけで。今回の震災で「実際に自分がその場所にいたこと」という貴重な体験をした。自分のためにも、もしかしたらこれを読む誰かの心に少しでも残ってくれるためにも、記憶が薄れないうちに書き残す。

 

 9月6日、未明。

 唐突に揺れを感じる。今までも震度4程度は寝ている間に揺れたことがあるため瞬時に臨戦態勢。しかし今回はそこからいきなり横揺れが強くなる。隣で寝ていた嫁も「何?いやだ、いやだ!!! 何⁉」と若干パニックを起こしかけている。「大丈夫だ!!!」と落ち着かせ、間に寝ていた息子をかばうように体をかぶせた嫁の更に上に覆いかぶさる。

 30秒ほどだろうか、揺れが止まる。1階で寝ていた親が起きる。揺れの間、様々なものが落ちる音。インテリア好きな親が置いたガラス製の壷やグラスの一部が床で割れ、俺の飾っていたガンプラもかなりの数が床に落ちていた。

 時間は深夜3時を回ったところ。照明はまだつけられたので被害状況を見に1階へ。まずは誰もけがはない。仏壇が傾き、倒れる寸前で止まっていた。下手をしたら親父の頭の上に倒れていたかもしれずぞっとする。まずは細かなものは親に任せ、立て直すのに力が必要な仏壇を起こす。NHKのニュースで、速報で震度6クラスの地震だったことがわかる。安平で震度6強。ゾッとする。

 居間にみんなで集まり、ニュースを見ている間に突然電気がすべて消えた。携帯の画面で何とか明かりを取り、非常用に取っていたLEDランタンを持ち出し明かり代わりにする。単3乾電池で動くこと、LEDのため非常に明るく電池持ちもいい。カー用品店の特典プレゼントでもらったものだが、まさかこんなところで役に立つとは。

 

 夜が明けるまでまだ時間があるため、子供を落ち着かせ寝かしつける。おそらく数回余震はあったのだろうが、しょっぱなのでかいのを経験したため若干落ち着きを取り戻す。時間は4時を回っていた。まだ携帯はつながる。

 

 うとうとしながら、日の出の5時を回ったあたりで外から話し声。古い住宅街なので近所の人たちが起きて被害状況を見ているらしい。今日も仕事のためとりあえずもう一度目をつぶる。

 結局あまり寝た気がせずに6時を過ぎ、出撃準備。Xperiaワンセグ機能でニュースを見ながら、北海道全域がブラックアウトしていること、被害の概要が徐々にわかり始める。仕事が仕事だけに行っても特にできることはないだろうと思いつつ、JRも全域で止まっているため嫁も仕事は休み、停電の長期化や断水を警戒し風呂場に水を張るよう伝えて出社。

 

 何があるかわからず、最悪余震で被害が拡大することも考えいつものビジネスバッグではなくManhattan Portageバックパックに傘やティッシュペーパー、コンビニで買ってあったナッツ類、マルチツール、最低限の薬などを詰める。服装はいつものスーツと革靴は車に積んでおき、デニムに若干厚手の半そで・スニーカーのいでたち。

 

 途中の信号機はすべて消え、早朝のため車の通りは少ないものの慎重に職場に向かう。インフラ系の友人から安否確認と職場の状況質問電話を受けるが、向かっている旨を伝え急ぐ。やはり事務所も非常電源で何とか誘導灯はついているが、業務使用のシステムはネットワーク機器が使えず壊滅状態。昼前にさっきの友人が応急処置で非常電源で生きているコンセントからネットワーク機器へ電気を供給するラインを構築してもらい、かろうじて最低限の端末を稼働。メールで各所からの情報を仕入れ、無事であることを逆に発信する。

 

 自家発電の非常電源は燃料式のため、いつまで持つかわからない。ほかの社員は今後のことを考え携帯の充電アダプターを一斉につなげて充電し始めた。くそう、俺は持ってきてないぞ。6日昼の段階で残り70%。所々でワンセグで情報を入れる。

 

 結局業務にならないということで、事務所に最低限の人員を置き他は自宅待機ということで一度撤収。家に帰り、ニュースの状況を家族に伝えて、まずは備蓄の食糧がどれだけあるか、水道は何とかなりそうという話をしながら穏やかに過ごす。帰り道でガソリンスタンドの大行列やコンビニに殺到する人たちを見ながら、本当は自分もそこに並んで家族のために何かをすべきか、と思うもまずは現状を把握するためこらえる。

 

 実際、車のガソリンは残り3目盛り。N-ONEなら概ね100km以上は走れる計算。最悪携帯のバッテリーはこれでなんとかするとして、移動手段はbd-1もあるし何とかできる。

 問題は息子の食べ物だが、これはガスコンロと圧力鍋でお米を炊く方法を親が調べたため、白米のおにぎり好物の息子は何とかOK。都市ガスは問題ないが、それを制御するための電気がないと使えない。オール電化だったらもっとひどいのだろう。

 

 トイレは水が使えるため流せるだけラッキーだった。ただしこれも電源式のためどうするかと思っていたのだが、手動で流す方法を見つけてこれもクリア。風呂に張った水でトイレの水を満たすことで清潔は確保。

 

 9月の日の入りは18時頃。夕食は前日作っていたカレーをカセットコンロで温め、先ほどの圧力鍋で炊いたご飯で意外なほど豪華な食事。ただし食べて18時半、息子も普段と違う状況で疲れたのか19時には家族全員就寝。この間に、昨年機種変したためSIMを抜いていた前の携帯(Z4)を起動、ほぼ満充電で眠っていたため、ワンセグ専用として情報収集に使う。携帯ラジオがあればなおよかったのだが、どうも見つからない。

 

 俺も疲れていたのか、結局20時前には意識が飛ぶ。

 

あってよかったもの。

  • メイン携帯(ワンセグが見られるものは助かるわ)
  • サブ携帯(古いものでも、満充電で電源を落としておけば結構残っているかも)
  • ランタン(立派なものでなくてもLED・乾電池式ならお手軽。熱も発しないし)
  • 乾電池(トイザらスで子供用に単3乾電池をまとめ買いしててラッキー)
  • カセットコンロ・カセットガス(IH使ってても残しておけ!!!)
  • モバイルバッテリー(当然)
  • 水筒、ペットボトル(使いまわしは1回。それ以上は雑菌で死ぬ思いをする)

 

持っておけばよかったもの。

  • 携帯ラジオ(どこ行ったんだろうなぁ...)
  • 非常用の固形食(カロリーメイトは必須かな。味の変化でナッツ類はいいね)

 

 眠る前、家の外の様子を見る。

 全域が、街灯まで含めてすべての電気が止まっているため本当に真っ暗。住宅街のため車の往来もなく、ヘッドライトの光すらない本当の暗闇。きれいな星空、とまではいかないまでも、自分の生まれ育った街で初めて見る夜空。そんな震災1日目。

布団の中から出たくない

布団の中から出たくない。

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 というのは打首獄門同好会の曲。最近やけに見かけるコウペンちゃんのアニメーションが印象的なMV。


打首獄門同好会「布団の中から出たくない」

 

 息子がテレビのリモコンからYouTubeを自分で選択して見始めているため、よろしくない動画はなるべく履歴から削除したりフィルタをかける設定にしているものの、なかなかうまくいかず。それならば息子が興味を持つ+俺も見たい歌とかをチョイスして履歴やおすすめの傾向を埋めてしまえ!!! というわけで打首獄門同好会。名前がやばいというツッコミは断固として拒否する。

 

 といっても、上のMVを最後まで見てくれれば分かる通り、起きて仕事に行くだけでも偉いんだよ、という話で。ちょっとしたことでも昨日できなかったことが今日できれば、それを見つけて褒めてやる。そんな発見も、親としての楽しみ。

 初めてエスカレーターに乗れたり、お祭りで買った風船のキリンにおはようのチューをしてたり。トップのコウペンちゃんの持っている花丸の横の「えらい」を読めたり。ささやかなことでも、えらーい。

 そんなささやかな9月最初の月曜日。

 8月後半は激務でずっとエンジン全開状態だったので、今日はお休み。まだ完全に回復してないけど、まぁ明日からも頑張りましょ。

Dragon the Festival

数年ぶりに地元神社のお祭りに行った話。

 9月の頭、毎年雨にたたられたり仕事だったりでなかなか行く機会のなかった地元のお祭り。最後に行ったのは大学時代に飲料品のバイトやってた頃、フラッと立ち寄って店の手伝いした頃だろうか。 

 うちの家族3人と妹家族4人の計7人。うちの息子の面倒を、甥っ子二人が慣れない感じでやりながら、ワイワイとくじ引きだ射的だと楽しみながら進んでいく。

 

 ふと気づく。

 

 妹と最後にお祭りに来たのはいつだったっけ。俺が小学生の頃だろうか。その頃6つ離れた妹は幼稚園。もしかしたら、こうして店を回るのは生まれて初めてかもしれん。

 22年前に亡くなった母方のじいちゃんの思い出話をしながら。じいちゃんお祭り来たらゆっくり園芸見てたねえ、こっちの路地入ったら盆栽の出店があってそこでずっと見てたねえ、なんて話をしながら、二人でチョコバナナを食べる。俺と違ってお祭りを純粋に楽しむ(俺はどこか金が無駄になると思って雰囲気を楽しむだけだから)妹と、考えてみたらチョコバナナ人生初だ!!! なんて笑いながら。30年以上経って、お前とこうしてお祭りを歩いてるんだなとなんでかしみじみ思ったり。

 今はお互い家庭をもって、それぞれの子供を連れてきて、お小遣いやったり使い道で叱ったりと騒がしい道中だったけど。何とか交流して親を心配させない程度に仲良くやってる。うちの嫁も妹の旦那も、うちの家族とうまく溶け込もうとしてくれるおかげ。

 

 大人になるというのは、不思議なものだ。

 

 来年は来られるかな。

鋼鉄の馬

トミカの日」決戦の模様を。

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 鋼鉄の馬、ときたらやはりイタリアのアレですよ。今回は26年ぶりにトミカで発売になったフェラーリのお話。ライセンスの関係上か、26年もの間新作がリリースされなかったトミカフェラーリ。さかのぼると昔は結構出ていたようで、512BBだのテスタロッサだのF-1(当時なので641とかか)までリリースされていたのだが、92年頃からぱったりと見かけなくなった。

 おそらくF-1バブル前後、当時フェラーリのマークを付けたグッズが出ていたけどライセンスビジネスでいち早く厳格化したのもフェラーリじゃなかったっけ。それからいろんな自動車メーカーがミニカーやトイを公認制にしてきた感じがする。昔なんてそこまで厳しくなかった気がするしね。

 

 そんなこんなで時は2018年。ついにトミカフェラーリが復活するという情報。しかも通常モデルはいきなりラ・フェラーリ、プレミアムはテスタロッサ

 当然のことながら、発売日は争奪戦が予想された。ネット上の公式はあっという間に完売表示。テスタロッサは通常版の赤、初回記念版の白、トミカ公式限定の黄があるけど全部売り切れ。トミカ公式限定は仕方ないとして、白は何とか行きたいなぁ...入荷数によるだろうけど、ヨドバシあたりはそこそこ数が入りそうだなぁ、なんて目星をつけ、6月のシビック・タイプR初回限定の時は10分程度時間が遅れてもゲットできたしなぁと気楽に構え、ただし念のため開店前にはヨドバシ到着というプラン。

 

 そこで見たものは。

 

「~なぁ」、じゃねえよ俺!!! もっと真剣に、早くから並べよ!!!

 立体駐車場から店内入り口の前にはすでに行列、しかも「正面玄関が開いてからこちらをオープンします」の表示。やばい!! 外に出て玄関だ!!! 立体駐車場4階から外階段を使って一気に1階へ。マクドナルド横の入り口はすでに開いて3階へ向かい走る客の後ろ姿を見逃さず一気にエスカレータへ。だがしかし、目の前の爺さんそんなのお構いなしに動く気配なし。2階で降りてったがここで大きくタイムロス。なんて日だ!!!

 

 結局おもちゃコーナーについたらすでにレジ待ちの列が二重三重。新作発売の棚はアッという間に御覧の通り。

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 ラ・フェラーリ完売!!!

 初回限定は棚には置かないのは前回で学習した、特設のブースか何か、または店員さんが一人1点を厳守させるために籠を持って売ってるはずだ!!!

 

 結論から言おう。通常版ラ・フェラーリ、購入。通常版テスタロッサ、購入。

 

 初回限定版ラ・フェラーリ(黒)、購入!!!

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 残念ながら、さすがに白テスタロッサは入荷数が少なかったのかあっという間に完売した様子。ラ・フェラーリだけでも両方買えたのは、あのバタバタから考えると善戦したといえる。その後トイザらスでも一応見てみたが、さすがに初回版は瞬殺だったとのこと。店員さんも慣れてるんだろうなぁ。

 

 まぁ、息子には通常版のラ・フェラーリを渡し、いずれもう少し分かるようになってきたら初回版を出してやるか。まだ車同士ガチャガチャさせて遊んでるしな。限定版とはいえ結局はおもちゃ、遊んでやらなきゃ価値がない。悦に入ってニヤニヤってのも趣味が悪いし、転売など外道のすることだ。

 

 でもやっぱり、フェラーリはかっこいいわ!!!ザッツオール!!!

MILK

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3歳息子のミルク離れの日。

 息子が生まれて3年が経った。しばらく忙し過ぎてブログも書けてなかったが。7月に無事3歳になりました。ドリフのズンドコ節を歌ったりだとか、親の口真似をし始めたりだとか、いよいよもってGT-RのR32/33/34/35を区別できるようになってきたとか、子供の成長って早いよなぁと。

  そんな中、共働き世帯であるうちは二世帯同居でもある。日中はうちの両親に息子を見てもらっているのだが、今般妹夫妻がうちの両親を旅行に連れて行ってくれるという話になり。その行き先が

 

シンガポール5泊6日。

 

 土日を挟むとはいえ、休みを取らなければ急遽のことで息子を見てくれるような公的施設があるわけでもなく。さらに言えば親戚もはるか40kmほど離れた町にいるため、おいそれと送り迎えしてお願いできるはずもなく。

 かくして普通の家族は普通にこなしている「核家族共働き生活」をすることになる。大げさな、とお思いだと思うが、うちの家族にとっては一大イベント。嫁と休みを入れる日程を調整し、1か月前から仕事のスケジュールを調整し、さぁどんとこい状態。

 結果的に、当然のことながらいつもの休みと同様に楽しく過ごして終わったのだが。ただ、この期間の間に一つ変わったことがある。それがタイトルのMILK。

 

 息子は3歳になってもフォローアップミルクをやめられず、起き抜けと湯上りのミルクが欠かせなかった。ビールや牛乳のような「この一杯のために生きてるなぁ!!」みたいなノリで飲むのだが、いかんせんミルク。プレ保育の子供の中では少数派のようらしく、何とかしないとなぁと思っていたのだが。ちょうど折しも在庫のミルク缶が無くなるタイミングと重なり、俺とマンツーマンの日になったので息子に空になった缶を見せてこういってみた。

 

「いいか、大事な話をするからね。ミルクが無くなりました。缶を見てみて、ほら無いでしょ。(息子)が生まれた時からずっと見守ってきてくれた哺乳瓶も、次の赤ちゃんのところに行かなきゃならないんだって。(息子)はお兄ちゃんになったから、我慢できるかい?」

「できる」

「そうか、いい子だ。この哺乳瓶はね、(息子)が生まれて一番最初に飲んだ哺乳瓶なんだよ。今日までずーっと、(息子)を大きくしてくれたんだよ。だからお父さんとありがとうしようね。」

「ん、ありがと」

「よくできたね。そしたらこのミルク飲んだら、明日からお父さんと同じ牛乳とか飲むか!! お兄ちゃんの仲間入りだね。」

「うん!! のむ!!」

 

 という話の流れで、これまでずーっとぐずっていたミルク離れ、あっさり完了。その日のノリだけかなと思っていたら、翌朝からほとんどミルクのことを欲しがることもなく。台所で大小の哺乳瓶や洗うためのブラシ、消毒用のあれこれを一通り洗いながら、とめどなくミルクにまつわるあれこれを思い出していた。

 

 最初の1か月くらいはやれ40ccも飲んだだの、離乳食はどうするだの、夜泣きの時には2時間おきくらいにミルクをやるのに寝る前にセットを作るだの、出かけるときに持ち歩くセットがどうのだの。こうやって子供は大きくなっていくんだなあ。

 トイレトレーニングで今度はオムツがいらなくなる日がくるんだよな。

 

 赤ちゃんの時期が、また少し遠ざかっていくんだな。

 

 ずっと赤ちゃんでも困るけど、親の手が必要な時期がもう少しだけ続いてほしいなぁ。なんて考えながら、ミルクのセットをしまう。もう少しだけ、哺乳瓶はすぐ取れるところに置いてあるけど。なぜって?

 

 嫁さんが、「念のためミルクもう一缶買ってきたから!!」。

 

 Oh...

 

 というわけで、未開封の「つよいこ」が今もあるのです。どうしてもぐずってダメだったら仕切りなおすための予備。どうしますかねぇ...。

ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~

MG F91 Ver2.0を作ったろうかい。

 さて、そんな「昔をたどる」近況の中ではあるのだが。今の時代にもしっかり生きていないとならんわけです。タイトルは言わずと知れたガンダムF91のテーマ曲。というわけでお題はF91

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 5月に発売されたMG F91 Ver2.0。嫁に内緒だったがもう気づいていると思われるのでぶっちゃけてしまおう。MGを作るのはいつ以来だ、最後に作ったのはMGクロスボーンVer.Kaだった気がする。なので10年近く作ってないはずだ。

 

 久々にMG見たけど、そりゃ時間かかるよな。ランナー数がもう。

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 これも先日買ったプラモ向上委員会の「ワークステーションPro」の初陣。切りくずが散らばらないとか、アタッチメントでルーペや作業灯をつけたり、ニッパーホルダーや説明書立てが統合されており、むしろ「なんで今までこういうものが出てこなかった」というほどの。ていうかプラモバリバリ作る人は自分で作っちゃうのか自分用のコンソール。

 で、周りを見てもらうとランナーの山。画面の左側にもまだ隠れており。これF91だからこれで済んでるけど、ディープストライカーとかEx-Sとか考えたくないな。

 

 F91はVer1.0を2機(オリジナルとハリソン機)10年以上前に作ったが、その時に関節全部ABSで苦い思い出がある。オリジナル作成時、当時初の技術でまだ合わせなどがタイトだったために腰の部品をねじ切ってしまい。1個数十円の部品なのに送料百数十円という逆転現象で取り寄せ。その話を嫁(当時はまだ付き合って2年くらいか)に話したところ指さして笑われたのもいい思い出

 

 そんなことを考えながらポチポチ組んでいく。しかし部品数が多いのは変わらず、また関節のはめ合わせがきついのも変わってないのかよ!!! これならポリキャップの方が楽なんだけどなぁ...。ガシガシ遊ぶ人にとっては保持力低下を考えるとこっちの方がいいのかなぁ。

 しかし返す返すもバンダイ驚異の技術力。頭部を作りながら、今回の売りである「フェイスオープンギミック」の構造に愕然。

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 分かります? このスケール感。この細かな空間にギミックを仕込み、なおかつ展開しているガード部分が収納されて外側カバーと内部メカの間に綺麗に収まってしまうのですよ。詳細なレビューなどはもっとまじめに作っている人のブログを参照してもらうとして。ふと思ったのは、「こういう機構を作るにゃ、やっぱり設計段階でメーカーが組まないとヒンジ部分の加工や部品を個人で成型するのはできないんだろうなぁ」という。ガード部分と内部のフレーム(グレー部分)をつなぐ部品はわずか3mm程度。強度を持たせて更に外れない程度のピンを仕込み、そのうえで可動させるべき部品の動きを正確に制御しなければ、意図した場所に格納できないわけで。日本のプラモ恐るべし。

 

 そんなこんなで頭部パーツに約1時間、両腕に1時間程度かけ23時頃就寝。下半身からは後日に持ち越しだなこりゃ。

 

 ちなみにこれに先立ち、小説版のF91も初めて読んだ。上下巻。端的に言うと、上巻はマイッツァーとロナ家の話なんだな。下巻はようやく映画本編に近い内容だけど、かなり端折られている(映画が劇場向けに膨らませているとみるべきか)。いろいろと劇場版だけでは分らない事情が結構あったんだな。それにしても小説版、F91の出番少なっ!!!

 RE:100で昨日ビギナ・ギナも出たし、HGUCでもっとF91関連も出してほしいなぁ。リーオーが出たんだからデナン・ゾンもぜひ!! 

プラモ向上委員会 ワークステーション プロ ホビー用工具 PMKJ002

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MG 1/100 F91 ガンダムF91 (機動戦士ガンダムF91)

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