Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

ROUGH DIAMOND

仕事で1週間ホノルルに行っていた話、その3。

Oh,Noみたいな像。

 さてホノルル出張回第3回。基本的にガチ仕事だったが、せっかく各国から研修に集まっているということで、主催者側の全負担で親睦のディナー会があったのだ。アラモアナセンターから1ブロックほど離れたアメリカンな居酒屋のような店で、ビーフ・ポーク・チキンの3種目制覇。国籍も人種も年齢もバラバラのメンバーが酒を酌み交わし大声で笑いあう、思わず口からこぼれ出るラブアンドピース。初日の夜は1週間長ぇな!! なんて思っていたが、4日目くらいになるともう終わりか、と思うもんだから不思議なもんで。

 最終日が残っているので酒は控えめ、朝食は滞在先のホテルでインクルードされていたバイキングが定番。スタバもロビーに入っているのだが、不思議と初日以外いかなかったな。

品目は変わらないけど日本食もありまっせ。

 入口で案内受付するマダムやテーブルサーブのおっちゃんとも少しずつ慣れ、熱いブラックコーヒーで目覚める朝7時。このテーブルから視線を右に移すと目に入るのがトップの「Oh,No」の像ってわけ。

 

 最終日もつつがなく終了、少し早めに宿に戻り、日本チームの連中が言い出したのが

ダイヤモンドヘッド登りましょう!! 大丈夫、20分くらいで行けますって!!!」。

 いや、距離的に結構ある気がするし、標高的にも20分ってどこからの話をしている?

 旅の道中、出川イングリッシュさながらのテンションと押しの強さで乗り切っていたS君の提案で、アラモアナ地区からレンタル自転車でダイヤモンドヘッドの登り口まで、そこから登頂というどう考えても「20分で行けますって!!!」の根拠がわからないツアースタート。

 札幌市内でいうポロクルのようなbikiというレンタルサイクルのステーションがそこかしこにあるため、時間で借りることになる...が、なぜか最初のステーションでうまくいかず、ダッシュで別のステーションへ。というのも、ダイヤモンドヘッドの入山は予約制、登頂までの時間を考えてもギリギリの時間を予約したらしく、そこに何としてもたどり着かねばならないのだが、現時点で残り30分程度。おい、ワイキキを通り過ぎてさらにちょっと上るんだよな?

 何とか参加メンバー4人が自転車を借り、トレインを組んで向かうダイヤモンドヘッド。この時点で20分などとうに過ぎ、移動だけで30分近く。ネパール人のVさんは流暢な日本語で悪態をつきながら最後尾でついてきている。動物園を過ぎて市街地エリアと思われる地区に入り、登山口までの上り基調の道を3段変速のママチャリでひた走る。

 ヒルクライムはまだ平然と登れるので、この後の登山を考えペースを落としつつ淡々と走っていくと、N君が血相を変えて追い抜いていく。なんでも、入山受付に誰か一人でもたどり着いていないとならないらしく、最年少のN君が先行することに。

 ここでS君、痛恨のルートミス。bikiの返却ステーションに回り道した挙句、入山道への道がまだ2キロくらいある。しかも上り。

「赤乃さん、3分ダッシュできますか? この先なんで!!!」

 青山学院でもあるまいし、ここで46歳に登りダッシュなんてできるかぁ!!! S君、N君の後を追い入山受付へダッシュしていく。結論から言うと、距離的に3分ダッシュで着くような距離ではなくそれだけで10分近くかかった。まさかこんな異国で「俺に構わず先に行け!!!」などとリアルに言う日が来るとは(笑)。

 

 一人ずつ入山受付にたどり着き、俺も何とか最後の一人で合流。入口ブースの係員は「まだ来るのか、まだ来るのか」という雰囲気で揃うのを待っていたらしい。みんなここまでで手持ちの水分を使い果たし、こちらでは珍しい自動販売機で給水。いざ登山開始。

 や、ここから頂上だって20分で行けんて!!! しかも閉山18時、それまでに帰ってこなければならない。今17時近く、これやばくないか? 4人で黙々と上る。上った経験のある人は知っていると思うが、なかなかに狭き道やちょっと踏み外すと結構な急斜面があったり明かりの極端に少ない洞窟のような通路があったりと、まあまあアドベンチャー

 そして何とかたどり着く、ハワイアンサンセット。

証拠写真

 市街地の真横にこういう場所があるってのはすごいよなあ。4人で写真を撮り、滞在2分ほどで急いで下山。入山受付に戻ってきたのは17時50分。ギリギリじゃねえか。

ダイヤモンドヘッドってクレーターなんですな。

 さて、この日はまだ終わらない。研修チームの別動隊とワイキキで待ち合わせて、金曜日に行われる花火を見るというイベントその2が待ち構えており。みんなヘロヘロだったので結局ワイキキのシェラトンまでタクシー割り勘。往路であんだけ苦労したのが、15分くらいで到着。しかして待ち合わせまで時間があり、一瞬だけワイキキ観光。

Apple Store Waikiki

 嫁さんのお土産に、Apple Watchを買うことにする。この旅行でSeries8を使用していたのだが、思いのほか便利だったのと、嫁さんも今使っているFitbit Luxeが不調になりつつあるということで。入店から5分程度、さらりと店員さんに注文して購入。簡単な雑談もできるようになった。人間逃げ場のない環境って成長するのね。

 そうこうしていると、合流時間に近づいた。総勢8名近くでビーチへ。しかして開始時刻の19時になっても始まらない。ちょっと前から降り始めた雨で、様子を見ているとのこと。

 ホテルのビーチ側軒先で雨宿りしていると、唐突に始まる花火。

なかなかに連発です。

 驚いたのは、ブンブンとドローンが飛んでいること。撮影なんだろうが、時代は変わったねえ。時間にして10分少々、ホノルルの花火を堪能し帰路につく。N君たちはこの後も飲みに行ったらしいが、さすがにそこまでの体力は残っておらず歩いてアラモアナまで戻る。

 この日の歩数は2万歩オーバー。さすがにトライアスロンとはいかないが、バイク・トレイルランを期せずして体験した感じで最終日の夜は更けていく。