Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

いつもあなたが

今年に入ってから、昔のアニメを一気見している気がする。

 タイトルはTV版「装甲騎兵ボトムズ」のエンディング。


いつも あなたが - 装甲騎兵ボトムズED full

 4月末にHGBDグリモアレッドベレーを組み立て、「まんまスコー○ドッグじゃん!!!」という突っ込みを入れたうちの一人なのだが、それを機会に「じゃあ俺はスコープ○ッグの何を知っているというのだ!!!」という疑念が沸き上がり。考えてみたらボトムズ本放映時って1983年。小学1年生か!!! そりゃどんな話かも何にも分らんだろう。

 

 というわけで、DVDを借りてきて一気見。本編を見終わった後にはOVA版までを見る。あ、「ペールゼンファイルズ」と「幻影編」はまだ。

 うーん、いかにも80年代だよなあ、というメカや絵柄何だけど、人物描写とか設定とかは今でも通用するよな。だからこそいまだにOVAで続編が作られてるのか。ガンダムマクロスは大々的にやってるけど、考えたらボトムズだって立派に今年で35周年か。

 最終的にキリコが異能生存体という設定で神格化されてしまったり、パーフェクトソルジャーであるフィアナが悲しい結末になってしまうわけだけど、本放映時はたぶん後年そういう掘り返し方になるとは思わなかっただろうしな。

 それでも、初期のメカニック、とりわけATが劇中30年以上経ってもトンデモ進化しているわけでもなく、現用兵器同様に新型機が導入されるペースが設定されている(本編から32年後の「赫奕たる異端」でも新型機はオーデルバックラーとエルドスピーネくらいだった)ために、よりリアルなミリタリー感があるように思う。ドッグ系ATだって、基本は局地改修機やバリエーションだったし。ガンダム系のスラっとしたフォルムや、マクロス系の「本当に可変させる」ために3Dモデリングにスイッチしたのも必然だし、それぞれの良さがある。

 個人的には安易な大量破壊兵器が出てくるわけではない、兵士同士の生々しい撃ち合いや人間ドラマ(クメン編のカンジェルマンの思惑やカン・ユーの外道っぷりとか)は、やはり大人のドラマだろうし。そりゃ小学1年生の俺には全くわからんわな。

 そういうのもあって、「記憶の答え合わせ」みたいなことを最近やっている。今や昔の作品も再評価されたり、マニアック過ぎなければ探すのもそんなに手間じゃないのでね。当時の大人が、どんなメッセージを発していたのか。今のように年齢制限がなく、ダイレクトにそのメッセージが放映されていたりした時代。今は亡き声優さんたちの面影が見えたりするのも、自分のノスタルジーにすぎないんだけど、たどってみたくなる。

 まぁ次は「ペールゼンファイルズ」と「幻影編」を見てから別作品かな。

 

スナイパー

「スナイパー」にちなんだ小話を。

 タイトルは天野月子だったかな。引き金はまだ引けない。

 仕事だなんだとで前回更新から早くも1か月。あの直後、ゲロ吐きそうなほどガチガチに緊張しながらの仕事を控え、それが終わったらまたいろいろと。今もその仕事の絡みで東京出張からの帰り道。いつも通りJALの機内から更新でございます。ってか疲れで寝てしまい、結果着陸態勢に入って続きは家で打っている始末。

 

 で、何がスナイパーか。

 一つは朝活の話。もう一つはガチャガチャでござい。

 

 最近休みの日でもめっきり早朝に目が覚めるジジイ予備軍で。そのうえ夏至前ということで日の出も下手すりゃ4時前後。5時過ぎに目覚めてそのまま寝ているのももったいない。なので積みプラを消化することにした。

 ちょっと前にHGBDグリモアレッドベレーを作ったが、こういうミリタリー色あふれるキットを作るとちょっと連続して作りたくなる。なので、前々から気になっていたこれを作ってみた。

 HGBFケルディムガンダムサーガ。

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 意外に結構な数の00関連キットを作っているのだが、00MSVは初めてだなぁ。全身重武装の特殊作戦機設定なのだが、キットはもともとのケルディムのパーツが丸々入ったうえで追加ランナーでおまけ満載。なので本当は「セブンガン」のところ、ベース機のスナイパーライフルと本来は1丁のはずのアサルトカービンもう一つを持たせて「ナインガン」状態にできるという。こんだけ装備してたら現実問題動きづらいだろと突っ込みを入れつつ、グリモアレッドベレーの横に飾ってツーマンセルにして悦に入る。作成時間はだいたい5時間程度かなぁ。かなりゆっくり作ったくらいにして。

 

 さてスナイパー話もう一つ。ガチャガチャはもう足を洗おうと思っていたのだが、息子と二人で遊びに行ったときにたまたま気まぐれでやってしまったのですよ。

 MS ENSEMBLE 06。そう、5月リリースの第6弾。あのね、そこまでの執着じゃないのだ。第8弾で予定されているF91なら多分ダブりにダブっても後悔はない。しかし、一度回してしまった以上、揃えたくなるという人間の心理というものは御しがたい。

 3回回してV2アサルトの素体が2つ、ガンキャノン1つ。うーむ、これなら武器セットだけで前のシリーズでゲットしたV2バスターと合わせてアサルトバスターで完結してしまおうか。いや、それやるとスターク・ジェガンのパーツが丸々無駄になる。これはやはり...。しかしガチャで全部回すにはリスクもコストも高すぎる。何か良い手はないか…?

 そんな折、たまたま立ち寄った新さっぽろの文教堂ホビーにて、箱入りのシリーズを見つける。中身が見えないことは条件が同じ、値段で消費税が加算されるがこの際仕方ない。狙いどころは「1ケース10個が開封直後」だったということだ。ということは、1シリーズ5種類が2セット入っているのが確実ということ。あとは自分の目利き次第

 

 箱を持ち重さを比べ、中のパーツ構成を想像して箱を振った時の音の違いを見極める。その結果導き出された「初期配置での並び」の予想に元づき、残る3種類を当てるべく3箱を取る。会計を済ませ、駐車場の車の中で開封した結果。

 

 見事全弾命中!!!

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f:id:rosso13:20180614225412j:plain いやー、マジ嬉しい。ほぼ最小限のコストでゲットですよ。ってか本当にそろそろ足を洗わんとなぁ…。

 

 というスナイパーなお話でしたっと。

 

 

 

 

星座を睫毛に引っかけて

「星座を睫毛に引っかけて」を聴いて真面目に子供との時間を思う。


星座をまつ毛に引っ掛けて  キリンジ

 タイトルはキリンジから。先に言うと、考察とかではないためそれを期待した方は回れ右をお勧めする。久々に乗った地下鉄の中で聞いて、グッときて下向いたままでしばらく動けず。 

 歌詞はこういうサイトを参考にしてもらうとして。

星座を睫毛に引っかけて キリンジ 歌詞情報 - うたまっぷ 歌詞無料検索

 子供が生まれる前から、こういう家族を表現したような歌がいつからか刺さるようになって。子供が生まれて手探りで父親としてあろうとあがいていると、この子にとってどういう父親であるべきかとか、何をこの子に残して、教えてやらなきゃならないかとか、そういうことを考えるようになった。 

 歌詞を見ながら聞いてもらえば、子供の成長といつか離れていく寂しさ、何を与えてやれるかといったいろんな感情が見えてくるけど、自分は何だろうなあ、やっぱり「ぬくもりの他には なにもやれないけど」というところかな。どんなに金があって、いろんな教育やすばらしい概念で子育てをしている人もすごいと思うけど、たまに見せる息子の寂しさを我慢している顔を見てしまうと、いつかはこうして親を求めてくれる時期に終わりが来てしまうことを考えてしまう。きっとその時に子供の支えになるものは、身に着けた知識や技術・教養ももちろんなんだけど、大切にされた記憶がなければきっと自分を認めてやれなくて揺らいでしまうんだろうなと。 

 曲の最後の「希望という帆を揚げた船に攫われるのだろう」という一節、自分で選んだ何かがきっと大切なものだと信じて、自分たちもそうして大人になろうとしてきたのと同じように、この子もそうしたものをよりどころにいつか離れていくんだろうなと思ったときに、不覚にも駄々泣きしてしまった。

 得てして心地よい耳障りの言葉や、裏にある汚いものを覆い隠した題目があふれる中で、自分の子供の世代がそれに触れる頃、それはどんな意味をもつのだろうかとか、今よりも少しでも救いの残っている世界であってほしいとか、それをいつまで見守ってやれるだろうかとか、そんなことを考えてしまった。 

 子供の人生の最後まで親が見てやれることはほとんどない。自分の親も言うが、親が子供の最後を見ることほど親不孝なことはない。どんな人生になるか、終わりがどんな形かは誰にもわかることではない。ただ、願わくば穏やかに、人生を全うして欲しい。そんなことを思うようになった。

 

 もっと言うと、音楽で感じるものが大きく変わってきた。

 例えば数年前、「僕が死のうと思ったのは」という曲でやはり駄々泣きしたことがあったのだが、これは自分の主観としての生きづらさや、前を向くための希望を拾い上げる「自分のための」涙だった。

 これが、今回の曲のように大切な誰か、例えば息子や家族の幸せを願うような曲が唐突に刺さってくるような。よく「祈ります」という言葉があるけれども、この「祈り」がどんな強さで、何を思うのかが、より鮮明になるというか。その切実さというか。

 

 そこから奇妙な感情が最近出てきていたり。ここからおかしい話になるけども。

 

 自分には90代も半ばの祖母が健在で。いろいろと若いころのようには動けなくなってきているし、余生という言葉が当てはまる人生の時期なんだけど。その祖母に対して、なんとか安らかに過ごしてほしいという気持ちになるのだ。その字面だけであれば、きっと同じように思う人が多いと思うけど、その先に「祖母を生んだ曾祖母が、娘である祖母に対して、自分が息子に願ったように、幸せな中で過ごしてほしいといつか祈ったことがきっとあって、それをかなえてあげたい」という、ややこしいことを思うようになったのだ。きっとそれは、人が伝え続けてきたことであって、いろんな事情があるにせよ大半の人が受けてきた祈りで、自分の親にも親がいて、そう思うと何をもって幸せなんだろうと考えることが多くなった。 

 自分の親にとっては、子供である自分たちが、辛いことはあれど笑って過ごす時間が長いことと、それをできる限り見せ続けることが幸せなんじゃないかと。自分たちが、子供の笑顔を見て幸せを感じられるのなら、きっとそれはいくつになっても見ていたいことだから。

 

 とても大きな、でも小さな範囲の話。すべてが完璧なことなんてありえないんだけど、そういうことを考えていると、自分が幸せでなければ誰も幸せにできないというどこかで聞いた言葉は真言なんじゃないかと思えてくる。

 

 なーんてことをつらつらと考えながら、嫁さんの検査待ち。嫁さんの親御さんのためにも、嫁が幸せと思える人生を過ごさせてやりたいなあ。きっとそうしてみんなが笑っている人生が、俺にとっても幸せだと信じて。

 

 オチはないけどとりあえず。

Call Your Name

bd-1、シーズン前のメンテナンスの話。

 今年初めてのbd-1メンテ。シーズンはとっくの昔に始まっているのだが、なかなか休みの日やらに走りにも行けず。仕方ねえ、せめていつでも走れるようにとタイヤと駆動系のチェック。自分のSpeedと嫁のStandardを同時にチェックして、ついでに前々から買ってて取り付けていなかった「とあるもの」を。

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 knogの自転車用ベル。「Oi」(オイ)という。ロゴがQi(チー)に似ているが。リリースされたのはもっと前なのだが、子供にかまけて取り付ける暇もなく眠っていたわけで。実際に日本の道交法上鳴らす機会は皆無なんだけど、それならもう少しスタイリッシュなベルがあってもいいだろう、というのがコンセプトらしい。実際に取り付けてみるとこんな感じ。

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 わかります? これまでのお椀状の普通のベルから、リング状のプレートになってるんですな。しかして音は涼し気。これはいいものだ! と言ってしまいそうな。嫁の分も色違いで準備していたので、気づかれない内に取り付け。まぁ細かすぎてほんとに気づかないだろうが(笑)。

 

 しかして今日は天気予報通り道央圏は雨が降ったりやんだり。若干の風邪気味と相まっておとなしく息子の子供の日を祝っております。そんな2018年GW後半の一幕でしたっと。

 

 ちなみにこれ、ハンドルバーの太さに応じて種類があるので、買うときは注意を。

 

炎のさだめ

HGBD グリモアレッドベレーはそのまんま。

 これは...まんまじゃないか!!!

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 というわけで衝動買いの話。

 先週は東京日帰り出張、その移動の間に何気なく見たガンプラブログにて気になるガンプラを見つけてしまう。

bandaihobby.hatenablog.com

 

 そう、現在放映中の「ガンダムビルドダイバーズ」に登場する「グリモアレッドベレー」。公式の記事を見てもらえば分かる通り、この機体

 「色といいシルエットといいスコー◯ドッグじゃん」

  いや、プロローグでの活躍だの操作してる人のアバターがなんだのしかも声が久々に聞いた速水奨さんだのと、様々な要因がないまぜになってもう。

  これは作るしかあるまい。スコープ◯ッグが買えなくてマーシィドッ◯で我慢した6歳頃の俺のために。 

  で、27日。様々所用を済ませて家族でヨドバシにて買い物、目にも留まらぬ動きでゲットしたるはHGBD・グリモアレッドベレー。

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 はい、ドン。値段的には元値が2000円しないので非常にお手頃。ってかパッケージからしてやっぱりス◯ープドッグ。しかもレッドショルダー。日曜の早朝に目が覚めてしまい、朝活と称してガンプラの山を崩すの第2週目。前回の全身メッキのデルタガンダムと違い、今回は墨入れも必要となろう。

 

 と気合を入れてみたのだが、最近のフォーマットで構成されたキットの凄さに後に気づくことになる。

「ランナーの配置が凄い」。結構面というかそこそこ目立つ場所でカットポイントがあるのが今までのキットだが、この辺り(元はGのレコンギスタグリモアだし)になると「バリを取るだけである程度処理しなくても目立たないところに切り口がくる」。そう、アンダーゲートで二度手間になることもなく、簡単にバリの場所が目立たない位置にくるのだ。これには驚き。二時間もするとこんな感じに。

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 サクサクと組める。概ね本体は2時間半もあれば最低限の墨入れ含め出来上がる。

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 今月号のガンダムエース付録の試作型ロングレンジビームライフルを構えさせるとこんな感じ。しっくり来すぎ。

 ここで子供が起きて一時中断。夜に子供が寝た後に続きを作るも、トータルで3時間半程度か。で、完成したのが冒頭のアレ、と。ウェザリングなんかはやらんしまぁリハビリで組み上げるのが優先だからこれでいいのだ。

  GW中のあれやこれやで意外と自由になる時間はないのだが、この際だからDVDでボトムズ全巻借りてきて一気見を企て中だったりする。まぁ7泊8日もありゃ何とかなるだろ。

 というわけで、朝活って素晴らしい!!! というお話。

 


炎のさだめ

 

 

 

イカロスの末裔

連休朝活にHGデルタガンダムを組んでみた。

 なし崩しで連休に突入だこのやろー!!!

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 なんだかんだと地味な忙しさの今週。連休前に連絡が来てなんとか月次の手配をしなければならない仕事がね、連絡がこないのです。で、俺は明日から休みと。しーらんぞー、休日出勤どころか残業まで結構制限されてるこの最近、出てって会社のPC開くだけでもいろいろ言われるんだから。

 

 というわけで、実は現在連休前に本社で全体会議があるってことで日帰り出張の帰りの飛行機の中から。そんな中で「イカロス」なんてワードを使うという。だって最近ヘビロテなんだもの、キリンジの「イカロスの末裔」。

 明日は息子のとあるイベントがあるのです。で、午前中にそのイベントに出るために休みを取り、結果4連休+2日出勤+4連休という。嫁は明日年休を取ったら10連休だって。なにそのXファイル案件。実在するんだ。

 かといって連休に気張ってどこかに行くわけでもなかったのだが、成り行きで家族みんなで一泊だけど久々の旅行に行くことに。直前でも意外に取れるもんですな予約。オーバーホールとまではいかないものの、少しは疲れを取れるといいな、という場所に行ってきます。すなわち温泉。

 

 ていうかさあ、ここ2年くらいサッポロファクトリーでやってたガンダムワールド」、今年やらないんだってよ。残念。もうそろそろ息子もガンダムネタが認識できるようになってきたので、何がとわかるわけでもないけれど英才教育を始めるにはいい頃合いと思っていたのだが。残念。返す返すも残念。

 

 前回の日記で宇宙世紀物の続きが作られるという話を書いたのだが、その絡みで積みプラと化していたHGUCデルタガンダムを作ってみた。といっても全身メッキ仕様なので墨入れもしない本当のパチ組み。ていうかそれだとせいぜい3時間もあれば組めてしまうのですな。先週日曜の朝6時前から朝活と称して作成開始、息子が起きてきて中断、日中のあれやこれやをやって夜に息子を寝かしつけてから続きで一日で完成。仕上がりを気にしなければ、これくらいで作れるんだよなぁ。でもせっかくだしなぁ。なんて心がもたげてくるのですよ。

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 とはいえこのデルタだって買ってから約6年は寝かせていたわけで。作らず積んどくよりは組んでやった方がプラモも幸せか。息子も大分手がかからなくなってきたので、時間を見つけてチクチク作るとしよう。俺の老眼が進む前に!!!

Next 2 U -eUC-

バンダイの発表で宇宙世紀について考えた話。

 なに、宇宙世紀ものの続編作るって?

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・Next 2 U -eUC-

 タイトルはそれこそガンダムUCテレビ版のED。

 で、ガンダム。結構UCって綺麗にまとまってたのでそっとしておいてほしかったなぁ...というのが本音のところ。でもなにやらサンライズが「宇宙世紀100年以降の終わりまで描くプロジェクト」をやるだのなんだので、それはそれは。公式に出てるのはそんじゃ「閃光のハサウェイ」「F90」「F91」「V」ってところか。結構無理があるんじゃないのかそれ。

 

 とはいえ個人的には恐竜的進化のゴテゴテしたMSよりは、F91辺りのダウンサイズと機動性に振った人型兵器としての汎用性に回帰してたり選民思想がやはり根強く人類に残る時代がもっと見たいかな。本来は公式にテレビシリーズやる予定だった、ってのもあるだろうし。現代の技術できちんと描いてほしいなぁ。そのうえで、トンデモ兵器をある程度抑え込んだクロスボーンのアニメ化をぜひ。

 

 コンテンツとして、すでに富野御大の手を離れて福井晴敏氏が整合性の(ある程度)取れるシリアスな物語を作れる段階に入ったため、プラモデルを始めとした玩具ありきの展開ではなく一つの「大人の鑑賞に堪える」物語にシフトしつつあるんだろうな。その一方で、子供世代・孫世代がプラモデルという「メディア」に触れられる裾野としての「ビルドダイバーズ」などのシリーズだったりと、その辺商売がうまい。でも子供ができてみると、ガノタ世代としては地味にありがたかったり。

 

 子供、やっぱり見るんだね。どんな方向に行くかはわからんけど、やっぱり「戦争の悲惨さ」や「命の意味」などを教える素地として、大人が意味を咀嚼して教えてやるには下手な史実で小難しく教えるよりいいかもしれん。現実よりもあり得ない規模の「破壊」のあり方を見せるなど「極端な破滅」の本当の意味に気づく時、劇中のセリフを引用しようが何をしようがとにかく「平和がいかに重要なものか」「何もしないで守られるものではないこと」にたどり着く。

 

 これから新しく描かれるというプロジェクト。スターウォーズが継続的に映画化されて物語が続くようなのと同じく、更に深く更に細分化された物語が広がり続けるんだろうな。言ってしまえば「歴史の中にありえたかもしれない」可能性を「実態として描くことで史実にしてしまう」ことが公式化されるということか。

 

 大人が踊らされるというのは分かるけど、分かったうえでどこまでこの世界が広がるのか、見てみたい気がする。いずれ息子とプラモを作って、一緒に話を楽しめるようになれば幸いかな。

 

 ただ息子よ、これだけは忘れるな。

 

 今は宇宙世紀ではない。現実の世界線が間違いなく存在しているのだ。それをしっかり保ったうえで、楽しめよ。

 

 という、まとまりのないオチ。