タイトルはB'zの初期の曲。既に20年以上経ってるのかよ。
というわけで、チェーンのお話。
・bd-1チェーン交換
納車から2年、我がヴォルケシェッツェ号のモディファイで最大級といえるクランク・チェーンリング交換から約2ヶ月。先日の東京輪行やその前の白石サイクリングロード往復で気になることが出てきた。それは。
ギャップに乗るタイミングで変速するとあっという間にチェーンが外れる。
楕円チェーンリングにして仮想最大歯数が53T相当(純正は54T)でほとんど変わらないとはいえ、実質歯数は50T。単純にチェーンが長くなりテンションが若干弱まるということが想像できる。そこにチェーンガード無し・巡航速度という状況でギャップに乗ったら、チェーンが暴れてしまう。適正な長さであればそれでもテンションでチェーンがチェーンリングから浮くということは防げるのかもしれない。
元々現在のチェーン長は、仮想最大歯数に合わせて様子見ということでそのままにしていたもの。実際には2リンク程度短くした方がいいんだろうなと考えていた。ショップに持ち込んでセッティングしてもらうのもいいのだが、どうせいつかは通る道。ならば自分である程度の整備ができるべき、というのが自分のモットー。
というわけで、かねてから計画していたチェーン長調整に手を付ける。
そしてどうせやるならシマノ純正チェーンにしてみる。
bd-1 Speedに付いていたチェーンはKCNC製で、汚れが付いていない状態なら冒頭の写真のようにピカピカ(上側、下の短いのは長さ調節したシマノ製)。しかしあくまで「互換」であるため、Capreoコンポとのマッチングはシマノ製の方がしっくり来るという情報を得た。
さてそれではチェーンを探してみようと思うも、一般に売っているのは互換チェーン、それも7~8速用の低グレードや、現行主流の10~11速上位グレード。Capreoに使うためには9速用が必要。くそう、やはり北海道では置いている店が少なすぎる。
結局秀岳荘白石店さんで発見。CN-7701、いわゆるデュラエース/XTR用のハイグレードである。とは言え現行のデュラエースは既に11速化、XTRも同様。すなわち、少し前のモデルのための製品ということになるのか。とは言えそこはやはりシマノのハイエンド向け、見せてもらおうか、デュラエースグレードの性能とやらを!!
と、買い込んでいたのは実は先週初め。細々と雨が降ったり出かけたりでなかなか手を付ける気になれなかったのだが、今日は雨もなく(曇だが)出かける気も起きず(ガンダムUCのepisode7を見に行くつもりだったがなんか気がのらない)、絶好の(?)自転車弄り日和と自分を納得させ、家の前で作業開始。
まずは現在のチェーンを軽く清掃。表面の汚れをざっとクロスで落とし、ミッシングリンクを見つけて取り外す。とは言えミッシングリンクに触るのも実は初めて。力任せではもちろん取れず、一度アウターリンクのプレートを内側にテンションかけて上手いことリンクを外す。おお、誰だ専用ツールが必要とか書いてた奴は。素手で簡単に行けるじゃねぇか。
取り外したチェーンはきちんと注油して清掃していたおかげで、サビは一切なし。ミッシングリンクにも問題がなさそうだったので清掃してこのまま使うことにする。一応新品も買ってあるので、不具合があったらその時は交換。
CN-7701の116リンクと並べて、現在のリンク数を数える。おろ、108リンクか。結構短いんだな。煩悩の数と同じかよ。この長さだとまだ長いことになるので、2リンク分詰めることにする。
チェーンカッターも使うのは初めて。と言っても専用ツールではなく、常備しているLEZYNEのハンドツールの付属で事足りた。こんな簡単にできんの?
参考画像。右からレザインのツール、タイヤレバー、WOODMANのクイック(bd-1はフロント100mm/リア135mmエンド)、レザインのロードドライブ用エアゲージ付きホース(サイズM以上なら本体に格納可能)。
アンプルピンを抜き、長さをチェックして表面に付いたグリスを軽く落とす。購入時のグリスを完全に落とす人もいる(表面のベタつきは埃を呼び寄せて汚れるだけでなく摩耗を促進してしまう)が、リンク内のグリスまで脱脂してしまうのもどうかと思い、表面(サイドプレート)をクリーナーで拭いてやるに留める。
チェーンをギアに掛け、ミッシングリンクをつないで終了。わずか5分程度。コレは経験しといて正解だったわ。
軽くラスペネを吹いてなじませ、数分置いた後に駐車場内で試運転。1速から9速まで変速が正確に入るかをテスト、その後自宅周辺を軽く流してみる。まだ全開には入れないが、変速はやはりスムーズに行くようになった。後は長距離を走ってみて、チェーン外れが軽減されるといいなぁ。
という三連休最終日の昼下がり。さて後半日、何をしようかなと。