ThinkPad X1 Carbon Gen6のメンテナンス。
珍しくデジタル系の話を。輝きのないGW、掘り出し物をゲット。
よんどころない事情にて連休は5/1から開始。往来自粛の札幌、これまたよんどころない事情にて駅前に短時間出没。人出もまばらな連休の駅前、何気なく立ち寄ったツクモでそれを見た。
「M.2 SSD ゴールデンウィーク特価(10本限定)!!!」
CrucialとWestern Digitalなど信頼性の高い(とイメージしている)メーカーのSSDが限定特価になっているではないか。以前は1TBなんてえらいこと高く、今のメインマシンThinkPad X1 Carbon Gen6の注文カスタマイズで選ぼうものならそれだけで+10万という代物。それがまさかの1万ちょっとで手に入るではないか。
いや、そこまでの容量が必要かと言われれば...ね。ただし、PCIe NVMe接続のSSDも世代を重ね高速化していているとのことなので、反応速度の向上も期待できるかなと。
とはいえこういうパーツは下準備が大事。そのうえX1 Carbon系は薄型筐体、SSDもM.2規格でもフォームファクタが複数あるとのことで、その場で調べるとこんな注意点。
- M.2の中でも基盤の大きさで「22xx」という表記が数種類。
- X1 Carbonの換装記録を見ると、SSDの厚みで搭載不可のパターンがあると。
- SATAとNVMeで外付けケースの互換性が取りづらい(両対応は偉い高いらしい)。
メインは6th Genなのでまずこいつに搭載できなければ意味がない。そして浮いたSSDをケースに収めるにはNVMe対応のケースを準備する。フォームは2280、厚みをクリアするには片面基盤でないとダメだと、フムフム。それらをクリアするのがSN750と。
はい、開封。チョイプラ・スコープドッグやシタデルカラーの容器と比較。
大きさがわかるだろうか。先のフォームの「2280」は幅22mm・長さ80mmということだそうで、ショートタイプだと「2242」というのもあるらしい。ただその場合は片面基盤ではなく両面基盤で厚みが出てしまう。
さてそれをケースに収納。ケースの基盤はこんなの。
左が接続側、右が制御基板側。この穴がさっきのフォーム長さに合わせて固定するためのビス位置と思いねえ。まずはSN750をセットしてクローニングの準備。接続してAcronisのバックアップアプリをダウンロード、WD専用だそうで。800MB前後のZipファイルを解凍してセットアップ、もともと場所を取る動画や画像ファイルは外付けのストレージに入れていたので120GB程度の使用率。それをクローニングで交換先のSSDに移す。時間にして30分弱、おおこんなに早いのか。
BIOSで内蔵バッテリーを一時的にカット、 後ろのカバーを開き内部にアクセス。基盤の中央にほそーく接続されているのがSSD。さてそのすぐ横に見えているヒートシンクをついでに外してメンテナンス。
初期状態でついていたCPUグリスを除去して、ダイヤモンドグリスをつけた状態。あまりつけすぎてもよろしくないそうで、ヒートシンクに圧着させた状態でムラなく密着する程度でちょっとだけ。ヘラで伸ばすとこんな感じ。
実はヒートシンクを外した後、工場出荷時からついていたグリスはさすがに乾燥・固着していたのと、一部ムラがあったらしくその点もついでにメンテナンスできた。さあ本題のSSD装着、ふたを閉めて再起動。
何事もなかったかのように起動。ただし工場出荷状態のようなアライメントを取っていない状態なのか、微妙にスリープからの復帰に時間がかかる感じ。それくらいかなぁ。
ともあれこれで容量はなんと一気に4倍。もともと外付けしていたストレージに入っていた内容は一気にマシンに格納・OneDriveと同期。空になったSSDはフォーマットしてとある用途のために準備。というわけで久々のデジタル系ネタでしたっと。
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- メディア: Personal Computers