愛・おぼえていますか
初代マクロスを一気に見返した話。
シャオパイロン!!! なんか挨拶っぽいなこれ。
というわけで前回はまだ雪の北海道から最初のプレミアムフライデーなんて話題で日記を書き早くも2ヶ月。あっという間に年度末・年度始めで滅多撃ちになり、気がついたら3回目のプレミアムフライデー(もういいか)も終わってますよええ。
さてそんな中何をしていたのかというと。
仕事ですよ。
いやそれは勿論なんだけど。
あんま物欲もなかったので、淡々と過ごしておりました。
初代マクロスTV版を全話。
で、タイトルの話。タイトルは劇場版の曲だけど。戯れにホントに初代のマクロスを見てみたのです。全話。いやあ、キッツい(笑)。リアルタイムで見たのが6歳の頃、バルキリーかっこいい!!!マクロスってなによ? とかいう話でストーリーなんて追っておりませんでした。再放送で概ね10代中盤、やっと話の流れが分かってきた程度だけど、その頃はまだ表現的なものとかは余りツッコミが無かったり。
そして2017年、40歳にして恐る恐る見てみると。
うわ、面白い。
いや、汚れちまった大人が見ると、設定だの話の流れだの作画などという小賢しい方面がどうしても目についてしまってそっちの方が、という意味で。
設定についてはもう35年も経っているので後付サクサクで何とか整合性を取って...いることにしよう。OTM(Over Technology of Macross)でどうとでもなるし。作画に関してもまだアニメ黎明期からようやく脱した頃ということで、人の顔が崩壊していたり一般市民が結構残酷描写になっているのも良しとしよう。
いやあ、話の流れ!! マクロスってあんなはた迷惑なものだったんですな。
進宙式でいきなり主砲ぶっ放して戦闘に入り、脱出のためにフォールド=ワープして島一つ宇宙に放り出し、変形しては中の住人がUp Side Down!!! やっと地球に帰ってきたら敵を引き連れて来て、全方位バリアを張ったらまた暴発して半径50km以内を灰燼に。うろ覚えのストーリーを今追ったら、最後の暴発は記憶に無かったんだよ。ってかグローバル艦長の采配、前半戦はほとんど裏目!!!
それでも何故だろう、最終話で反逆したカムジンの艦と戦うために再浮上したマクロスに胸熱。かつてマクロスで旅した周囲の住人(復興中の地球・マクロスシティの人たちね)が「マクロスが飛ぶぞ!!!」と感慨深げに見守る姿。クララが立った!!! いや違う。
登場人物が、今見たらもう...。
まず柿崎の残念ぶり。見逃してたらすまないけど、こいつ一機も落としてないんじゃないか(笑)。絵に描いたような残念なキャラクターエピソードがメニメニー。
ミンメイのエキセントリックさ。ヒロインなんだけど、当時のアイドル像なんだろうな、物語の初期では「あなたは戦争に行かないの? みんな戦ってるわよ」みたいな事を何も考えずに発し、最終回近くでは「何故あなたが戦わなきゃならないの?」と平気で言い放つ。おおおおおい!!!! 従兄弟のカイフンが出てきてから更にエキセントリックに。清々しい程自分本位!!!
そしてそのカイフン。反戦主義者という設定だけど、多分現代に見ると一番滑稽な動きをしているんじゃなかろうか。無条件で軍人を毛嫌いし、やること成すことを否定。現代にももっと面倒なカイフン的人種はいるけど、物語中で「何故軍人を嫌うのか」というところまで描かれなかったのでここで印象が止まってしまう。ボドルザー決戦前後から戦後復興パートまで全体の1/3程度の出演だけど、こいつも残念。
カムジンは典型的な当時の悪役だからまあいいや。
早瀬さんは劇場版後半のしおらしさで帳消しとする。
主人公の輝はまぁ...衝撃だよね、女の子=ミンメイに「おたくは~」と言い放つ主人公(笑)。ある意味一番大変だったんじゃないかねこの人。
でもなんだかんだで、当時3クール程度の放送を全うしたわけで。現代の2クール2期制なんて訳のわからん放送方式じゃなく、一応の収まりを見たというのは素直に良かったんじゃないかと。なんか無性に80年代ロボットアニメが見たくなる時ってあるじゃないですか。現代の余りに練られた設定だの救いのない話だので疲れたときに。子供の頃に見た記憶の答え合わせの面もあるけど、もっと気楽に見られる物が好きってことで。
ああ、1/72 VF-1S(5年くらい前に出た方ね)作りたくなってきた。
1/72 VF-1S バルキリー ロイ・フォッカー機 (超時空要塞マクロス)
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ちなみに今年はデルタ以降続いてマクロスづいております。VFマスターファイルなんぞ買ってしまい、読んでたら面白いのなアレ。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-31 ジークフリード (マスターファイルシリーズ)
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ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-25メサイア 新たなる救世主 (マスターファイルシリーズ)
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大人になって、バトロイドよりもファイター形態での戦いが好きになってきたのは、やっぱり現実を見始めたのかねえ。
決戦は金曜日
輝きの無い最初のプレミアムフライデーのお話。
真面目な時事ネタをたまには。
今年2月からいつの間にか導入されていた「プレミアムフライデー」とやら。去年の「ブラックフライデー」もいつの間にか煽られていたけど、こういうの最近多くないか? 政府主導の消費喚起策で経団連だのが一緒になってやってるけど、やっぱりみんなが幸せになるものとは程遠いところに見えてならないんだよ。
導入最初の日ということで、各サイトだの有識者と言う人(言われる人か知らんので)がその説明や意義、成功するしないの論議をやってたけど、多くの意見は「コケる」。
働き方だのワークライフバランスだのをきちんと整理せずに各企業勝手にやってるわけだから、そりゃあいきなり「最終金曜は午後3時に退社しましょう」なんて現場の作業無視した脳天気な掛け声一つで何が変わるって話だよ。
それ以前に、そういう議論・決定をする人たちってのは未だに日本が基本9時17時で土日は休みの人が大半なんて本気で信じているのだろう。土日も無しでシフトで頑張って働いてくれてる人がいるから、今のサービスに溢れた日本を構成してくれてるという意識が無い。大抵そういうやつはそんな人達を根底で見下してるもんだから、自分は偉いと勘違いして飛行機の中で大酒かっくらって泥酔した挙句ご迷惑をかけて顰蹙を買うわけだ。
さて自分の周りと言うか会社は勿論15時になんて仕事終わらせたら日本が回りません。インフラ業界ってのはそういうもんだと。それ以前に、現場作業者の人たちも含め仮に15時退社ができたとしよう。そのまま「消費」に走るか? 人に拠るだろうけど、それも可能性は低いんじゃないかと。だってそこまで劇的に給料上がってないもん。上がっても税金もしっかり上がってる。で、物価も微妙に上がってないか(消費増税で意外と馬鹿にならない金額になってるから、モノやサービス自体じゃない印象なんだよな)。
消費行動に入る入らない。人に拠るだろうけど、今の世の中だったらどうなんだろうな。飲み屋だのショッピングだの小旅行だのという業界ばかりが取り沙汰されるけど、今の労働者層が休みの前の日に早く帰れたら何をするかの方をもっと分析しないと、全く意味のない言葉になってしまうんじゃないか。
うちの周りでは圧倒的に「早く帰る」→「子供の面倒」→「家事」→「寝る」の比率が高いように思う。まぁ世代的にそういうのが多いからってのもあるんだろうけど、政府ってのは少子化の議論をしてる割にはそういう人たちの生活実態をよく知らずにカネしか見てないように映る訳で。
その他はなんだろう。大都市部ならショッピングだってありだろうけど、日本の中に大都市部ってのは全体のどれくらいあるんだよ。市町村で行くと「それ以外」が圧倒的に多いんじゃないか。中途半端な都市だとそうした場所に行くにもいろいろ労力をかけないと行けん。飲み屋? 飲み会だのを敬遠する世代が増えてきてるのに? やっぱオッサンの発想にドンドン見えてくるんだよなぁ...。
本気でこういう施策をやろうとするなら、多数の人間がまず「健全な生活」になるように戻すことが最初なんじゃないか。今回の件にしたって、結局は受け入れる側=サービス業界が対応するために負担が増えただけ。下手すりゃ強制的に仕事切り上げられた人にも余計な負担がかかってるのも間違いなくあるだろう。
80年代に戻る世界
常々、最近世界は80年代に戻りつつあるんじゃないかと考えている。年末年始の休みや24時間営業からの撤退を宣言する企業がちらほら出てきているだの、その他風俗(エロじゃないぞ、文化という意味で)的な風向きとか。日本人の真面目さはある程度残りつつ、もう少し自分と家庭に目が向けられる時間の流れというか。
その延長上で、土日のしっかりした休み、サービスの遅れ・不便を容認する国民の余裕ってものがもっと戻らなければならんのじゃないかと。昔は土日で開いてる店って限られてたじゃん。宅配便の翌日配達なんて無かったじゃん。夜中の番組は1時過ぎで終了、普通の店だって19時には閉まってて。ドンドン便利になっているように見えて、生き物としての人間が生活する領域から外れていった結果が今の世界なんじゃないかと。
確かに時間を気にせずなんでも手にできる時代にはなった。でもふと夜中考えてみて欲しい。今見ている番組や、今買おうとしている商品、本当にこの時間に自分がすべきことだったのかを。睡眠時間削ってけだるい状態で手にするべき「便利」なのか。自分が「便利」を求めることで誰かが負担していて、その負担した人の「便利」を実現するために自分の時間が削り取られていて、結局こんな夜中に「便利だなぁ」と思っているけど本当はそんな時間にそこでそうしている事自体無かったはずじゃないのかと。
なんだかパラドックスみたいだけど、便利に慣れた現代の歪みって結局「便利」の総量は変わってなくて時間や形がいびつになってるだけなんじゃないかとよく思う。踊らされているというか。
技術的な「便利」は素直に喜べる。それは多分人類の英知の進んだ先だから。でもサービス的な「便利」は最近どうも微妙に思うときが多い。まだまだその裏に、頑張っている人の熱量が漂ってくるからだ。これが完全に産業ロボットとかに置き換えられて、人が介在することが少なくなっていったとしたら、今度は微妙どころか「気持ち悪い」ことになるんじゃないかと見ている。
それは、技術としては凄いかもしれないけど、よく考えて欲しい。
最近セルフレジやほぼフルオートの寿司屋(回転してないから回転寿司とも言えなくなってるんだよ)に行く機会があって、物は試しと使ってはみた。セルフレジはまだ百歩譲っていいとしよう。高齢者のことも子供のお使いでの対人経験の機会を奪っていることもここでは敢えて置いておくけども。でもほぼフルオートの寿司屋はいただけない。
座席に設置されたタッチパネルから好きなネタを注文する。ベルトコンベアで運ばれてくる。食べる。繰り返す。精算。以上。
文字面にしたら、普通の行動に見えなくもない。でも現実は結構おぞましい。注文を受ける・運ぶのプロセスに人の気配が全くしないのだ。ヘルプ要員でフロアに数名スタッフさんが回っているけど、基本的に客は機械的に寿司を食う。ある意味「作業」と言っていい。おひとりさまで入ればそれは本当に「1984」みたいな世界だ。
1984 Apple's Macintosh Commercial (HD)
極端かもしれんけど、それくらい強烈な違和感を覚えた。寿司の味は変わってない。もともと職人さんが握っていないはず(機械でシャリを形成してネタを乗せてるはずだから)。でもそれを提供する手法として、機械の領域が増えるとこうなるのか、と薄ら寒く感じてしまったのだ。
人が増えすぎて、でも知性と倫理がある中で動物のように間引くわけにもいかない。そこからそれぞれの食い扶持を確保するために労働対価の話が出てくるけど、そもそも一人あたりの消費量なんて時間の上限があるんだから決まっているはずで。その限界があるパイをシェアするんだから、どうしたって取り分は少なくなっていく。必要以上に溜め込んでるやつからはバキバキ取ってもいいだろうけど、その線引のボーダーラインにいる人は...?
なんてところまで考えてしまうんだよなぁ。プレミアムな金曜日とやら。
ズンズン話がズレていくので強引にまとめてしまおう。
「週末・休みの前は何も考えずにうまいもんと楽しいものを引っさげて家にこもれ!!!」
家族や大事な人を大切に、一人の人は一人の時間を最大限に楽しんでやりゃそれでいいんじゃないか。楽しみ方を政府や経団連なんてカネの指標でしか見ねぇやつに決められたくないってことじゃないのかね。そう考えれば、時間が長かろうと仕事終わりはいつでもプレミアム!!! プレミアムエブリデー!!! ザッツオール!!!
MONSTER
「MONSTER」にまつわる最近気になったこと。
その壱。
モンスターエナジーを週に何度か飲まないと体力が持たない不健康な40歳なのだが、余りにエナジードリンク系に慣れてしまったのか、この前何の変哲もないタフマンを飲んだら余りに飲みやすくて衝撃を受けたり。
その弐。
取引先の人とお客さんからのクレームについての雑談中、なんでか知らんけどその人の中で俺が凄まじく美化されていたことに衝撃を受ける。曰く「穏やかで振る舞いが上品だからクレームとか入れるイメージが全くない」とのこと。生まれも育ちも一般庶民ですよー。結構ラテンのノリだったり情熱的にキレたりしますよー。あ、でも店員さんとかにはやらんなぁ。立場の弱い人に居丈高になって攻撃するというのはやらんかも。
その参。
関連会社主催の飲み会に参加した。なんでも栄転される子の送別会だそうで。
厳密には別の会社なんだけど、諸々複雑な事情がありそこの会社の肩書も持ってしまっている(世で言う出向)ため、どんな雰囲気かという興味もあり参加してみたのだが。なんというか、若いよなぁ皆。ハイボール一気飲みの連発を見せられておじさんどうしろと。俺から見たらある意味みんなMONSTER。
というわけで今宵はこれまで。オチは無し!!!
Happy?
「スーパーサラリーマン佐江内氏」から桜玉吉先生の話に飛ぶ。
見始めるとなかなか。土曜9時ドラマ移転しちゃうの?
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE / HAPPY
2017年の年明けから放映している「スーパーサラリーマン佐江内氏」。EDで堤真一などが踊っているアレの曲。去年の恋ダンスからこっち、こういう皆で踊れる...踊れる!?曲でのEDが流行ろうとしているのだろうか。俺この系統のイマイチ好きになれないんだけど、あのEDと一緒に聞いてると耳に残ってしまうのが不思議なところで。
さてHappy。人それぞれ幸せのカタチは違うと思うのだが、「しあわせのかたち」と聞いたら昔のファミコン通信を知っている人は桜玉吉を思い出すかも。
最近ふと思い立ち、Kindleで桜玉吉の近著を一気に購入。それでも1000円ちょっとというのがリーズナブル。その分結構アッサリ読めるんだけどな。こんな感じ。
伊豆漫玉日記【電子特典付き】<伊豆漫玉日記> (ビームコミックス)
- 作者: 桜玉吉
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玉吉さん、かなり前から鬱を患って浮いたり沈んだりというのは漫画でも描かれてたんだけど、ここ10年位が大変だった様子。「幽玄漫玉日記」の時代は全巻買ってたんだけど、その次作「御緩漫玉日記」の辺りでガチでやばくなったらしくちと二の足を踏む。週アスの「ゲイツちゃん」とかでほそぼそ仕事はしてるので生存確認のように見ていたんだけど、ひょんなことから一度手放した「幽玄~」を古本で再購入してから気になりだし、今はKindleでも買えて場所も取らないので見てみようかとなったわけで。
なんというか、言ってしまえば「鬱の先達」なわけで、自分もそのトンネルを潜り抜けたあとだからなんとなく分かる部分も見えてきた。とは言え玉吉さんのように本当に動けない程の(重度の)症状までは行かず、勿論「中の人」が出てくるほどの危機的状態までは行かなかったのでおこがましいんだけど。初出から20年近く経ってこういう見方をするようになるとは思わんかったなぁ。
ともあれ50を過ぎ何とか創作活動を続けているようで、変な話皆「見守っている」状況に近いんじゃないかなと思ってみる。
様々な視点や擬音・表現など、よくよく見ているとやっぱり「玉吉さんは根が真面目すぎるんだろうな」というのは変わってない。だからエッセイ漫画に方針が向いて周りの人をネタにして「傷つけた」という意識にかられたりして、追い込んじゃったのかなと勝手に見ていたり。
エッセイ漫画といえば対極に西原理恵子さんがいるけども、あの人はあの人で突き抜けすぎた表現や余りに身体を張ったネタ、批判上等の豪胆さもあり今の「言葉狩り」で言葉を選びすぎて薄味になってしまってつまらない出版状況の中では異質(敢えてこの表現だけど)。でも昔から、とびきり叙情的な側面も持っていて、子育ての中から相当に人生が変わったんだろうなぁ、それが加速したんだろうなぁと飽きさせない。
思うに「周りの人をネタにしてエッセイ漫画を描いている」という一つの筋がある中でこの二人に決定的な違いがあるとすれば、その「ネタにされた人たちがそれを笑い飛ばせるか」ということなのかもしれない。
玉吉さんの場合はそれこそ編集のO村さんやヒロポンを始め、当初周りに居た人たちが徐々に体調悪化していったり家庭環境が悪化したり、登場人物が減っていった(O村さんだけは未だに出てきて安心だけどな)。
対して西原さんの場合は登場人物こそ変化すれど(読んでる作品もあるけど、ディープなギャンブル系の人たちは余り出てこなくなった?)、出て来る人の賑やかさは変わらない。男性と女性という違いもあるかもしれないけど、ネタになったことを笑い飛ばせるか、その中に幸せを見いだせるかの違いもあるように思う。
完全な創作でのネタも当然大変だけど、日常を切り取る=周囲の人を創作に登場させるというのは恐らく作者以外もパワーを使うことなんだろう。
とはいえ玉吉さん、まだ50代中盤。お体に気を付けて末永く頑張って欲しい、というのは身勝手ないちファンとしてのちと重い期待かも。
80年代後半から90年代初めはこういう明るい絵柄だったんだけどねぇ...。
ワルキューレが止まらない
最近のアニメを見て安野希世乃さんを知った話。
でも今時の声優さんがいまいちわからない。
「ワルキューレがとまらない/ワルキューレ」Music Video(2chorus.ver)
そんな中、去年は「おそ松さん」だの「マクロスデルタ」だので集団で声優さんを覚える事に。と言っても、おそ松さんの方はある程度俺でも分かるような有名所の声優さんが多かった。おそ松=櫻井孝宏さん・十四松=小野大輔さんはいまいちわからんかったけど、カラ松=中村悠一さん=グラハム・エーカー、チョロ松=神谷浩史さん=ティエリア・アーデ、一松=福山潤さん=巧美(ストレンジ・プラス)、トド松=入野自由さん=沙慈・クロスロードと。半数がダブルオーの声優さん!!! 中村さんと神谷さんに至ってはマクロスFでも!!! もうやばい、真面目にそれらを見ていたら頭のなかで変換されちゃう!!!
それはともかくワルキューレですよ。
正直、去年本放送第一回を見て人物が多すぎて覚えきれねぇ!!! と思っていたら意外にそれぞれのキャラがきちんと立ってて(そりゃそうだ)、貯め録していたのを4話くらい消化する頃にはある程度名前とキャラと声優さんが一致する程に。永年のクセって怖い。
嫁は完全にフレイア=鈴木みのりさんが可愛いと。珍しいな、嫁がこれだけ明確にアニメキャラの好みを宣言するとは。
しかして自分は、カナメさん=安野希世乃さん推し。多分ワルキューレメンバーの中(声優さん含め)で一番年上? 何だけど、MVなどで見せるあの丸さが!!! 気恥ずかしくない程度のあの声の高さ・質が!! 主役・センターとは決して行かないけれどもその奥ゆかしさがいい!!!
ワルキューレ/一度だけの恋なら Music Video(2chorus)_TVアニメ「マクロスΔ(デルタ)」OPテーマ
と、飛び抜けて可愛いわけではないけどもどこか親しみやすい女の子が好みという話。え、どこもそんな話じゃなかったじゃないかって? 良いじゃないですか、堅いこと言わんといて。
さよならの準備
1/1ガンダム立像ファイナルの話。
いつもここから、スタートしてたんだけどなぁ。
タイトルはTM NETWORKの初期の曲ですな。さて、さよならの準備の話。
お台場・ダイバーシティ東京前に立つ1/1ガンダム。どうやら3/5を最後に撤去の方向らしい。そりゃまあ、2012年くらいから設置されているから、5年間雨風潮風に晒されてきた形だし。なんぼ外見はリアルロボットだとしても、内部は普通に鉄骨で作られた「建造物」。老朽化もそこそこ激しいと見るのが妥当だよね。
最近のあれやこれや、仕事で完全に全開になっていたため、帰ってきてから寝る時もいまいち頭がオフにならない危険な状態が続いていた年明けからこっち。先日のさっぽろ雪まつりでなんとか息継ぎをして、あとは仕事と家庭に専念するのが大人の男・父親の役目...と踏ん張ってきていたのだが。いよいよもって今週月曜の朝7時半から上司相手に人斬りの眼になってしまい、これはいかんと。沸点低くなってきてると。
そんな状況を見かねた嫁さんが、「遠慮しないで行って来い」と背中を押してくれて、四十八手を駆使して日帰り東京行、という訳で。
いつも通り千歳空港から羽田に飛ぶ。空港再編の絡みで出発ロビーも様変わり、小奇麗になってるところとまだ工事中のところが混在するストレンジフィールド。つつがなく飛行機は出発し、つつがなく羽田へ。さすが土曜のため、ほぼ満席の機内。B777の4人がけ席中側のため、左右を他人に挟まれる。右は多分ビジネスウーマン、左は新婚カップルか。会話が嫌でも耳に入る、自撮りのあまーーーーーーいやり取り。いや、良いんだけどさ。
羽田に降り立ち淀み無くリムジンバス乗り場、パレットタウン行きのチケットを買っていざ。
考えてみたら、いつもリムジンバスを使うけどだいたいニッコー東京もしくはフジテレビ前だったから、ヴィーナスフォート=パレットタウン前ってのは新鮮。しかして中の構造がわからず、北西に位置するダイバーシティ東京までの移動経路に10分ほど迷う。
すると、トヨタのミュージアム・カフェ的な施設が!! 歴代WRCカーがこーんな感じで陳列されており。
少し移動するとエブロのミニカーやらマニアックなモデルカーなどが販売されている横にカフェ。窓の外ではフェラーリ・ディーノを磨くスタッフさん。これは息子がもう少し大きくなったら連れてきたい!!!
いやいやいや、今日の目的地はここじゃない!!! フルスケールガンダムを見届けに来たのだよ!!!
昨日春一番が吹いたという東京、ベイサイドエリアを歩く。少しだけ肌寒い感じもするが、PEDALeDのジャケットは寒風をしっかりシャットアウトしてくれて耐えられる。さすが自転車乗りのためのアイテム。2月に路肩に雪が一切ないという北海道では考えられない景色。10分程歩くとダイバーシティ東京が見えてきた。なんというか、時間が限定されているため目的の写真を収め次に進む。次なる目的地は、ほぼ1年近くぶり?の秋葉原。
ゆりかもめでのんびり行きたいと思っていたのだが、若干着弾地点を間違えてりんかい線の東京テレポート駅についてしまう。そのまま乗り継いで秋葉原へ。ここまでで13時前。昼飯にはちょうどいい時間。いつものようにゴーゴーカレーでチキンカツ。いつものエコノミーではなくヘルシーで若干軽量化。大学生?と思われる若干ヲタク風の学生2名、昼の繁忙期に完食後ダベって動かない。うわぁこれは大人が一言言わんとわからんパターンか? 数分逡巡している内に自発的に出ていった。客商売の端くれに居たので、金にならん客が居座っているのを見るとどうも抵抗が。まだリハビリしないとならんな。
完食後、速やかに自分も退出。その足で、神田川を渡って柳森神社へ。一つ道を入っただけで人気も少なくどことなく厳かな感じ。
ここには息子が生まれる前にも安産祈願、生まれた後に御礼参りで来た。物欲の街の真横にこういう厳かな空間がポッとビルの谷間にあるというのも東京の不思議なところ。
さて取って返しヨドバシアキバ。パソコン関連は大分物欲が落ち着いているし、プラモも積みプラを消化するまでいまいち買う気が起きん。単に札幌近郊ではなかなか味わえない雑多な空気を感じたい、という禁断症状。あんまいい傾向じゃないんだがなあ...。
とは言え週末を迎え、1/144と1/100のバルバトスルプス・レクスだのパパッガイだのドラケンIIIのテオザオコンパチだのがリリースされてた。だーかーら、今あるもん作りたいんだよブラザー!!! RGのZだのMk-II(エゥーゴ・ティターンズ)だのレッドフレームだのMGのZ Ver.2.0だのVF-1SだのクリアカラーF91だの(以下略)。その辺何とかしないと物欲ブレーキはしばらく続きそうな予感。
ひとしきりぐるりと見てラジオ会館見て、駅の連絡通路にある魂ネイションのショーケースを見て。
パワードレッドと150ガーベラの柄。もはや何が何だか。
メタルビルドのF91。細かい部分のディティールが追加されてたり。25年も経ちゃアレンジも色々出てくるか。しかし高いなオイ。
帰りの便の都合で滞在4時間程度。京急からのモノレールで羽田へ。乗る予定の便が前便の影響で若干の遅れ。まぁ誤差の範囲なんだけどな。家族へのお土産を買ってトイレ行ってしてるとあっという間にボーディング。なんというか、余韻も余りない状態で北海道に帰ってきましたとさ。
今回の旅で初めてのこと二つ。
前者はXperiaにしてからやろうやろうと思いながら2年近く。NFCが搭載されてて便利なのは知ってるんだけど、以前(スマホにする前の913SHとか)使ってた時に機種変でエラいこと面倒だった記憶があるので二の足を踏んでいた。今はもう少し楽らしいのと札幌圏のKitacaやSAPICA辺りとも互換性が出てきたとのことでようやく導入。しかし首都圏はSuica以外の交通系も沢山あるし、それぞれ仕様違うんだよね...?
JALのWi-Fiは、最初の15分無料キャンペーンは知ってたけど、なにやら国内線の対象機材への展開が完了した記念だかで完全無料キャンペーン中らしい。というわけで、機内でX1 Carbonを開きアクセス開始。地上でやるよりはやっぱり速度は落ちるよなぁ。そりゃそうだ、衛星回線経由でしかも乗客で帯域シェアだもの、メールやブラウジング程度を想定してるだろうし。動画何て見ようもんならあっという間に帯域圧迫だ。
...と思っていたら、前の座席の子供がiPadでバリバリYouTubeを見ている様子。あれ、アクセス制限されてんじゃないの? ていうかこの親子、離陸前に座席倒してきたり離陸直前もiPadでゲームしてる子供を止めない(奥さんの方は若干注意してたが、ニワトリ鶏冠みたいな頭した旦那は注意もせずマナーも悪かった)。こういう子育てはしたくねぇな。
話の着弾地点がガッチリズレたけど、全体的に楽しい土曜日を過ごさせていただきましたっと。
METAL BUILD 機動戦士ガンダムF91 ガンダムF91 約170mm ABS&PC&PVC&ダイキャスト製 塗装済み可動フィギュア
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おとなの掟
自分ルールの話。
自分が「大人」かどうかはどうにも、いつになってもわからない。
ドラマ「カルテット」の主題歌である。第1話が放送された直後から一部で話題になっていた様子。確かに聞くと非常に耳に残る。しかして7日、ネット音源で配信されたと。リンクではiTunesにしているけど、Xperiaユーザの自分はmoraでダウンロード。出勤前のトイレにて。光回線で数秒。未来生活だよな。
さて「おとなの掟」。色々と自分の中に制約と言うかポリシーというか、そういう物を持っている人は多いんじゃないかと思う。それが「大人」であるか「若者」であるかは別として。「掟」ほどガッチリしたものではないけれど、自分の中にも確かに存在する。
- 迷ったら飛べ
- どうせ買うならハイエンド
- 過去の自分の選択を悔やまない
- 対案を出せないなら文句は言わない
- なるべく朝には頭のなかで音楽を
- 出かける時はどんなに喧嘩していても必ず「いってらっしゃい」
そんな感じか。齢40になるとざっと考えただけでも出てくるもんだ。掟、というより心がけに近いか。なんというか、自分も相手も気分が悪くなるような事は言わない、というのは結構基本だけど、出口・解決策のない事についてグダグダ言うのが大嫌いなのでその辺は無意識に回避できるようにはなったか。
それとか、「気が乗らない」とか「やる気が出ない」と言うのは皆誰しもあることだけど、それを口に出してしまったら余計に自分の中で確定してしまう気がして。
だから、「今は」と前置きする。すると何かのスイッチ、缶コーヒーを飲むとかちょっとしたことで結構早い段階でちゃんと「じゃ、やるか」と入っていけるようになった。よくある「やる気は自分で見つける・出すもの」という啓発本の言葉は、ある意味で全くその通り。他人が自分のやる気スイッチの場所なんて、正確に分かっているわけなどありゃしない。同じ意味で、「面白くない」もそう。自分が楽しむ気持ちを持たなければ、「面白く」なんてなるわけない。
だから探すのだ。理由を。楽しみを。子供のように、手当たり次第に。
そう出来る人が、きっとおとなになっても人生を楽しんでいるはずだ。
他に「どうせ買うならハイエンド」と言うのは完全に物欲の話で。中途半端な物を妥協して買っても、必ず後で本命が欲しくなる。なら、きっちり本命でブレなく満足すれば、結果的に寄り道分の無駄遣いを防げたりするもんで。そして大体、ハイエンドのものは自分の思う耐用年数分位はちゃんと満足させてくれるものなのだ。
...というのを中古のシビック(EK3・MT)から新車のフィット(GD3・MT)に乗り換えた時に痛感した。なので、未だに大きな買い物をする時は基本的に予算が許すいっぱいまで妥協しないことにしている。
あと、「過去の自分の選択を後悔しない」と言うのは大事かな。
自分の人生、自分だけの人生というのなら良いけど、誰とも関わっていない人生なんてのはありえない。ならば誰に何の影響があるにしろ(自分も他人も)、その選択の結果が今の世界線である以上受け入れる必要があると思っている。だから今の最善手を悩み、探し、自分で選ぶ。誰かに選択を委ねることほど、自分の人生を放棄する行為はなかなかないと思うからだ。
それでも、消えてしまいたいほどの選択の間違いが今のところ無かったから言えるのかもしれないけど。
...いやどうだろう、選択を自分で行った結果うつになった過去もあるけれど、それすら自分には必要だったと向き合ってるから、それはそれでいいのか。
こうして見ると、意外と自分の中のポリシーってあるね。
ちなみに高校時代の部活では「局中法度」みたいなのがあったのだが、それもバカみたいな事やってたな。
- 野球拳は始めたら最後まで
- 死んでもいいから怪我すんな
とか。あれ、今もあんまり変わってないんじゃないか俺。
でも一番の掟は「自分が楽に思えるならこだわりなんて捨てちまえ」、というパラドックスだったりするんだよ。お後がよろしいようで。