Think Like Talking.

変わりゆく変わらないもの

Futari

 嫁のお盆休み、いいなぁ...。

 

・Futari

 うちの嫁は天然である。本人は否定しているが、天然というのは得てして自分ではそうだと思わないものだろう。はたから見たら完全に天然だ。

 

 先日、教習所に通っている嫁を迎えに行き夕食代わりにとあるカフェに入って軽食を食べることにした。軽食なのでサンドイッチ系のものと飲み物を合わせて頼んだのだが、その時の嫁の一言。

 

ピーティチーください」

 

 一瞬の間の後、慌てて訂正する嫁。しかし焦るから余計にアワアワとなって「ピーチティー」が言えない。

 

 終始こんな感じだ。ネタに困らない。毎日何かしらのネタを提供してくれる。

 つい今しがたも、料理に使う牛乳のパックが開けられないと台所で叫んでいた。何のことはない、あとは引っ張るだけのところまで来ていたのだが何かの力の方向が別に向かったらしい。俺が引っ張ったら2秒もかからず開いた。そのうえ料理に使う分の牛乳はすでに計量カップに注いであり、ほとんど追加しないでも十分な量だった。

 

 面白い。

 

 観察していると何かしらネタが拾える。

 

 大きな音が苦手で人ごみも嫌いだから、観光スポットには行きたがらないしバーゲンセールにも行きたくないしアミューズメントにも縁遠い。居間のテーブルに対面して互いのノートPCを開きながらそれぞれの作業₍嫁はデジ絵、自分はブログとか₎をしているとき、アパートのどこかから大きめの音が鳴っただけで小動物のようにビクリとする。それも浮き上がるのがわかるほどのリアクション。

 

 面白い。

 

 これだけだったら単なる「抜けた人」なのだが、時に俺も驚くほどの雑学やら頭の回転やらを見せるときがあるのが侮れない。

 たとえばこのCMをYouTubeで見ていたときのこと。


Japanese Subaru WRX STi 4-door (GVB/GVF) 2010 ...

「この曲綺麗だよなあ。」

「あ、バディネリじゃん。ピアノのアレンジは初めて聞いたわ」

 

...!?

 

 とか。

「この匂いだと、隠し味に○○使った?」

正解。ネみたいだね。

「...お前よく日常会話にそんなネタ放り込んでくるな...。」

 わかります? 「ネ」=「Nez」、フランス語で「鼻」を意味していて、最高レベルの調香師₍パフューマー₎の称号。こういうのが普通に会話の中に出てくるんだわ。

 そもそも大学の成績自体、現役の頃の俺をはるかに超える「優」と「良」のオンパレードで、俺のように「不可」を取ったことが無い。ポテンシャルの計り知れないキャラクターなのである。かといってここまでのエピソードのように、天然キャラであるためにそんな実力を全く感じさせない。鼻にかけるところが全くないのだ。

 

 しかし嫁の何が一番すごいかと考えたとき、「俺みたいなのをなんだかんだで制御している」というところなんだろうな。

 

 という夏の夜のひとネタでしたっと。