Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

ガラス越しに消えた夏

 本当に、本当に今年の夏、というか8月が消えた。

 

・ガラス越しに消えた夏

 月はじめからぎっくり腰の手前の症状で撃沈し、右足が地面から浮かせなくなったのがケチの付き初め。

それはなんとか3日程度で回復したものの、そこからどうも右足裏側の筋が突っ張るような感覚が消えず、2週間ほど経った8月後半。

 

 夜中に眠れない程の痛みに襲われる。

 

 家人を起こさないよう、声を殺して布団を全力でつかみ、痛みに耐える深夜2時。上を向いても横を向いてもうつ伏せになっても痛みが軽減するポジションが見つからない。これはヤバイ

 

 その夜は結局2時間ほど眠ったことになるが、どちらかというと痛みで意識が飛んでいた模様。だって布団のなかで逆さまになってたもの。

 

 どうにもできず整形外科へ。痛みでじっとしていられない状態で20分程のMRI検査に耐え、結局腰椎ヘルニアでしたとさ。

 最初は梨状筋症候群を疑ってストレッチ等を試していたのだが、痛みが治まることはなく、そりゃそうだよ原因別のところだもの。

 

 診断を受けてその足で主治医のカイロプラクティックの先生のところへ。その先生は椎間板のはみ出しが垂れ下がるほどまででなければ自然に戻す手段があるという先生で、最近は腰椎ヘルニアも自然に戻す保存療法が主流らしい。

藁をもつかむように施術を依頼、数日続けなければならないという事で会社は強制的に1週間休み。

 

 なんとか5日の施術で杖をつきながらだけど日常の動きができるまでに回復!!!

 

 仕事復帰後、各所で「痛々しい」「吉本新喜劇のアレ」「座頭市」と話を振られ、サービス精神旺盛な俺のこと、やっちゃうんだよねぇ。

 なるべく心配かけないように、それ以外は元気であることをアピールしないとねぇ。

 

 で、現在。

 

 調子がよければ杖なしで歩く練習中。近距離なら今までもできてたけど、町中をある程度の距離歩けるようにして筋力の低下を防がんとね。半月板損傷の手術で1週間動けなかったときは、ガクンと筋力落ちた記憶がある。あれは17歳の頃だけど、今は来週40歳。意識的に体を何とかしないとダメな年齢になってきた。

 

 カイロプラクティックの先生からも「今のウェイトが限界」と。そりゃそうだよ、この体重に子供の体重がかかったら骨盤も歪むってもんだ。

 という訳で、早く息子を心置きなく抱っこできるべく、減量も開始。といっても朝をプロテインに置き換え、間食を制限するところから。徐々にだけど地味に効果があるようで、早速1週間で2キロ近く軽量化。まずは5キロを目指そう。自転車でのトレーニングは椎間板がある程度OKになってからだな。

 

 ホントに今年の夏は、一瞬で終わったなぁ…。

All Alone~音速の貴公子のテーマ

Enjoyホンダ2016に行ってきた話。

 タイトルについて知ってる人は知ってる。多分アラフォー以上だ!!!

 7月の9・10日に札幌はアクセスサッポロで開催されていた、「Enjoyホンダ」。今年はたまたま時間が取れて、初日の9日、しかも開場直後の見やすい段階で入場できたという奇跡。入場料は当日でも数百円と非常にリーズナブル。近場の駐車場に車を停め、bd-1で会場まで移動してさあ入場。

 入り口からホンダは本来バイク屋だったことを思い知らされる展示から。

f:id:rosso13:20160726213048j:plain

 この右側のマシンには実際にまたがることが出来、スタッフさんが写真を撮ってくれたのだけど顔バレするので割愛。ちなみにすさまじいハングオン角度で、完全に左膝を地面につけた状態でこの角度を維持するのってキツイのなんの。やっぱり実際の走行で発生したGや遠心力をねじ伏せるための必然でないと無理な体勢ってのがわかりますな。 

 その入口を過ぎると、いきなりF-1マシンの展示。

f:id:rosso13:20160726213044j:plain

 1989年チャンピオンマシンや、

f:id:rosso13:20160726213045j:plain

 2015年苦難のシーズンだったマシンや、

f:id:rosso13:20160726213046j:plain

 多分今の子供達には全くわからない時代のマシンや、

f:id:rosso13:20160726213047j:plain

 リーマン・ショックで撤退せざるを得なかったマシンだったり。このままもう一年参戦してたらチャンピオン取れたんじゃないのか...2008年のマシン。

 MP4/5は大人、下のRA108は小学生以下の子供までコックピットに座る体験ができたのです。行列で結構時間が掛かりそうだったのでやめたんだけどね。

 そこから物販ブースを過ぎ、今回パワープッシュだったS660の展示を過ぎると今度はスーパーフォーミュラのマシン。

f:id:rosso13:20160726213043j:plain

 うーん、F-1よりもいろんなデザインラインのつながりが自然だったりするんだけど、どうも余りかっこよく見えないのはノーズのラインがボテッとしているからか?

 その他にも

f:id:rosso13:20160726213042j:plain

 初代シビックのラリー仕様。K.Shinozukaって篠塚建次郎か!!!

 イベント関連ではデザインチームがクレイモデルを作るという体験でもが行われていた。フルスケールで盛っては削り。

f:id:rosso13:20160726213041j:plain

 他にもコンセプトモデルで親ガメ子ガメ。

f:id:rosso13:20160726213040j:plain

 モデルがあったと思ったら、

f:id:rosso13:20160726213039j:plain

 実車あるじゃないか!!!

 他にもオートサロンだったかでホンダ関連会社の有志が作ったらしい、S660の改造車の模型とか。

f:id:rosso13:20160726213038j:plain

 これは流石に実車は無かったけど、N-ONEとのミキシングでS800のテイストを再現したちとレトロな感じ。これくらいの緩さで180万程度、ハードトップで出したらもう少し需要がありそうな気がするんだけどな。

※後日ほんとに出ました。

 他にも先進技術の塊たる、

f:id:rosso13:20160726213037j:plain

 燃料電池車「クラリティ」。見た目ほとんど普通車と変わらん。

f:id:rosso13:20160726213036j:plain

 福祉車両ブースもあったな。皆レース系の展示ばっかりでブースのオネイサンも暇だったのか、足を止めて見ているとフレンドリーに話しかけてきて、車とあんまり関係のない話で盛り上がったくらいにして。

 しかしこの車、福祉車両扱いで最初から登録したら相当な部分が免税になると初めて知った。うちの親も親族にも足の悪い人がいるので、いずれこういう車が必要になるかもしれない。知ってて損はない話だったよハイ。

 現在の愛車・N-ONEのご先祖様。

f:id:rosso13:20160726213034j:plain

 そしてヤンチャ仕様。

f:id:rosso13:20160726213035j:plain

 ModuloX仕様でフル装備。いくらするんだこれ。

 そして今回やたら多かったのがS660。屋外会場ではこれを使った車庫入れタイムトライアルとかやってた。MTに慣れてないとできねってあんなの。

f:id:rosso13:20160726213033j:plain

 ちなみにコクピットに座ってみたけど低い!!! 確かに走らせてはみたいけど、腰痛のリハビリしてからじゃないといかんだろうなぁ。

f:id:rosso13:20160726213032j:plain

 TFMで放送中の朝の番組・Honda Smile Missionに出てくるプチェコ?だそうで。AIなのか音声合成で喋ってましたわ。

 そしてメインイベントたる屋外展示。まずはジャブ。

f:id:rosso13:20160726213031j:plain

 スーパーGT参戦のHSV-010。タイヤ交換トライアルなんてやってたので、ガチの参戦車両だと思う。エアジャッキでグイッと持ち上がってたし。

 

 そして

f:id:rosso13:20160726213030j:plain

 50年の時を越え、RA272のV12エンジン、始動!!! 動態保存の一環できちんと整備された、ホンダF-1の本当の「初優勝」車。リッチー・ギンサー車でなくロニー・バックナム車だけど、同型車ってことでひとつ。車の周りに詰めかけたファンが見守る中、直管マフラー・レーシングエンジンのダイレクトな音が響き渡る。今の電子制御スロットルではない、ワイヤー式のスロットルをメカニックのスタッフが引く度に少しずつエンジンの音色が高まっていく。

 なんというか、原体験に近いんだよな。中学の頃だったか、こんな感じのイベントで月寒グリーンドーム(当時)で無限ホンダV10のデモンストレーションを聞いた時も、理由はわからないけど震えが来たもんな。

 

 今回も、やっぱり理由はわからないけど少し涙ぐんでしまったぞ。

 だって、これを見守る人たち皆が、子供みたいな顔になってるんだもの。

 ああ、なんかこんなCMあったよなぁ、なんて思いながら。


Do you Have a HONDA? 『F1:40年の挑戦』

 他にもバイク関連のイベントとかもあったけど、そっちは門外漢なのでちょっとパス。来年、再来年以降、子供が自分で歩いたり車に興味を持ち始めたら、きっと連れてこようと思った次第。

 ちなみにこの時のデモを録画した動画を息子に見せると、ぐずっていても泣き止んだり、エンジン音の真似なのか同じように声を上げたりします。英才教育か!!!

サマータイムブルース

甥っ子とプラモとニッパーと。

 タイトルは直訳すると「夏の憂鬱」ですかい。パソコンを開いたのが約1週間ぶりという体たらく。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 梅雨、明けたみたいですね。

 北海道、涼しいですよ。

 もうね、ほとんど仕事と家の往復。3連休? いろいろあんだ。

 

 息子が無事に1歳になりました。うちの親父の目を盗んではスリッパを玄関にぶん投げ、ずり這いのくせに俺と追いかけっこのような動きをし、多少の段差なら乗り越えて登るようになりました。子供の成長は早いですな。

 なんてな先日、間もなく8歳になる甥っ子がうちに来て、プラモの作り方を教えてほしいと。遂に来た!!! SDのユニコーンガンダムを持ってきたので、ニッパーを渡して一から作らせてみた。ランナーの切り方、パーツの見方、組み方。

 正直、自分が大人になるに連れて小難しく小奇麗に作ろうとしていたのが、子供(正確には自分のではないが)と一緒に作ってみるとこれはこれで手先の訓練に良いではないか。そうか、このために色々簡素化したり「とりあえず作ったら形になる」というガンプラが進化してきたのだな。SDとはいえまだまだパーツ数が多いんだけども。

 甥っ子で予行演習しながら、いずれ自分の息子にもニッパーを解禁して一緒にプラモを作る、なんてなのもいいなぁと想像してみたり。や、地味に夢なんですよマジで。

 とは言えそれはまだまだ何年も先。

 当面は基本動作と基礎知識・学力の教育からだなぁ。親もまだまだ1年生。夏の憂鬱なんて言ってられませんことよ。

Seven Days War

函館の小学生行方不明事件、発見されてほんとによかった話。

 北海道民としてはこの話題に触れないわけにいかんでしょ。

 昨日7日ぶりに発見された函館の小学生。そりゃもう、とにかく良かったという一言しか無い。各方面で彼のサバイバル能力(と言っても雨風しのいで水で過ごして耐え切った、というところだが)に驚嘆する話題が出ているようだが、発見の報を聞いてニュースを聞くにつれ

「今後学校でのアダ名は『スネーク』になるんじゃないか」

 とか

「発見された時の第一声は『待たせたな』」

 とか、無事に見つかったからこそのネタが頭の中に。なんとかならんのかこの芸人脳

 

 さて、ふざけた話はここまでで。 

 様々な場所で、これも議論が巻き起こっていることなのだが、マスコミの報道のあり方や、ネット上での騒ぎ方など「無事に見つかったからこそ」考えなければならないことが多いように思う。

 

 ひどい話では家族の住所や経歴なんてとんでもない情報が晒されているとか。実情報ならば犯罪じゃないのかこれ。勿論匿名発信で痕跡が消されるだろうが、一度流れてしまった情報は完全に消えることはありえない。誰がどのような権利があって、捜査に携わるわけでも無い人間がこんなことをするのか。以前から、こうした「情報の吊し上げ」が報じられるたび、「悪良識」「正義面」という言葉がよぎる。

 マスコミの報じ方も、捜査の進展だけをニュースとして報じるだけならばいいが、ワイドショーなどや芸能人の私的ブログなどで言いたいことを言い逃げる姿勢に反吐が出る。どこぞの教育評論家など、「事件性を感じる」として「親による犯罪説」を暗に示唆したって言うじゃないの。ネット上も恐らくそれを元にして「捜査情報の提供」を「頼まれもしないのに」やったのだろうが、結果的に彼の両親(マスコミに晒されているのは父親だが)は「本当に」子供を心配して捜査を見守っている「ただの親」だった。ジョンベネ殺害事件のワイドショーの見過ぎだ!!!

 

 真相など、当事者にしかわからない。

 

 もちろんそれを解明するために「公的な」警察があり、捜索活動のために自衛隊などがあり、彼らを癒やすために医療機関が存在する。

 しかし、そのニュースを報じて捜索活動のための情報提供を呼びかけるまではいいものの、そこから先の「情報ネットワーク」は、デジタル・アナログ含め、当事者である「家族」を傷つける結果にしかならないことの方が多い。そしてその発信者は、自分が発信する情報に責任を持とうとする人間が皆無な場合が圧倒的だ。今回の事件に関して言えば、犯罪者だと決まったわけでもない父親がさも...という先入観で先走ったのか、何故そんな情報が必要なのかというものを誰に頼まれるわけでもなく、しかも然るべき場所・部門ではなく不特定多数が制御せずに拡散する場所に垂れ流したわけだ。

 俺に言わせりゃ、そいつこそ晒しあげられて欲しいくらいだ。

 

 これから、あの家族はどうなってしまうのだろうか。

 

 子供を図らずも危険に晒してしまい、しかもそれが元で親戚のみならず「日本中を」巻き込んでしまった。子供は保護されたとしても、あの父親は誰が守ってくれるのだろう。家族がまた寄り添ってくれるのなら良いが、もしそうではなかったら? これだけの無責任な情報の拡散のせいで、家族が静かに再出発しようとする場所がこの地上から失われてしまっていたら? 

 

 自分も子供を持ってこれからのしつけ、というか育て方を考える時に、人事では居られないのだ。だからこそ、この家族はこの家族だけで、そっと再出発させてやってほしいと願ってやまない

 

 だって、あの子供にとってはやっぱり父親なんだ

 

 そして父親にとって、やっぱり最愛の子供のはずなんだ

 

 あの家族は、誰が欠けてもあの家族じゃ無くなってしまうはずだから。

 

 俺も部外者に過ぎない。本当はこの日記も書くべきか迷った。でも一人の父親として、近い将来子供を叱らなければならない立場として、敢えて書いた。

 今はとにかく、あの家族が静かに眠って欲しい。話はそれからだ。

愛にこだわれ

異動とデスクワークとキーボードの話。

 異動に伴って、一応は自分用のPCがあてがわれることになった。と言っても事務所のPCなのであまり好き勝手にはできないんだけど。5年前に同じ部署に居た頃、リースPCの吊るしのインターフェイスではどうにも使いづらく、自前でマウスとキーボードを用意して使っていた。今回もそれに則り、「仕事のしやすさは良いインターフェイスから」を実践すべく入力装置を探す旅に出た。

 つっても量販店からツクモとかのPC専門コーナーなんだが。

 キーボードの条件としてはこう。

  • 職場、特に管理職が居るシマで使うため、余り打鍵音がでかくないもの
  • 当然打鍵感のいいもの
  • 数値入力が多いのでテンキー付きのフルキーボード
  • その上で遊び心があればなお良し

 選定条件矛盾しまくりじゃないのかこれ。エルゴ形状の外し技も考えたが、テンキーの打ちづらさと打鍵感のフニャフニャがどうにも嫌でまずは却下。よくあるちょっとオサレ系(でもないか)のチクレット(最近のキートップが区分けされてるノート向けっぽいの)は余程でもない限り打ちづらいのでこれも無し。一見業務用っぽいけど実は「軸色」でマニアックな某社のは、打鍵感文句無しだけど職場に投入するには勿体無い値段なので却下。どうしたもんか。

 

 ...ゲーミング用はどうだろう?

 

 というわけで、様々打ち比べて決めたのがこちら。RazerのBlackWidow Ultimate Stealth。

 や、このシリーズバックライト付きで、同じシリーズの上位モデル=Chromaなるのはフルカラーでキラキラ光る。仕事の道具にそんなギミック要らん!!! とは言えどうも日本語キーでスイッチ音のしない(Cherry社軸色で行くと「茶軸」系、Razerで行くと「オレンジ」軸)モデルはこのUltimateくらいしかない様子。バックライトがメーカーのイメージカラーである緑で光るのはこの際目をつぶろう。

 というわけで、こいつを購入。自宅のThinkPad X1(無印)につなげて動作確認。一応Windows10では自動で基本ドライバが入ったようで、バックライトがつくけれどスイッチングで消灯可。メーカーの独自ドライバや管理ソフトを入れなくても、標準キーボードとして普通に動く事を確認。

 しかして会社のPCにつなぐと、やはりと言うかキーボードの型式に合わせたドライバは入らず完全に「標準キーボード」としてのドライバでしか認識せず、余計な機能で引っかかったらどうしようと言う心配は杞憂に終わる。当然仕事の効率はガッツリアップですな。嵐のように飛んでくる各所からの問い合わせメールなどを全弾打ち返しております。

 ちなみにこれ、キーボードの右側にUSB端子が付いているので、デスクトップの裏側に回ること無くメモリーなどを接続することが可能なんですな。これも標準パススルーで機能してくれるので何の問題もなし。重量もそこそこあってどっしりしているので、打ってる最中にずれていく心配もなし。 

 願わくば末永く使えるものであって欲しいですなぁ。

again

連休はガンダムワールドへという話。

 部署異動で暦通りとなった休み。5年ぶりに連休が帰って来た!!! というわけで早くも4月最終日。29日からの連休開始、しかして新部署の仕事に慣れるべく月末月初の仕事が山積みで予想される訳で、奇跡の10連休!! なんて物は当然取れず。いや取らず。

 29日開始・来月8日終了の「ガンダムワールドin札幌」なるものに出陣。

 ここしばらくウィルス性胃腸炎の息子の世話で嫁も俺も家族も結構な疲弊度合い。それに加えて先の異動で色々と削られていた自分に対し、家族が「息抜きしてこい」という仏のような申し出をしてくれたわけで。その心意気、受けないわけにいかん!! 

 で、行ってきた。

f:id:rosso13:20160429235829j:plain

 先日第一期が終了した鉄血のオルフェンズより1/10バルバトス。開催場所がサッポロファクトリーのアトリウム、というわけで、2014年に開催した時と若干しか変わらず。立像と通り一遍のシリーズ紹介、あとこんなのも。

f:id:rosso13:20160430000018j:plain

 実物大ダメージド・ザクヘッド。モノアイがゆっくり可動してるんだけどね。他の会場では実物大のガンダムヘッド(ダメージド)だったりするらしく、これは次回(多分2年後か)に各地回ってきた後に展示されるのではないだろうか。しかしこのモノアイで見られたら、そらぁ生身の人間立ちすくむわ。

 他にはこれの後方にV作戦の3体、ベム・ベラ・ベロ...じゃなかった、ガンダム・キャノン・タンクの3機がジオラマで立ってると。さらにその後方では。

f:id:rosso13:20160430000502j:plain

 デギン公王の椅子で記念撮影が出来る!!! という、シチュエーション的にはネタとしか思えない撮影ブース。しかも今回これ、無料でご自由にという太っ腹!!! 前回のユニコーンコクピットでは金取ってた気がするなぁ...。ともあれ、子供から大人まで様々なネタで意外と好評、ひっきりなしに座っていく人たち。俺はさすがに一人で行ったのでなんもしませんでしたよええ。嫁さんが新卒の頃に住んでいたアパートの管理人さんがそれこそ「善人のデギン」っぽい人(劇中では意外とデギン公王は良識的な印象があったけどね)だったので、座らせたかったなぁ...なんて不謹慎なことを考えてみたり。

 

 他にはというと、今回はこんなものも陳列されていた。

f:id:rosso13:20160430001009j:plain

 まさにリアルタイム世代や再放送世代にとっては「欲しくても買えなかった」超合金の合体ロボおもちゃ(ポピニカとかマニアックだからなぁ)などなど。近所の子や小学校の友達が買ってもらってたなぁ。今じゃ設定と余りに違いすぎて突っ込みどころ満載なんだけど、日本にもこういう時代があったのだよ。

 さて、展示は5分ほどでざっと見て、本命の限定ガンプラを探そうのコーナー

 アトリウムから少し移動し、これまた前回と同じく臨時のガンダムカフェ併設のショップに並ぶ限定ガンプラ。案外と毎年秋に開催されるガンプラエキスポで売られる限定版が半年遅れで「再販」されるような形になる。なので、エキスポで数百人規模の行列に並ばなくても意外と手に入ったりするのだ。

 しかして今回新ネタとして追加されていた(はず)なのは、「量産型カラー・プチッガイ」とか「RE-VIVE HGUC RX-78-3(!!!)」、「パールクリアカラー・HGバルバトス」といったところか。今回は「RX-78-3」を手早く購入。

f:id:rosso13:20160430222834j:plain

 ガンダムをあまり知らない人にとっては「え、ただのガンダムじゃないの?」と思うだろうけど、これは最も有名な「アムロガンダム」ではあるけどトリコロールカラーの2号機「RX-78-2」ではなく、小説版でのみ存在する「3号機=G-3」なんですな。もちろん何度か立体化されてきたんだけど、元祖2号機(変な表現だな)に比べて圧倒的に少ない!!! しかもこれ、税込み1080円と超手頃!!! 他のパールカラーだのなんだのはあっちゅう間に3000円~4000円になっちゃうのさ。

 語りはこのくらいにして、このイベントの印象。

 まぁGW、子供の日のイベント的にはお父さんも連れ出しやすい、子供とプラモで語らおう、変に札幌中心街から遠くないから行きやすい、という意味では悪く無い。なので結構家族連れが多くて、子供を連れて来て一緒に楽しむ、その合間にガノタがいつもどおり...みたいな。

 その中で、多分生粋のガノタなんだろうなという人がいた。それも女性。

 1歳未満位の子供を抱っこ紐で抱え、あやしながらショップエリアを見てるんだけど、BGMで歴代ガンダムアニメの曲が流れているのに合わせて口ずさんでいるではないか!!! 「JUST COMMUNICATION」とか「あんなに一緒だったのに」とか!!! すげえ!!! なんという英才教育!!!

 かくして、「子供の日」どころか「昔子供の日」っぽくなってしまったGW初日の日記でしたっと。

 

今日も君に恋をした

いくつになっても恋っていいよなというお話。嫁さんに。

 と言っても別に誰か好きな人が出来たという話ではなく。この間31になったうちの嫁の話。

 度々ここのブログでも書いているかも知れないが、自分と嫁は8歳半離れている。すなわち自分は今年40...。嫁に出会って早くも12年経った訳で。結婚するまで5年付き合って、現在結婚7年目に入っているというわけだが、御存知の通りうちの嫁は

 天然。

 ネガティブ思考がイラァと来るときもあるが、それをフォローすべく神が与え給うたとしか思えない、奇跡の天然。それまで真剣に向き合っていた空気をあっという間に笑いに変える破壊力。12年経っても「こいつ、恐ろしい子...」と思わされる発見が。

 

 カフェで「ピーティチーください」と真顔で注文して3秒後に気付いて慌てふためき、「イートイン」ではなく「テイクイン」(テイクアウトの反対と思ったらしい)と言って店員さんを困惑させる定番技。

 げっ歯類系チャームポイントの前歯を「御神体」と言ってみたり、トリビアに近いレベルの「動物の生態」を披露してきたり。

 テレビが余り好きではないためか時事ニュースに疎かったり(ブラジルW杯の開催に気づかず、連日の特集で「ブラジルでテロでもあったの?」と聞くレベル)。

 そうかと思えば、かつて法学関係の学科だったことから、裁判関連報道を見ながら法律用語バンバンで話しかけてきたり(こっちは情報系学科だったので当然わからない)。

 そんな嫁が、最近は「返し技」を覚え始めた。

 二世帯で住み始め、うちの両親のマシンガントークにさらされる中、徐々に言葉のラリーが出来るようになりつつあるのだ。

 

 UQ WiMAXのCMでピンクのガチャピンが出ているのをご存知だろうか。朝食時それを見ながら俺が「おお、嫁がCM出てるじゃん」と振ったら「ああ、母方のおばさんだわ。お久しぶりです」と即座にリターン。優しげなタレ目とげっ歯類系の前歯の特徴をして「ガチャピン」といじっているのだが、なんとそれを逆手に取っての見事な返し技を披露した。横で聞いていた母が味噌汁噴き出しそうになって大笑いしていた。

 その他にも、マイカーを持った嫁を連れてカー用品店に行った時、ゴージャス系のアクセサリを見せて「こういうのは興味ないのかい」と振れば「何のタクティカルアドバンテージも無いじゃん、こういうの」と即答。「タクティカルアドバンテージ」て!!! しばらく自分もハマって笑ってしまった。

 

 このように、日々飽きることの無いネタを提供し続けている嫁である。

 人間ってのはいつまでも底など見えないものだと思っているのだが、本当にその通り。ネタとしての話以外にも、様々な成長や衝突もある。それも含めて、やっぱり自分にはこいつしか居ないんだろうなぁ、と子供を抱きながらあやす嫁を眺める。

 

 そんな嫁へ、いつもの育児・家事への労いと夏には復職することへの応援として、誕生日にプレゼントを贈った。まぁ腕時計なんだけどな。

 

「いやー、高かったしょ。ありがとう。大事にするね。」

 戸惑いつつも喜んでくれる嫁。こちらこそありがとう。こんなことしかできんのさ。

 

傷つけたりしたら嫌だから、仕事復帰する(7月)までしまっとくね!!!

 

 うん。でもそれ、ソーラーだからせめて箱から出しとかないと止まっちゃうんじゃね。

 

 今日も君に恋をした。