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趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

あの娘にドロップキック

 アマゾンプライムで一気見してそっから北海道の歴史建造物の活用に頭が行った話。

 「邪神ちゃんドロップキック」なるアニメがあると。北海道民としては、なにやら千歳辺りでふるさと納税でアニメを作ったとか。ほぉう。いいんじゃないのそういうの。状況によっては聖地巡礼需要とかも(コロナ後だが)つながるだろうし。特産品云々ばかりでは「じゃあその特産品が勝負にならん町や村はどないせっちゅうねん!!!!」という場所もあるわけだろうし。

 今回のはいわゆるコラボ回が作成された様子。この前までやってた「宇崎ちゃんは遊びたい!」も鳥取回があったなぁ。多分何発もってのはできないだろうけど、初期にやったもん勝ちなんじゃないだろうか。

 ただ、単純にその土地の観光地や名物をロケハン・作中に出すだけでなく、そこに行って何らかの没入体験をやってみたい!!! というネタを仕込まなかったら、単に好き物の「この場所を探せ!!!」で終わる。そして、これでもかというくらいその町の人たちに対して「コラボした作品はこういうもの」という浸透をさせなければ、一過性の盛り上がりで終わる。それでは、例えばふるさと納税が起点だったとしても単なる税金の無駄遣いとして記憶されるにとどまるんじゃないか。

 北海道はロケの舞台としては実写ドラマ・映画などで残る場所が多いけど、それでも「鉄道員」は公開から20年以上、「北の国から」も最終作が放映されてから同じく20年以上、「Love Letter」の小樽は日本人よりも外国人(特にアジア圏)の方が記憶に残っている始末。観光立国だの観光の町だので本気でやろうとするんだったら、そうしたオタ文化を残すためにどうしたらいいか、本腰入れて保護するなり定期的に記憶を残させる・新たな層へ知ってもらう努力をしないとならないんじゃないのと。

 

 個人的に気になったのは、今小樽の北海製罐第三倉庫(運河沿いのあの建物)が取り壊しの岐路に立っていると。でも歴史的建造物だから残したいだの、どうしたらいいかだのと。

 

 残せ!!! 活用しろ!!!

 

 クッソ真面目な方法でやろうとするから、商業施設にするか歴史の博物館にするかの頭しか出てこねぇんだよ!!! 商業施設ったって、どうせブランド品だのファッションの店だのだろ⁉ 至るところに馬鹿みたいに出店して飽和してるものを今更作って何になる!!!

 北海製罐倉庫なら、例えば倉庫に使っていただだっ広い空間を使ってプラモの聖地。北日本最大級、一棟丸ごと使って国内メーカーの超展示場を作ってしまう。すなわち、電脳・ホビー・ヲタカルチャーまでをその中でカバー。メーカー(国内ならバンナムタミヤ・ハセガワ・アオシマ・MAXファクトリー・コトブキヤボークスだの)のショールーム、世界最大級のジオラマも行ける。北海道では手に入りにくいアイテムもそこに行けば入手可能、時間貸しの制作環境、完成品を家に置けない人には展示・完成作品販売スペース。職人さん(モデラーさんか)の移住も大歓迎、街を挙げて「職人街」として成立させたり、短期滞在で近隣のホテルにもコラボ・連携プランで客寄せも万全。雑誌編集さんもテレワーク環境バックアップ。

 

 と、ここまで書いて気が付いた。その建物の土地が、小樽の分区条例とやらで「工場用」に限定されているだとか。本腰入れて街を盛り上げようって気がねえんじゃねぇか馬鹿どもが!!!!!

 地方創生だのなんだの口に出してる連中の頭の固さでこの国は亡ぶんだよ。

 

 そんな奴らに、第二の殺人技・ロイヤルコペンハーゲン!!!!!

 あ、オチが付いた。


【邪神ちゃんMAD】邪神ちゃんドロップキック×あの娘にドロップキック