Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

Still Love Her ~失われた風景~

 4連休皆様いかがお過ごしで。

 ふと思い立ち、店も開いていない早朝(といっても9時だが)の札幌を自転車で散策。9月といえど自転車で走ればマスクからの吸排気はなかなかに苦しく、ほぼ密にならんのを確認して久々の素顔。そもそもメガネが曇って危ねぇ。

f:id:rosso13:20200921072807j:plain

 人通りもまばらな中央区をぐるぐる回った程度。碁盤の目の交差点、少し走るとすぐに信号で強制的にインターバルトレーニング。車通りも少ないから、朝のさわやかな空気を感じるにはもってこい。

f:id:rosso13:20200921072939j:plain

 大通り周辺を東へ西へ。地元の人たちの朝のひと時だったのか、散歩する人・公園で遊ぶ人が思い思いの日曜日。通りすがった大通りの一角がシティーハンター2のエンディング(Still Love Herのアレ)にイメージが重なったのでこの写真とこのタイトル。

 

 

 実はこの日はこれだけで終わらない。俺の旅はこれからだ。

魔弾 -Der Freischutz-

 魔弾といえばマグナム弾マグナム弾といえば44口径。

 というわけで、44になりました。

f:id:rosso13:20200912101806j:plain

 この年になっても楽しいことがあり、昔からの趣味ができ、大病もない。何とか仕事もできて家族も息災。ありがたいことですな。

 

 あ、画像は息子にせがまれて描いたケンプファー。陰影だけで書くにはブギーボードは面白い練習。この後あっという間にリセットボタンで消されてしまった(息子に)。砂絵のような諸行無常

来たるべき旅立ちを前に

 息子5歳。最近はプラモデルにも興味を持ち始めるお年ごろ。そういや俺が子供の頃、5歳くらいにはもう従兄弟と一緒にプラモを作っていた気がする。ならもう息子に工具を与えてもいいか。使い方をちゃんと教えてやればいいのだ。

f:id:rosso13:20200907153209j:plain

 というわけで、前々から欲しがっていた「こどものニッパー」を与えてみる。刀を手にしたら試し斬りしてみたいだろう、ということでエントリーグレードのドラえもんを。まぁ3歳からOKだから工具も使わなくていいんだけど、練習にはもってこい。

 ニッパーの握り方と、どういう風にパーツに当てて切り取るか、説明書はどう見るか、ランナーの部品をどう探すか...なんて話しながら10分ほどでドラえもんが出来上がり。すごいね、接着剤は使わずに色も塗らずにシールも使わずに完璧なドラえもん。タッチゲートだから、手もぎで部品を外してもほぼほぼゲート跡も残らない。これが1000円しないで手に入るんだからなぁ。バンダイ驚異のメカニズム。

 

 しかして東京と福岡のガンダムベースで先行発売されている、エントリーグレード・ガンダムはあっという間に売り切れてんだろうな。これも税込み800円弱だから、いじりたおすにはもってこいだろうし、塗装の練習にも行けそう。量産型のMS辺りがこの値段で大量に手に入るようになったらそりゃもう捗りそうな。

 

 ...あれ、息子の初プラモの話があらぬ方向へ。まぁ、これで息子もプラモの世界へ「旅立つ」準備ができたということで。

 

ENTRY GRADE ドラえもん 色分け済みプラモデル

ENTRY GRADE ドラえもん 色分け済みプラモデル

  • 発売日: 2020/07/18
  • メディア: 付属品
 

 

 

ゴッドハンド こどものニッパーEX (エクストラ) プラモデル用工具 GH-KPN-95
 

 

シーサイド・シークエンス ~人喰いマーメイドとの死闘篇~

 今更ながらに「青の6号」を見た。リアルタイムの頃は大学生だったはず。CMのTHE THRILLの音楽がすっごく印象に残っており。


青の6号 【OST】 006~進撃/THE THRILL

 潜水艦アクションというのは知っていたけど、元はすっごい昔の漫画なんだそうな。ただし一部の名称を引き継いだ程度で内容は全然別物だという。

 気候変動とか異種族の対話だとかといういろんな要素が盛り込まれ、それでもOVA4話で完結してくれているのでとても見やすい。当時は世界初のフルデジタルアニメーションという触れ込みで、今見たら普通に見えるが当時は確かに画期的。

 

 それにしても、最近息子が古いアニメに興味を持っているためレンタルを探すのだが、この「青の6号」も偶然発見したくらいにして。さすがに20年前のだし仕方ないんだけど、新しいコンテンツが怒涛のようにリリースされるから、根強いシリーズものでない単発アニメはどんどん店頭から無くなっていく。おそらくオンデマンドとかのサービスでいつでも見られるような(契約さえすれば)、という形態に移行していくんだろうけど、店頭での偶然の出会いとかはなくなっていくよな。

 

 それ以上に、古いアニメとかがソフトとして残されているかという問題と、現在の基準でソフト化できるできないという問題があるのかもしれない。

 息子が「機甲界ガリアン」だの「太陽の牙ダグラム」だのに興味を持ち、俺もそういえばどんな話かうろ覚えだなぁ(そりゃ7歳8歳くらいの頃だもの)、とレンタル店を探すも全く見当たらず。せいぜいダグラムも総集編的なものがある程度。なぜだ。

 という疑問をザ・マニアたる同僚と話してみたら。

 

「表現が規制に引っ掛かりすぎるんじゃないすかね?」

 

 ああ!!!!

 

 確かにそうかも。放送当時の80年代では看過されていた表現も、言葉狩りの影響で今じゃ使えない表現とかあるしな。特に差別用語系は作品の背景をぶち壊す勢いで狩られたし。60~80年代位の日本のアニメ・漫画文化の名作といわれるものだって、かなり現代の規制的に厳しいものが多いと聞く。そこか~...。

 ダグラムでいえば敵方のメカで「ブッシュマン」とかもいたしなぁ。でもプラモで出てるよなこれ。ニカウさんはまだ存命だろうか。コイサンマン。

 

 現在公開されているものもそうだけど、今あるものは今あるもので旬を逃さないよう、思い立ったら触れておく。という姿勢がいいのかもなぁ。遅ればせながらそんなことを思ったのさ。

コンディショングリーン

 というわけで1/48 イングラム(実写版)、組んでみた。

f:id:rosso13:20200902215937j:plain

 逆光だの露出だのカメラの腕なんて知ったもんじゃないのであります。イメージビジュアルもこんな曇り空だった気がしたので。

f:id:rosso13:20200902220022j:plain

 マニュアルモードで明るくしたらこんなもん。少しディティールが見えるくらいで。あおりで見ると実写版の一シーンはこんなだったなぁと。

f:id:rosso13:20200902220134j:plain

 ポーズ固定じゃないんだけど、屋内で普通に見るとこんな感じ。お巡りさんっぽい構え方。ぽいってなんだ。イメージです。

 

 しかし実質塗装まで入れてもせいぜい5時間、MGクラスはもう作る気力がなくなりつつある43歳。ああ、9月に入ったからもうすぐ44か。HGレベルの作りやすさが心地よくなってきた。積んでるRG、いくつあったっけ...。

未来派LOVERS

 というのはパトレイバーの元祖OVAのOP。というわけで息子のリクエスト、今週は「1/48 イングラム(実写版)」。約6年寝かせていたのだが、しまっていた戸棚を開いた息子が興味を持ち。じゃあ作ってみましょう。

f:id:rosso13:20200831162551j:plain

 MGほどのパーツ点数でもなく。ちょっと大きめのHGサイズというところか。約6年前、2010年代のバンダイ製なので、なんというか作りやすい。各ブロック(胴体・手・足など)がそれぞれある程度ランナーにまとまっている、関節もポリキャップ、やたらかみ合わせが厳しいABS製じゃないからとても楽。デカールもやたら細かいコーションマークがなく、特殊車両の延長上というイングラムの設定が活きている。

f:id:rosso13:20200831163007j:plain

 こうなって

f:id:rosso13:20200831163107j:plain

 こういうのやって。昔テレビ版放映時=30年以上前、バンダイイングラムを作った頃はこの関節カバーはラバー素材だった。今は筒状のフィルム?にしわをつけて、内部関節パーツを中に入れて外装を組み付けていく。パーツ点数もそこまで多くないから結構サクサク作れる。

f:id:rosso13:20200831163355j:plain

 まぁこんな感じで素組み。墨入れも何もせずの状態でこれ。クリアパーツ・メッキパーツを付けていないのは、この後墨入れとトップコートで曇ってしまうのを避けるため。頭部のメインカメラは見なかったことに。

f:id:rosso13:20200831163730j:plain

 墨入れと部分塗装とトップコート。シタデルカラーで筆塗りも楽。しかしシタデルカラーに慣れていたため、トップコートの溶剤臭で軽くやられる。ほんの3分ほどなのに。

f:id:rosso13:20200831164259j:plain

 ちょっと見づらいけど、リボルバーカノンの銃口・シリンダーを開口。金属部分を若干ドライブラシ。実機は見たことないけど(北海道は苫小牧に来てたらしいが)、経年劣化や油汚れ、すす汚れみたいなのを想像したウェザリングのイメージはガンダム系よりもつかみやすいかも。

 最終組み上げはとりあえずトップコートの完全乾燥後に。再見!!!

 

 

機動警察パトレイバー 1/48 98式AV イングラム

機動警察パトレイバー 1/48 98式AV イングラム

  • 発売日: 2014/09/06
  • メディア: おもちゃ&ホビー
 

 

都市鉱山

 今年も24時間テレビが終わりましたな。コロナ禍でいろいろと試行錯誤されてたのをざざっと見た感想だけど。

 同時進行的にあれこれ挑戦だのやるよりは、家で大人しく見ていられるスタイルの内容や募金方法だのでいいんじゃないか。ところどころわけわからん演出が入るのがなければもっといいが。

 特にマラソンなんて、今回のエンディングを見ていて嫁と「いまだかつてこんなに終わりがさわやかなマラソンがあったか」という感想に至る。そりゃ長距離を走ったことのない人とかが、いろんな理由を付けて走りきるというのもそれはそれで「感動」の種にはなるかもしれんけど、見ている側としては「そんなことしないで募金した方がよっぽど精神衛生上いいんじゃ」と思うわけで。放送終了前の20時過ぎ、国技館に辿り着けるかを不安視されて、「負けないで」だの「ランナー」だのの大合唱はもういい加減いいだろう。あの瞬間に気恥ずかしさでチャンネルを変えたくなる。当たり障りのない応援も、これだけマンネリ化してしまえば台本みたいなもんだ。

 それを思うと、今回の目標100kmを18時頃=残り3時間のところで達成してしまった高橋尚子さんは素直にすごい。一般道を走らず私有地での周回、そして深夜休憩というのは本当の意味でランナーを保護するという目的に適う。やっとそこに至ったか日テレ。

 この放送がすべてボランティアというわけではない、ギャラも発生するだろうしスポンサーの金だって動くだろう。それを批判する向きもあるが、じゃあ果たして完全無報酬でどれだけの人間が24時間耐久に力を貸してくれるか。そんな綺麗ごとじゃすまんだろ、特にそんな世界を斜めに見るような奴ほど。

 自分も一頃この24時間テレビが嫌いで車に構えてみていた時期がある。それでも30を越えたあたりから、少し見方が変わってきた。障害のある方たちを見世物にするのではない、その人たちが苦しんでいる、普通に生きていたら聞くこともない病気が存在して、確かに戦っている人たちがいることを知る術がこの番組であり、そこから何かを考えるきっかけにすればいいのだ。また、微力だが世間にその姿を「さらし」て窮状を訴える人たちの覚悟を以て、何かできることはないかとみんなで考えるには、まだテレビという媒体は捨てたもんじゃない。

 そもそもこうした機会がなければ、どれだけの人が募金に手を出すか。目に見える災害があれば集まりやすいだろうが、そうじゃない物事に対するためには?

 そんなことを考えるようになった。

 自分がそうした人たちのためにどれだけのことができるかは不明。そういつもいつも何かをできるわけでもない。ただ、苦しむ人にささやかでも何かをと感じる心までを失いたくないだけだ。

 綺麗ごと、偽善、大いに結構。それもできなきゃ、とてもじゃないが子供の世代に願いや思いを託すなんてできないだろうし。

 

 なんて思いながら、今年も24時間テレビ終了=北海道の夏も終わりというお話。