鹿男あをによし~Ending Theme~
人生初・鹿に当たった話。
画像は30万円のモビルスーツアンサンブル19弾・アストレイブルーフレーム。なぜ30万かって? まぁ聞いてくれよ。
ことの発端は日曜日。午後から息子があまりに暇だというので、隣町のイオンモールまで足を延ばしてガシャを回しに行ったのだ。近場=自分の町では2軒しか入荷せず、しかも「ガシャどこ」で検索しても1軒はすでに売り切れの表示、もう1軒はすでに確認済み(白状すると、残り6個のところダブりなしで残り1個のところまで回してジェガンがダブることになるためストップした)。
果たして隣町のイオンモールでは最低でも3台確認。うち1台はすでに空。さすが日曜、結構回されたな。で、息子が回してブルーフレームとジェガンD型、パワードレッドを引き当てて終了。
事件はその帰りに起きた。
日曜の黄昏時、そのまま帰るのもつまらんので少し遠回り。日没の早い10月ハロウィンの夕方、森の中の道を進む。急ぐわけでもなく街中でもないので60km/hでクルーズコントロールをセットし、息子と話しながら運転。
目の前に鹿が横切る。
左足ブレーキで瞬時に減速。しかし視界の端、左側からもう一頭出てきやがった。対向車はない、瞬時に右に回避したがほぼ真横、よけきれず「バン」という嫌な音。速度的には30km/h程度まで減速していたが、後方で当たった鹿がこけていた。すぐに立ち上がり逃げて行ったので事後処理は要らんだろう。問題はこっちのダメージ。低速で若干振り、タイヤや車輪の歪みが無いことを確認。後続車もビックリしただろうがそのままついてくる。
止まって車外に出てもよかったが、いかんせんどことは言わないがクマの出没するエリア、しかも冬眠前の時期。止まったが最後車が動かなくなっても何なので、そのまま市街地まで戻る。
幸いダメージは側面ドア(助手席・後部席)2枚のへこみ。雌鹿だったのか角の跡も若干で済んだ。その足で行きつけのディーラーで見積もってもらったのが冒頭の30万。おいおい、板金で済ませてくれないのかよ。ドア2枚交換だったらそりゃそんぐらいするだろうが、元値130万の中古車にそこまでは出さねえよ。
まあ、翌日見たら意外と気にならない程度のへこみだったので(当日はさすがに動転していたのか結構へこんで見えた)、このままいくか板金で治すかをもう少し考えることにする。擦り傷も大したことがなかったのが幸い。
というわけで、今度スープカレーとかで鹿肉ジビエがあったら食す所存。助手席に座っていた息子にもケガもなく、寸前の回避が本当にギリギリで、当たりはしたがダメージ最小限で済んだと考える。
あ、モビルスーツアンサンブルの話はまたの機会に。
マダマニア
メカコレVF-31Sリベンジ 途中経過
といってもすでに10日ほど前の段階だが。前回の映画視聴(劇場版マクロスデルタ 絶対LIVE!!!!!!を見てきた話。 - Think Like Talking.)の翌日(21日)に休暇を取っていたため、全体の塗装から細部の塗分けを進めたメカコレ・VF-31S。
問題は裏側、というか下部だな。
これも途中経過。まだ足首~くるぶしの塗分けも終わっていない。この後塗分けたのだが画像を失念。マーキングは付属のテトロンシートを使う予定。多分アラド機が一番時間かかるだろうとして概ねのベンチマーク、残りの細部仕上げをやるとして12時間というところか。基本色が単色になるため、他のデルタ小隊機はマイナス2時間...と考えたい。
一応はね、揃ったのよ。メッサー機。
駿河屋で北海道までの送料入れて2000円ちょっと(本体1300円ほど)。ひどいところになると定価500円に対して平然と5000円オーバーとかで売ってるネットショップとかあるからな。最高値で1万超えてた。そう考えると、安いとは言わんが探し回る労力・時間・交通費でまだ絶妙な値段か。ともかくもこれでデルタ小隊分はスタンバイ。え、VF-31J改? 何それ食えるのか。
北海道は雪虫も飛びそろそろ自転車の季節も終わる。インドアまっしぐらの時期に入るが、退屈はしなくて済みそうだ。次回は完成版をお見せしたいところ。
Absolute 5
「劇場版マクロスデルタ 絶対LIVE!!!!!!」を見てきた話。
嫁に遅れること3日、20日水曜夜に視聴。久々のサッポロファクトリー、ユナイテッドシネマに入るのは意外に初めて。
その日の仕事は定時に強制終了、あっと言う間に社用携帯を機内モードにして一気に札幌へ。19時半からの上映のため、2年近くぶりのファクトリー内で飯を食おうと思ったのだが、お目当てにしていたスープカレー店・hirihiri V3が撤退していた。仕方なくロッテリアで孤独のグルメよろしくポークリブサンドとふるポテにプリンシェーキという「誰憚ることないチョイス」で軽く済ませる。
平日の映画館、緊急事態宣言が解除されたとはいえコロナ禍の市内ということで人はまばら。スクリーンが正面に見えるほぼ中段ど真ん中の席を予約、予告と広告で15分近くの導入に少しげんなりし、例のカメラ男の動きがキレまくりの「NO MORE映画泥棒」で持ち直す。去年リニューアルされてたのな。
まずはマクロスFの短編。15分ほどの短い内容、ランカがちょっと大人になっていた。今更ながらにルカの声が福山潤さんだということに気づき、いよいよもってまともに見られない。アルト=中村悠一さん=カラ松・ミシェル=神谷浩史さん=チョロ松・シェリル=遠藤綾さん=トト子ちゃんときて、ルカ=福山潤さん=一松。もうダメだ。
いや、内容自体はいいんです。俺が悪かったんです。そういうことにしておいてください。
さて本編。元の敵対陣営のVFが並び飛ぶ平和なシーンから、アイツが赤騎士様になっていた!!! その辺までは公式でも出てるからいいよね。メカコレのSv-262Hs、追加お願いしまーす。
話のネタばれはしないけど、端的に言うと「マックスに全部持っていかれた」感。終わり方もまあ、これは仕方ないかなと思うのだが、うん、シリアスだよね。
上映終了後、若い子が一人寄ってきた。入場特典のキャラクターカードを集めているらしく、闇フレイアを持っていないかと聞いてきた。
あ、持ってるわ。
俺が持ってても特に何をするわけでもないから、さくっと交換してあげる。何やら木曜からカードの種類が切り替わるらしく、最後のチャンスだったそうな。転売屋から高値で買って連中にいい思いさせるくらいならお安い御用。そういう楽しみ方も若者の特権だなと思いつつ、若い世代を見守るマックスの心境で彼の軽い足取りを見送る。
そして家では嫁とようやくネタバレありの話。嫁がネタバレ行為を極端に嫌がる(ほかの人にはしちゃいかんと思うが)ので、やっとオチ含め話ができた。別に俺に対してネタバレは別にいいんだけどなあ。やはりというかマックスの話。古参は絶対喜ぶよねーという嫁に、いずれマクロス7を強制的に見せてやるかと企みつつ、マックスとミリアの掛け合いとかも教えつつ。俺はグッズとかめったに買わないのだが、嫁は映画のパンフをよく買ってくる。ああ、オチ載ってんじゃん。そして敵のVF(今回は完全に無人機)の名前、ここで初めて知ったわ。
さらに盟友である其他軒 剣(ソノタノキケン・仮名)君も金曜に見てきたということで、昨日の土曜出勤のひと時に盛り上がる。俺と1歳差なので初代から追っている数少ない職場のオタ仲間、コイバナ(濃い話)になる。やはり導入はマックスの話から。
「なんだあの比古清十郎」
「全くピンチに陥らない」
「VF-19で無双させろ」
「エキセドルのゴーグルはゲペルニッチのアレじゃないのか」
「ゲペなんとか野郎!!!」
「マクロスエリシオンが出てこなかったのはやっぱり艦長(アーネスト)役の石塚(運昇)さんが亡くなったからかねえ」
「なるほど...しかしマクロス声優も結構亡くなってるよね。輝=長谷有洋さん、ゲペなんとか野郎(ゲペルニッチ)=井上瑤さん、アーネスト/ガルド=石塚運昇さんとか。」
「レディMの正体引っ張ったなー」
「あの二人の影は誰だったんだ。美沙+輝?」
「そうそう、敵のVF(ヴィヴァスヴァット?)キット化できるのかなアレ」
「グロス仕上げのクリアパーツで、例の模様は薄型シールという手か、Figure-rise LABOシリーズで試験技術満載で...」
「しかしその前にカイロスプラス出すのかアレ」
「アーマードが重すぎる」
「てかチャック機絶対出ないだろ。前の(1/72バンダイの)VF-31Eだけ出てないし。よくメカコレ出したよ」
「黄色は不遇か!!」
「クルルか!!!」
さすがは俺と同じ言葉を語りえる男。どのポイントにボールを投げても確実に打ち返してくる。手加減なしでオタ話できる40代半ばの友人は非常に貴重。
そんな劇場版マクロスデルタ、嫁はもう一回見に行きたいということだが、俺も同意。いつまで公開してくれるか不明(大衆受けする作品ではないからなあ)なので、11月はじめくらいには行きたいですな。
NEO STREAM
メカコレ マクロスデルタ、リベンジ開始。
今日は嫁さんがまさに「劇場版マクロスデルタ・絶対LIVE!!!!!!」を一人で見に行ったため、息子と留守番。その間、俺はここぞとばかりにメカコレ・マクロスデルタシリーズ筆塗りによるリベンジ開始。最初は最も塗分けが面倒なアラド機から行ってみよう。
すでに途中からだが。組み立ては素組みで何も考えなかったら20分もかからない。それこそシール仕上げならせいぜい1時間もあれば終わるだろう。今回は細かな塗分けも含めて筆塗りにチャレンジ。
アラド機は、今までのシリーズ隊長機のように黄色系のラインが入ったスカルマーク(初代のフォッカー機やFのオズマ機など)ではなく巷に言う「クリスマスカラー」。すなわち、緑系のカラーリングをベースに赤いラインが差し色に入る。面倒なのは、デルタ小隊機特有の細い塗分けラインの間にも赤が入るので、さてどうしたものかと。
というわけで、まず赤の部分を塗りキットのテトロンシールをうまく使ってマスキング、その上に緑を塗っていく作戦。
赤は何とか塗れた。しかし緑を塗っていくうちにミステイク。色味がいいと思った緑系のNOCTURN GREEN、粗塗りでの色味は確かにイメージ通りだが、本塗りで発色していくと暗すぎる。これはヤバイ!! 結局、明るいが完全に緑のWAAAGH! FLESHで隠蔽。それが上の画像。コレ、ガンダムデュナメスとかに使えるなあ...なんて思いながら、まぁクリスマスカラーだしと自分を納得させ続行。
これくらい引いて見る限りはそんなに違和感ないか。こんだけ面倒なマスキングは自分史上初だが、小スケールなのでまぁ塗装の段差は目立つわ筆塗りなのでモールドに若干塗料が流れてしまうわで修正のために小一時間。先日導入したシタデルのモールドラインリムーバー、大活躍。
頭部付近もこの通り。テトロンシールだとドットが目立つ・若干モールドからずれるというのがあるが、極細の緑色センサー部も面相筆で。あ、頭部センサーの先端がまだ白=赤での塗分けが終わってないのはご愛敬で。
これもまだキャノピー自体を塗ってない。機首側のフォールドクォーツ部分はもう手順を確立できた。
いや、ほんと引きで見る限りはそれらしくできた。近くで見ると粗が目立つが。アラドだけに。まだ機体下面が全く手を付けられていない(左側の脚部エンジンナセルをご覧あれ)けど、ここまですでに6時間。休日にちまちま作るには限界の時間。
それにしてもこの色合い、イタリィの香りというかアリタリアカラーだな。機体下面の塗分けはあとフラップ前縁、脛部分に当たるグレー、インテーク周辺、足首部分のラインなどなど。墨入れ最初にやっときゃよかったかなぁ...。続きは不定期で。
アフロ軍曹
朝起きたらケロロ軍曹が「踊っていた」
ある朝、家族の誰より早く起きて居間のカーテンを開けると、窓際のテーブルで6歳の息子が作ったケロロ軍曹が「踊っていた」。や、単にベースの上でポーズ付きで立っていただけなのだが、アニメ第一期EDの「アフロ軍曹」を彷彿させる表情とポーズで彼は「踊っていた」ように見える。
この、いわゆる「ケロプラ」シリーズは初めて手に取り、息子が作ってみたいと望むため与えたのだが、プラモデルで遊ぶということの原点、もっと言えばポーズを付けて飾ることの原点を考えた。
見ての通り、ガンプラのようなバッキバキのモールドは皆無。色はせいぜい5色程度。エヴァのような生物的にヌメッとした可動軸を入れる余地のないフォルム。手足はポーズに合わせた固定のものがいくつか付属し、それを組み合わせるタイプ。付属品といえば、劇中で出てきた初代ガンダムをモチーフにしたライフルやシールドなど。とってもシンプル。
でも、子供が遊ぶものと考えるならこれで十分なんだろう。その制約の中で、「ケロロならこう動く」「こんなポーズなら楽しい」というのを考える、組み合わせる。そんな結果が、朝の光にたたずむダンシング・ケロロだったのだろう。
素材の表面は帰るという設定どおり光沢のあるスムーズさ。下手に塗装してつや消し・トップコートでつやつやにしてしまうと違和感が出てしまいそうな絶妙な「ぬめり」。目は標準とトップ画像の「ゲロゲロリ」顔を後部のレバーで切り替えられるギミック。シールも最小限。それでも、そこに出来上がるのは確かに「ケロロ軍曹」であります。
劇中のオプションをてんこ盛りのキットも多いけど、これくらいシンプルでいいんじゃないかね。楽しみ方はそれぞれ、そしてアニメの舞台的に日常の中である以上、自分の現実の片隅に「もしケロロがいたら」というシチュエーションを実現するには十分なのかもしれない。
ギザギザハートの子守歌
シタデルの純正ツールを追加した話
♪ナーイフみたいに尖っては、というわけでナイフとかの話。
前回のメカコレ・マクロスエリシオンの話の時に、艦橋部分の開口の話を書いたのだが、その直前にとあるツールを入手していた。実は手持ちのヤスリでああした狭い部分の研磨に使う細身のヤスリがなく、どうしたものかと思っていたのだ。普通にタミヤの定番とかでもいいのだけど、この際だから人柱...いや、なかなかネットで調べてもレビューの少ないアイテムを選んでみたくなるじゃない。この前のモールドラインリムーバーとも揃えてみたいし。
amazonではなくヨドバシドットコムで注文。ヤスリセットは札幌店にあったのか2日で、ホビーナイフは道外からの輸送で4日ほどで到着。急いでないから問題なし。
ヤスリは2本セット、粗目と細目だが、どちらも精密モデル用のためそこそこ番手は高い=表面処理用と考えた方がよさそう。広範囲をガシガシ削るような用途ではなく、もともとウォーハンマーシリーズの精密なフィギュアの入り組んだ場所の処理のためのものだしね。
左ホビーナイフは、いわゆるデザインナイフ。今使っているタミヤのモデラーズナイフに比べると切っ先が鋭角。まぁこれは替刃でなんとでもなるだろうけど、本体が金属製で重厚感がある。
センターのパイプ、ナイフ替刃を固定する先端、それを締めるロックの3パーツ構成。今も愛用しているタミヤのモデラーズナイフは本体が樹脂製、固定するネジ部分が金属製のシンプルな構造。あとは好みの問題。
で、替刃を装着した状態。先端の保護用キャップが少し心もとないけど、まぁこれから用途に応じてタミヤ製と使い分けていこうかと。
そんな感じで、あまりレビューを見ないシタデルのツールについてということで。
A.D.2067
メカコレ マクロス・エリシオン筆塗りの巻
前回の日記でちょっと見えていたメカコレ マクロス・エリシオン。こいつに至っては4年ほど前に組んだ時に完全素組み。そう、塗装どころかシールだけ。もともとカラースキームも何も、設定を探してもなかなか見つからない。そうかといって、肝になる空母部分(艦首に接続されたアイテール・ヘーメラーの2隻)のマーキングも筆で再現しようとすると大変とわかっていたので、そのまま放置。
しかし、ほぼほぼ単色、しかも通常の空母など実在艦船を参考にすればそれらしく出来上がるのでは?と思い手を付ける。
実は艦橋部分の逆三角形形状のアンテナ? みたいなところも以前は開口せず。今回ピンバイスとやすりを使って開口に挑戦。上の塗装前写真ではすでに開口させているのだが、これくらいの大きさ。
概ね一辺7mm程度。雑誌の作例では自作でエッチングパーツを組み込んだ方もいるが、さすがにそこまでのカロリーはない。てかそんな手段持ってないし。なので正攻法で。で、この画像で見えているように、甲板部分はこんなテトロンシール。こいつを剥がし一気に塗装。
これは途中だけど、なんか一気に「ヤマトの諸君...」とか聞こえてきそうな。大昔、5歳上の従兄弟がまさに超合金の宇宙戦艦ヤマト(当然初代)を持ってたが、こんなだったなぁ色。
こうしてみると、劇中のイメージっぽく見える。カラーは当然シタデルカラーの筆塗り全塗装。
- 全体グレー:MECHANICUS STANDARD GREY
- 甲板部分:THE FANG
- 甲板ライトグレー:DAWN STONE
- 吃水部分:KHORNE RED
- 艦橋キャノピー:RETRIBUTOR ARMOUR
- 推進機関:LEADBELCHER+BLACK TEMPLAR
- 全体フィルタリング:NULN OIL
というお手軽仕上げ。グレーでザザッと塗って甲板をグイッと塗って吃水部分をシャッと塗って推進機関をシュワシュワッと塗って最後にフィルタリングをザバー。艦橋のチマッとだけピカリと塗ればもう、ね。もともと精密なモールドがなされているから、下手に手を入れる必要はないくらい。甲板のマーキングとかも、実物(の設定)の大きさから考えればまぁいいや。これくらいの緩さでウォーミングアップということで。