Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

The Red Spectacles

36年越しにプロテクトギアに手を出した話。

PLAMAX MF-23 プロテクトギア(紅い眼鏡 Ver.)

PLAMAX MF-23 プロテクトギア(紅い眼鏡 Ver.)

 前回の日記で30MMのポルタノヴァを改造してそれっぽく~、なんて書いていたが、そのものずばりのプロテクトギアのプラモ=PLAMAXのminimum factoryで発売されていたモデルも気になりだし。nippperで過去記事に載っていたのもあって、そういやと探し始めるとつい先週くらいまでは売っていたのに店頭から一斉に消えるあの現象。ネットショッピングで探してみるとすでに販売休止。そりゃそうだ、今や4年5年前のモデルなんてアッという間に販売休止・絶版になってしまったりする。だからその場で買わなきゃ...なんてことになるんだ。

 しかし妙だ。本当に最近見た記憶がある。あれはどこだ? ヨドバシ? 文教堂ホビー? どこの? 首をひねりながら札幌市内をさまようと、とある文教堂ホビーで発見。まだ捨てたもんじゃないな俺の記憶力。

 というわけで、定価で入手。ネットではすでに2倍近い値段からになっていた。

一応2018年発売当時は3000円半ばの希望小売価格。

 3体セットということで、「ケルベロス」の由来通りスリーマンセルを作り上げることが可能。固定ポーズではあるものの、そこそこ工作力のある方はポーズ変更もするんだろう。とりあえずオープン。

ランナー1枚で1体。

 背景のタブレットで「最低野郎のSF世界」赤い眼鏡編を流しながら、組み立て自体はパパっと30分もかからない。大して加工もしてないからな。

アッという間にサフ吹き。黒だからなんも変わらん。

 朝から強風と低温の道央の片田舎、夕方になって雨も止んでようやく作業開始。このモデルってモチーフ自体が黒一色なのでこのまま終わらせてもよさそうなもんだが、それもちょっと芸がない。簡単に部分塗装で初日終了。

部分塗装後

 といっても、MG34の塗分け、ベルト弾倉、あとはギア自体のエッジ部分に軽くドライブラシ程度。まだ特徴的な「眼」は入れておりません。暗くて見えんの。老眼フリーマン。

 明けて今朝。久々に朝から晴れ間が見える日曜、癖で5時には目が覚めるので、そこから朝活交じりで模活。背面バックパックデカール貼りと「眼入れ」。それが冒頭の画像ということで。

紅い眼鏡

 確かに暗闇からこんなのが出てきて真正面に対峙したら無条件降伏だろ。

 残り2体あるのでどう仕上げるか。同じポーズも悪くはないけど、1体くらいは銃を手持ちにしたりできればいいんだが。

 それにしても、元ネタの「紅い眼鏡」が公開されてすでに36年も経っていて、30年後にこういうプラモがリリースされて、というから本当に世の中わからない。大人になってからこういうのを知るたびに、若い頃に知っていればまた違う人生だったかなと。や、よりマニアックに走っていただけか。

 ぶっちゃけ、このテーマ曲を何で知ったかって「Fatima-Zのいかがわしいテープ」なんだよなあ。それだって28年も前(大学1年の時に高校時代の友人がどこからともなく入手してきた)。オープニングの曲を「どこかで聞いたんだよなあ」と思いつつ、数年前に検索をかけてようやく「紅い眼鏡」にたどり着いたという体たらく。しかし、ネット検索ができるようになったからこそ、昔であれば死ぬまでたどり着かなかった可能性のある集合知で解決できたともいえるわけで。

 しかしこれもそうだけど「ケルベロス 地獄の番犬」もDVDとかなさそうなんだよな...「人狼 -JIN-ROH-」はかろうじて発見したが。

 なんてな雑談の日曜朝。


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The Echo

ガンダムアーティファクトザクIIIの話。

1年近くサフ吹きで止まっていたガンダムアーティファクトザクIII

 本日2発目の日記でございます。

 まったくもって面目ないのだが、ほぼ1年近くサフ吹きで止まってモズの早贄状態で部屋の中に鎮座していたガンダムアーティファクトザクIII。その間に浮気性の悪癖が出て1/144戦闘機シリーズに行くわHG YF-19に行くわ、あまつさえ次弾である第3弾のZガンダムに手を出すわで。

 や、正直ね、そこまでザクIIIに思い入れがないんだわ。ZZリアルタイムの頃に1/144のザクIIIは作ってたけど、当時せいぜい10歳頃の俺があのドラマをちゃんと理解してMSの出どころや搭乗者まで分かって作ってたわけじゃないやん。大人になってからだとどうしてもザクIIやドムやケンプファーに行っちゃうじゃん。何故ザクIIIよ。

 とはいえ作り始めてしまったもの、ケリをつけなければならん。放置している間もカラースキームをどうしようかは心の片隅にあった。シャアザク系の赤風味にするか、マシュマーの改仕様にするかとか。でもね、やっぱりオーソドックスに落ち着いた。

反対側から。

背面から

 ね、意外とあっさりしてるでしょ。一応白(というかオフホワイトだな)も一部薄いグレーにするなどパネルラインの解像度を生かして少し変化はつけているが、まぁこんなもんでいかがでしょう。とりあえず自分の中でケリはつけましたっと。


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恋とマシンガン

閑話休題でマシンガンの話。

といっても別に恋はないけど。

 ガンプラも最近はあまり作らなくなってきてノンジャンル雑食系モデラーになりつつあるのだが、つい最近とある動画を見てから再現したいものが出てきたわけで。


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 や、お見事なマニアック系映画やSFを紹介されている「最低野郎のSF世界」の新作がアップされ、ケルベロス・サーガの「地獄の番犬」が紹介されており。上のバナー絵を見てもらうと分かる通り、シャープなプロテクトギアがまたかっけー!!! リアルタイムで見たわけでもないしせいぜい「紅い眼鏡」と「人狼-JIN ROH-」を見た程度なのだが、やはりかっこいいものはかっこいい。

 で、数年前にサクッと作った30MMのポルタノヴァ、なーんかこれに似てるよなぁと思いながら収納していた作品箱から引っ張り出してきたら、やはり似ている。これ、黒一色で塗ってヘルメット部分を加工してMG3持たせたら、意外と激似になるのでは?

 といっても別に忠実に再現する必要はなく、あくまで自己満足で家においておければそれでいいのだから、じゃあ楽しんでみましょうか。

 

 というノリで買ってきたのがトップのアイテム。

 30MMのカスタマイズヘッドパーツと、トミーテックのジオコレ・ウェポンズのマシンガンセット。リトルアーモリーのMG3を探したがもうすでに終売になっているようで、たったそれだけのためにAmazonで4000円とか費やすのは上手くない。さあどうしようかとヨドバシでふとリトルアーモリーの棚を見ていると、メーカー同じなのでジオコレの箱がささやかに積まれておる。うーん、フレームアームズとのコラボとかってのもあるから、架空兵器なんだろうなあと見てみたら。

 あれ、このディティールってMG3じゃね? 説明書きを見ていると「MGT」という書かれ方をしているが、やっぱりこれMG3をモチーフにしてないか? その場でスマホから調べてみると、どうやらリトルアーモリーシリーズの中からSF系に親和性の高いモデルをチョイスして成型色変更で売り出しているとか。ほうほう。これはいいじゃないか。別に厳密に再現するわけではない「俺プロテクトギア」風の何かを作るだけだもの。

 カスタマイズヘッドパーツも、ほしいのはとりあえず特徴的な暗視ゴーグル部(紅く光るあれですな)とヘルメット・ガスマスク風味のアイテム。しかしどうもしっくりこない。切り貼りしながらちょっといじってみるか。

 

 という、閑話休題の4月半ばの週末。

 

 

Snake vs Monkey

やっとできたぞViper ZEROの話。

1/144 PLATZ F-2A

プラッツ 1/144 F-2A 完成。

 日記を読み返してみたら去年の11月末から作ってたんだな。間が開きすぎててプラモの神様申し訳ございません。

 ようやくデカール貼りにたどり着き、ストレートに航空自衛隊仕様で組んでみた。ACE7のトリガー仕様にしようかと思ったが、そっちはF-2改にすることとする。例のプラモ向上委員会のデカールトレイを召喚。やっぱり捗るなぁこれ。お勧め。

 1/72に比べると貼り付ける枚数は少ないとはいえ、F-2Aはウィングの白線が難所。0.5mm程度のラインで主翼上の構成部分を囲うように、数本の分割されたラインを貼り付けていく。そこさえ超えてしまえばあとは細かなコーション。1/72のようにNO STEPのこまごましたもの・メンテナンス用のパネル番号はさすがにないので、その辺は助かった。チクチク貼りまくること2時間半。とりあえずは形になった。

外は雨。

光もこんなもんで。

 エフトイズ製のため、この前の1/144 F-14Bのディスプレイスタンドをそのまま流用できた。

離陸直後のイメージで一つ。

 まぁ爆装用の武装は付けないで増槽だけにしてしまったが、こういうたおやかさもまた一興。機首先端のピトー管?の一番細い部分を折ってしまったのはご愛敬。まぁガチの現用機を手掛けるのは記憶にある限り初めてなので、うまくできた方じゃないかしらっと。

 大きさ的にも10cm前後、吹けば飛ぶよな大きさだけど、飾るにはいいんじゃないでしょうか。1/144 F-2A、まずは完成のご報告。

 あ、タイトルはMGS3のサブゲームの猿蛇合戦から。Viper ZEROと猿=俺の勝負だ!!! 風と共に猿!!!

 

さよならイエロー

HG YF-19製作完結編、の話。

HG YF-19

長かった...

 前回の日記って1月末なんだな。あまりに間が開きましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。発売日に手に入れたはずのHG YF-19ですがまーまーまー作る暇がない。小学校の冬場の授業でスケートなどやるもんだから、息子をスケートリンクに連れて行ってスパルタ教育...とはやらず、すんなりといつの間にか滑れるようになっていて、休みのたびに「スケート行く!!!」と。おかげさんで30何年ぶりに自分も本気モードでスケーティング。体幹が子供の頃より鍛えられてきたからか、そこそこ低いフォームで滑れることに気づく。

 そのシーズンが終わったと思ったら降って沸いた昇進試験。それがひと段落したのが3月中旬ってことで。さあようやくプラモに触れる。

 ウィングを付けないバトロイド形態まではたどり着いていたが、今回はファイター形態が主体。こまごまいじってはいたのだよ。ランディングギアや細かな塗分けを少しずつ進めて、最終的に墨入れに入れたのが先週末。

 ほう、iOS16からのオブジェクト切り取りで一発トリミング。

YF-19

イメージ画風に。

バトロイドも。

 実はこの仕上げの際、致命的なミステイクを犯した。つや消しトップコートが残り少なく、行けるかなーと思っていたが。

 途中で切れた!!! 最後の方、ダマになってしまい更に白カブり。上のバトロイド、右肩の先端がちょっとブツブツができているのにお気づきだろうか。さすがにリカバリさせるために、虎の子で残していたシタデルのトップコート(ミュニトルム・ヴァーニッシュ)で上塗りして、ようやくここまで回復させたのだ。グゲゲ。

 とりあえずは2か月近くかかったYF-19、ギブ・バース。


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Fly up in the air

HG YF-19の話。

神に愛されし男、健在。

 28日に発売になったHG 1/100 YF-19。予約時点でもぉ絶望的だなと思っていたが何とか購入できた。

 顛末から話すと、土曜は息子のスケートの練習に付き合う約束をしており、模型店の開店にはまず間に合わない。自分の趣味で家族を後回しにしないことを自分ルールにしていたため、それはいい。しかし、どんなに頑張っても開店1時間以上後の到着となるわけで。Twitter界隈で朝から「並んでるが整理券」「店頭販売無し」「予約完売」の文字が躍る。こーれは無理だなぁ...。

 さて息子がスケートの楽しみに目覚めてしまい、気がつきゃ時間は11時半。嫁さんが

行きなさい!! 誰かのためじゃない、あなた自身の願いのために!!!

 と送り出してくれたため、ダメもとで捜索開始。

 結論から言うと、結果的には地元の模型店でゲット。量販店は軒並み即完売、頼みの綱の文教堂ホビーもアウト。先週のMGSDフリーダムはそこそこ積まれていたのでかすかな望みをかけていたのだが。またもダメもとで地元の模型店に入ると、カウンターに2個積まれている!!! 1個手に取り会計。久々に少年のような浮かれ方で店を出る46歳児。出遅れたが何とか手に入れられるとは、やはり神に愛されし男!!!

 帰宅すると息子が

お父さん、買えたんだね!! 僕もなんか嬉しい!!!」と。今度はお父さんがお前に何か買っちゃるからな!!!

 さて明けて29日。午後から製作開始。冒頭の画像にあるアーカイブスを参考にあれこれ仕様を考えたが、バトロイド形態でガシガシ動かしてポーズを作るのであれば、ストレートが一番かと。

まずはランナー。

 税込み4000円ちょっとのHG、部品点数として多いのか少ないのか。まぁ程よい物量という感じかな。ポリキャップはほんとに使われなくなってきたなぁ。ABSは使われておらず、ほぼPS。関節部分のグレー系ランナーは結構柔らかい印象。

部分塗装でコクピット

 航空機系プラモを筆塗りで塗りまくっているから、これくらいの塗り分けはまぁ。ちょっとサイヤ人のスーツっぽい配色になってしまったか...。

上半身

 肩の色分けも部品レベルで。シールじゃないのねこれ。差し込み方がちょっとトリッキーだけど、パキッと配色が決まる。

ざっとバトロイド形態

 まだウィングはつけてないが、日曜はこれで時間切れ。ウィングの黒ストライプの塗り分けは後日だな。水転写デカールはさすがに買えなかったので、ある程度のレベルでいいかと。尾翼・ベントラルフィンの赤黒色分けはシタデルカラーで。

 いろいろと部分塗装をかけたからここまで4時間。多分何も考えずに素組するだけだったら3時間程度で完成するんじゃないか。ヤスリ掛けもしてないしせいぜい切り口の処理程度。

 今回のHGでは完全変形ではなく差替え変形、バンダイ曰く「ショートカットチェンジ」だそうで。しかし1/72スケールの完全変形も一つの技術だが、いかんせん繊細過ぎて遊ぶにも飾るにも気を使いすぎる。そう、こういうのでいいんだよこういうので。

 さて続きは週末の休みまでお預けかな。Twitterなどで完成作例などが上がり始めているけど、俺は俺で楽しむだけだ。というわけで、HG YF-19の話でしたっと。

 YF-21も待ってるぜー、バンナムさんよ。


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Z・刻をこえて

ガンダムアーティファクトZガンダム完成の話。

ガンダムアーティファクト Zガンダム 筆塗り全塗装

製作期間的には3日ってところだが。

 というわけで、筆塗り全塗装のガンダムアーティファクトZガンダム完成とする。いやー長かった。三が日に手を付けて、少しずつ塗分けやってようやくだもの。集中してやったら3日程度でできるんだけど、何せその時間が取れない。

ガンダムアーティファクト・Zガンダム

相変わらずの細かさ。

 顔の大きさ大体5mm。首回りのジョイント入れてようやく9mmってところか。これをボディに付けようとするとアンテナ折りそうになるんだよな。年末のアレ(レアカラー・蛍光ピンク成型色)なんて各部脆いことこの上なかったので、ある意味トラウマ。

レアカラー・蛍光ピンクバージョン

 ちなみに昨年大晦日に作ったレアカラー・蛍光ピンクバージョンを参考まで。なぜ傾けているかって? 左(シールドついている方な)のウィングバインダー基部、腕の付け根と合わさった部分が砕けてしまい、セメダインスーパーXでくっつけてるから。脆すぎてほんとに「工芸品」。

一通りのパーツ。

 撮影した後に気が付いたが、フロントアーマー置いてねぇや。

ガンダムアーティファクト・Zガンダム

横向きの画像で。

 実は今回初挑戦したのが、センサー部分にガンダムマーカーの蛍光グリーンを使ってブラックライトで光らせるというもの。ブラックライトを当てていなかったらそんなでもないが、こうしてみるとピンポイントで使うといいね。トップの縦長画像の方がわかりやすいか。

後ろから

 元々情報量の高いモデルのため、ガチャガチャ追加するとうるさいと思いプレーン気味に。

 今回のカラーとしてはこんな感じ。

  • 下地:CORAX WHITE
  • 黒:ABADDON BLACK
  • フレームメタリック部:IRON WARRIORS
  • シリンダー部:RETRIBUTOR ARMOR
  • ブルー部:CALGAR BLUE
  • イエロー部:AVERLAND SUNSET
  • レッド部:MEPHYSTON RED
  • レッド部(脚部・ウィングバインダーの一部):KHORNE RED
  • リベット部:RUNELORD BRASS
  • ハイパーメガランチャー:KANTOR BLUE・IRON WARRIORS
  • ハイパーメガランチャー・エネルギーパック部:LEADBELCHER
  • センサー部:ガンダムマーカー 蛍光グリーン
  • 頭頂部センサー:WAYSTONE GREEN

 レアカラーのZ、もう一個あるけど...3号機作るかどうかは神のみぞ知る。

 というわけで、ガンダムアーティファクト3・Zガンダム、ギブ・バースってことで。