Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

水星

今更「水星の魔女」の話。

HG エアリアルとSDEX エアリアル

積んでますが。

 いやー、よかったですな。「水星の魔女」。久々にリアルタイムで放映を追ったわ。って、既に終了から2週間近く経ってるが。

 去年プロローグを見て「重たいなあ...」なんて思って、初回を見て「学園もの?」と思ってからというもの、正直Season1は追ってなかったの。しかしたまたま16話くらいを見た辺りから「あれ、回収始まったか?」と遅ればせながらアマプラで追いつくともうダメ。

 Twitterなどではいろいろ話題が出ていたが、例にもれずグエルパイセンの成長物語に食いつき、ケナンジさんの有能っぷり(とフォルムとのギャップ)に驚愕し、チュチュパイセンの悪態やらセセリアのいいとこ総取りやらでズンドコはまっていく。あ、スレミオは別にそこまでではないので。

 Season2も大詰めに近づいていくタイミングだったので、謎や伏線回収をそれほど待たずに見られたのがよかったのかもな。ずっと長期間もやもやした状態で過ごすのは苦手なんでね。私は我慢弱く落ち着きの以下略。

 

 基本的なガンダムの文法というか、お約束が押さえられていたうえ、後味の悪さが最小限な終わり方(むしろ大団円)。久々の「また見たいガンダム」になった。

 

 戦争を描くのだから生々しい死のシーンは避けられないのだが、ただ悲劇的な退場シーンを羅列して悲惨さを強調して描写する作品が多い(特に最近は「いかに残酷表現をしたもん勝ち」みたいな風潮が無いか?)。本編の主要登場人物の中でいえば退場は5人くらいか(4号・グエル父・ソフィ・ノレア・フェン)。プロローグのヴァナディースメンバーやらプラント・クエタ、地球編や終盤の学園襲撃・議会連合艦隊全滅など「戦争の犠牲」はもちろん表現されていたが、前作(鉄オル)がもう見ていられないくらいバッタバタ主要人物が死んでいったもんでね...。

 そこに来て、ラス前のグエル死亡フラグぶち折りの「フェルシーの奇跡」は斬新だった!!! なんという...なんという逆張りの清々しさ。そう、お決まりの死に方ではなく「生き残る」どんでん返しこそ、今の世の中に必要なのだよ!! と23話を見ながらガッツポーズを取ったのは日本国内で8千万人くらいはいたはずだ。そんなにいねえか。

 「結局なんでキャリバーンに乗ってもスレッタは無事だったのか」とか「ゴドイって結局何者だったの」とかのわかりづらい未回収はあったにせよ、ラストスパートの2話3話であそこまできちんと回収したのは賞賛に値する。詰め込んだ感もあるが、最終的にガンダムを消滅させる表現も「なんちゃらの槍でハラキリする」終わり方ではなく「役目を終えてパーメットと共に昇華されていく」という綺麗な消え方。

 そして始まるエピローグ。個人的にはターンエーやダブルオーに並ぶ終わり方の良さだと思ってみていた。そりゃ綺麗ごとだけじゃない、割り切れない現実もしっかり残しつつだけど、それくらいでいいと思う。差別と格差、人の間の無理解やすれ違い、変えられない現実も厳然と表現しつつ、それでも何かを変え分かり合おうと動き出す人たちをこそ描くのが「ガンダム」なんだと思う。

 だから、続編はいいかな。寂しいかもしれんが、この余韻を汚したくない。

 

 と、熱く語ったがガンプラ争奪戦は今週末が天王山なんだろうね。新商品B(笑)。

 先週のシュバルゼッテは地味に瞬殺ではなく(量販店は瞬殺、ホビーショップなどでは意外と見かけた)、キャリバーンもそこそこの数が出荷されると見ているが、いかに。模型店さんのTwitterで「『新商品B』だけでどれくらい仕入れるかなんて賭け」というのが溢れていたが、そりゃここまでの盛り上がりになるなんてその時点(春先くらい?)でわかんねぇよな(笑)。

 最終的に新商品B=キャリバーンと確定したのが最終回後という異例も異例の厳戒態勢。なんなら最終回のタイトルも予告の段階で「最終回」だし。徹底してオチをネタバレさせないという制作側の仕掛けをわかったうえで視聴者側も構えるという、現代的な楽しみ方のガンダムになったよね。ラスト展開の大喜利みたいになってたが。そこまで含めてしっかり楽しませてもらいましたわ。

 キャリバーン争奪戦はね、仕事が入っているのでハナから参戦不可です。購入予定の方、ご武運を。ポチポチと無印エアリアルにそのうち手を付けますハイ。息子は改修型に手を付けておりますが。

 というわけで、タイトルは迷ったがストレートにdaokoさんで「水星」。や、yamaさんの「slash」もアイナ・ジ・エンドの「Red:birthmark」も配信で買ってしまったほどハマったんだけどな!!!


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slash

slash

  • yama
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Red:birthmark

Red:birthmark

  • アイナ・ジ・エンド
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

背徳の瞳

ガンダムアーティファクト・V2アサルトバスターを塗る話。

既にリリースから1年半経っている第2弾のV2AB。

 プラモやら80年代アニメに親しんできた幼少期を過ごしてきたが、だんだんゲームや年相応に色気づいた中学高校時代=90年代前半から就職後の2000年中盤まで、ガンプラから離れた時期がある。すなわち、いわゆる平成ガンダムと言われるV・G・W・X辺りは守備範囲外の時期となる。復帰したのはSEED Destinyが始まるかどうかという時期、約10年以上のブランクがあったわけだ。

 何がきっかけで戻ったか覚えちゃいないが、いろいろと設定がしっかりしていてちゃんとガンダムっぽい話をやってるなあ、なんて思ってガンプラを手に取ったんじゃなかったか。それでも20年前か。

 で、Vガンはほぼ思い入れが無いという話に落ち着く。や、その後いたるところで聞いて「非常に重たい話である」というのは知ってる。GジェネゼロかFだったかでVもストーリーを追っていた記憶があり、それで話を知ったくらい。

 そんなだから、ガンダムアーティファクトでV2アサルトバスターがリリースされるとなった日にゃ、「うわあ重たそうなMS」と。全部盛りの最強形態というのは小中学生くらいだったらまだ「すっげぇ!!!」と乗ってきたかもしれんが、さすがに二十歳を超えた大人になってから見ると、そして今や四捨五入したらアラフィフに突っ込んでいるオッサンからしたら「なんぼ何でも運用きつそうだなあ...」なんて夢を忘れた地球人になってしまうわけで。

 さて、何の気なしに積みプラ倉庫から取り出してきて、ツラツラと作ってみる。

そりゃもうツラツラと。

 いっけね、塗り始める前の画像撮り忘れた。結構設定やガンプラ作例で、イエロー部分をゴールドにしているのが多いのだが、なんというか玩具っぽく見えてしまうなあ...と思い、ゴールド系の配色になる部分を根こそぎブラスでつぶす。

プラモ向上委員会のボルテックスターラー

プラモ向上委員会のボルテックスターラー。

 今回はメタリック系の部分を塗るのが多かったので、ボルテックスターラーも大活躍。メタリック粒子をしっかり撹拌するのにこれほど強い味方はいない。

 変化球も何もなく、フツーに塗ってこうなる。

ガンダムアーティファクト・V2アサルトバスター

トップとは反対側から。

 むう、こうしてみるとブラス一辺倒というのもちょっとメリハリなかったか。まあいい。

ブラックライトを当てるとこう。

 ガンダムマーカーの蛍光グリーンで。顔がもぉ小さすぎてカメラアイの部分が超苦戦。

 それを横目に、最近ガンプラにハマりつつある息子がSDEXサザビーを自分なりに塗っている。まぁ自由に塗れよと、シタデルに移行した後あまり出番のなかったガンダムマーカーを潤沢に息子に使わせてやったらば。

こうですよ。

 わかります? バーニアから出る噴射光の照り返しだそうです。や、確かにガンダムUCとかいろいろ見せたりしていたが、そのものずばりのエフェクトを持ってくるのではなくこういう色の使い方をするのか。子供の発想には驚かされる。

 まだまだウェザリングとか細かな部分の塗分けは甘いけど、自由な発想を止めないのは大人の務めだと思うのさ。

 という、しばらく雨やら曇りやらが続いていた石狩平野の片隅で、親バカはこうして作られるの話にすり替わり。

 え、タイトルは何かって? や、90年代前半を生きた方は知っているかも。小室ファミリーとか呼ばれる前に小室哲哉YOSHIKIがタッグでやってた「V2」。


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ガリアン・ワールド

PLAMAX 鉄巨神の話をようやく。

PLAMAX 鉄巨神

3月末発売・PLAMAX 鉄巨神

 ようやっとこれの話ができる。ことの始まりは22年年明けころに遡る。

 模型誌などでPLAMAXの「鉄巨神」がリリースされるという知らせ。固定モデルだが、かつてソフビキットでリリースされたキットを3Dスキャンし、プラ製のモデルとして復活させたものと。当初は22年の夏頃と記憶していたのだが、それが9月になり、気がついたら23年3月に延期とお預け食らっていたのだ。

 もういい加減出るんだろうな!!! と思っていたら、具体的に3月末でAmazonだのヨドバシ・ドット・コムだので出始めたので、これで確定かと。結果的に店頭に並ぶのとほぼ同じくらいのタイミングでようやく家に届く。

こういう箱で。

 むう、そこそこでかい。そして絵柄がシヴい。昔むかしに80年代ロボットにハマっていた小学校低学年時代の俺に、親父が鉛筆で描いてくれた絵柄のタッチはこんなだったな。その時はエルガイムマーク2だったが。それに触発されて俺も模写するようになったのだが、それは別の話。

 さて年度替わりで予想通り激務になり、その間にアーティファクトザクIIIだのプロテクトギアだのダブルオーライザーだのに手を出して、やっと組み始めたのは5月も下旬。とはいえ可動域もない固定モデル、簡単に形を組み上げて塗装に時間をかける方向に持っていく。組むだけなら1時間もかからん。

ゴトンゴトンとでかいパーツ

 注意すべきは、腰・足と上半身の接合部分は軸接続ではない。完全に面接着。そのため、ガッチリ接着しないとあっという間に崩れ落ちる。特に上半身は設定画で追加された盾の重さが侮れない。その盾自体も手首部品との接着を時間をかけて行わないと、ぽろりと落ちてしまう。真鍮線とかで軸打ちしたほうがいいのかとも思ったが、これはそのままでやってしまう。

 まあ、結局上半身下半身の接着はセメダインスーパーX2に頼ったが。

各部の部品はこの数。

 ガンダムアーティファクトのほうがよほどパーツ数が多い。その代わり組んだパーツの合いはいいし、ピタッと接着できる。ソフビ時代は大変だったんだろうなと思ってみるが。

黒サフから一気に塗る。

 ウェザリングも何もせず、鋳物っぽい表面処理をそのまま使わせてもらい、多少の筆ムラや色の濃淡も「発掘された超遺物」としての鉄巨神と考えたら、むしろわざとらしい汚しはいらねえかなと。

塗りが進むほど、置き物として通用しそうな質感に。

 機械騎士のスタチューとしてインテリアに置いても通用するレベルでカッコよろしい。チクチク筆塗ることトータル7時間程度。完成したのがトップの画像というわけで。

  • 下地:CHAOS BLACK
  • 赤部分:KHORNE RED
  • 脚部シルバー:LEADBELCHER
  • 胸部メタリック部など:IRON WARRIORS
  • ゴールド部分:RETRIBUTOR ARMOUR
  • 刀身シルバー、宝石部下地:IRON HANDS STEEL
  • 宝石部:SOULSTONE BLUE
  • 関節部シェイド:NULN OIL・SPACEWOLVES GREY

 すべてシタデルカラー。グラデーションとかかけようかなとも思ったが、そこまで細かな装飾・ディティールがあるわけでもないので、やはり直球勝負。

 前回投稿からちょうど1ヶ月、手を付けたこれを完成させたかったのでっと。

 

 しかし、ボトムズ40周年やらでスコープドッグのHGが出るだの、去年は朽ちダグラムスコープドッグヴィネット作るだの、80年代ロボットって未だに偉大だなと思わされるのはなぜだろう。今のメカものって、細かいしディティールもすごいけど、どうしてかエモーショナルに心に残らん気がしてしまう。単なる子供時代のノスタルジーもあるんだろうけど。

 とか言って、息子はこの動画を見てガリアンを知り、鉄巨神を作るといえば早く完成が見たいと急かし、完成品をみたら「クソカッコイイかよ!!!!」とのたまう7歳である。因果は回るのだ。


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儚くも永久のカナシ

連休前後の模活の話、その3。

ガンダムアーティファクトダブルオーライザー

 さて、「連休前後の模活の話」と題して立て続けに投稿してきたシリーズ。今日だけで4回目の投稿でございます。小出しにしていけばいいものを、ちょっとこのダブルオーライザーが楽しすぎたので一気に投稿。私は我慢弱く落ち着きのない男で以下略。

 何とか連休は暦通りの休みが取れたのだが、長年の習慣というかもう朝5時前から目が覚めてしまう四捨五入してアラフィフのため、何となくYouTubeでTV版ダブルオーの終盤を偶然見てしまう。

 ああ、いいなダブルオー。そりゃ戦争モチーフだし綺麗ごとだけじゃないけど、ここ10年の気分が重くなるシリーズに比べると救いがあるというか。

 というわけで戦闘開始。

いつものランナー。スタートはレジンっぽいベージュ。

 パチパチと1時間少々で組んでいく。ABS用の接着剤を使うべきなのだろうが、どっちかというとかみ合わせがきついため、ダボの潤滑の意味合いで粘度がちょうどいいリモネンセメントを使っている。本来のスチロール樹脂に使っているわけではないので、皆様はお好みで。

おなじみ、モズの早贄状態。

サフ吹き。CORAX WHITEでサラッと。

 連休中盤は雨予報もないので、サフもとっとと吹いてしまう。この日はこの後外出だったため、部屋で乾燥させて終了。帰宅後、頭部の細かいところから塗分け開始。

この大きさです。

 ダブルオーは頭部の塗分けも平成後期アニメのためディティールが細かいマスクの頬部分グレー、顎の赤、側頭部・後頭部のクリアグリーン、ツノのイエロー、額のクリアレッド。難関は隈取とツインアイ。カメラ部の厚みは0.2mm程度か?

息を止めて爪楊枝の先にガンダムマーカー蛍光グリーンを付け...

 比較のためカッターマットのスケールと並べたが、目盛りの厚みよりもカメラアイの厚みが薄くないかこれ。嫁に見せたら「ようやるわ」の一言。

 この後本体に入っていくのだが、普通のカラースキームもいいが何か物足りない。どうしたもんかなとネットで作例をつらつら見ていたら、PGのセブンソードでメタリックパープルをベースにした非常に綺麗な作例を発見。うまい人はすげえなあ。参考にさせてもらい、シタデルでメタリックパープルはさすがにないので、濃いパープルで代用。

ボディが一番面積が大きいかな。

 当初はノーマルカラー=ブルーで塗っていたのだが、パネルラインでパープルを入れた途中経過。この後、ブルーをすべてパープルに変更したのでちょっと貴重な一枚。徐々にメタルビルドのデザイナーズブルーバージョンの塗分けもミックスしていく。

少しずつ塗り進めて2日目終了。

 パープル部分をほとんど塗り終わった、と思ってたらオーライザー部分がまだ控えていたという間抜けさ。しかしこの段階でちょっと、いや非常に楽しくなってきている。

 更に翌日。フレーム部分のメタリックを進めていく。

フレーム系を塗り、オーライザーに至る。

 GNコンデンサ部分は下地に明るいシルバーのIRON STEEL HANDSを塗り、その上にWAYSTONE GREENで。そのまま塗ろうとするとWAYSTONE GREENはかなり薄くなってしまうため、濃いめの塗料を円の中心に落とし、少しずつ周囲に広げていきムラをなくしてレンズ風にする方法にたどり着いた。問題はGNソードIII。刀身部全体にムラなくWAYSTONE GREENをいきわたらせるのが地味に厳しい。根気よく塗っては固め塗っては固めを続けていく。

 気軽に作ろうと思っていたが、作り始めてはまってしまい気が付いたらほぼ半日塗り続け。子供を寝かしつける時間になりタイムアップ。後は仕上げくらいか。

 ...夜中に地震で目が覚め二度寝、しかし半端に寝付いてしまってやはり5時台に起床。さあ、少し仕上げして組み立てるか。

組み立てたらほとんど見ないであろう素体の後姿。

素体の素立ち。

 こうしてみるとエクシアの流れをくむフォルムだよな。

バックパックも組付けたら見えなくなる部分を。

 この構造、肩のGNドライブとオーライザー側からのアームが物理接続されているという解釈。リンクさせて組付けなければならないのだが、説明書通りに組もうとすると大変。バックパック側を組み付けてからの方が多分壊しにくいのでは。

 さあ、全体をドッキング。

合体は漢の浪漫。

 カメラアイのほかにGNドライブのラインを光らせてみた。地味にシタデルのTESSERACT GLOWを入手していたのだが、ガンダムマーカーの蛍光グリーンを先に使ってしまいそっちを主力にしていた。今回試しに使ってみたら、これも蛍光塗料じゃないの。というか、ブラックライトを当てて光ることを今更ながらに発見。

ていうか、この量使い切るのってどんだけだ。

 気を付けて筆を洗ってやらんと、蛍光塗料はかなり残留して他の色に混ざってしまうらしい。やべ。

もう少し分かりやすく光らせてみた。

反対から。

 何となく前傾してるな。オーライザーなどの背負い物が重いから後ろの支えを追加しているが、足の角度からか支えが浮いているくらいにして。

浮いてるね。

 今回のアーティファクト第3弾の中で、宇宙世紀ものじゃないからかガッチリ売れ残っていたのだが、なかなかどうして作っていて歴代トップクラスで楽しい内容でしたわ。レアカラーでトランザム!!! なんてやろうとしてもう1個買っている(しかしノーマルカラーだった)が、軽く色分けだけして全体をガンダムマーカーのトランザムホロレッドで塗ってやりたい!!! 大いなる対話!!!

 というわけで連休模活の話、ひとまず区切り。

 

連休前後の模活の話、閑話休題

やっときたぜ、ボルテックスターラー。

 去年の発売後、あっという間に売り切れてしまったプラモ向上委員会のボルテックスターラーターボ。シタデルカラーはとにかく撹拌が肝、特にメタリック系は均一に撹拌しなければ本来の色味が出てこない。それ以外のソリッドカラーももちろんとにかく振って振って振りまくる。後はウェットパレットがあれば最高だが、まずはこれだな。

 たまたまヨドバシドットコムを見ていたら再販予約できたのが4月上旬。いろいろ調べてみたら、ほぼ待たずに月末には再販らしい、と。こいつは僥倖。

 で、4月連休の直前に届いた。吸盤で床に固定し、USB-Cで電源を取っていざスタート。操作方法などは詳しいページにお任せしまっさ。

 

 おお、結構な振動。そして2分で自動停止。中身を見てみると、おお分離した塗料が見事に混ざっている。一部どうしても水分が減ってしまったものは仕方ないが、メタリック系は非常に綺麗になっている。これはいいですな。

 というわけで、閑話休題の話。

 

愛しのルーティーン

連休前後の模活の話、その2。

ガンダムアーティファクト・ゼータガンダム

ガンダムアーティファクトZガンダム、3機目。

 さて、プロテクトギアばかりでも何なので、その合間にサラッと作ったガンダムアーティファクトZガンダムの話。年末年始で、レアカラーの蛍光ピンクに始まりノーマルのド直球と立て続けに2機作ったが、あまりの繊細さに4個買った残り2個をどうしようかと思っていた。しかも4個中2個レアカラー=プラが脆い。どうしたもんか。

 そうだ、色分けが簡単なのにしてやりゃいいのか。

 というわけで、サラサラと作り始める。工作はほぼしない本当に素組み。

ホントに素組み。しかも単色。

 今回は俺的好きなMSの上位3位に入るゼータプラス風味のカラーリングに。シタデルカラーを使うようになって、小スケールなら全塗装もそんなに苦にならなくなったので、蛍光ピンクのレアカラーもこの通り。全体にMECHANICS STANDARD GRAYを吹いて、要所のフレーム部分をIRON WARRIORS、シリンダーをRETRIBUTOR ARMOURやらRUNELOARD BRASS、スラスターをCORAX WHITE、ウィング先端やつま先をMACRAGGE BLUEで塗ってスタビライザーの黄色をAVERLAND SUNSETで塗れば。

ホイ、この通り。

 あまりパネル毎まで塗り分けたらごちゃごちゃしそうだったので、ほんとにほぼ単色にした。センサー部分だけガンダムマーカーの蛍光グリーンを使ってやったら、冒頭の画像のようにブラックライトで光るわけで。

こんな感じね。

 まあまあまあ、たまにはお気楽な塗りってのもいいもんで。この時4月の23日頃、前回までのプロテクトギア・30MMと合わせて2日で3体ってのはなかなかに良いペース。翌週にはMG Zガンダム Ver.Kaが発売だが、さすがにあの大きさのモデルを作るまでには気力はないんでね。これくらいが手ごろでいいわ。

 

Bad Dog No Biscuits

連休前後の模活の話、その1。

30MM ポルタノヴァ改造

ケルベロス・サーガに影響されて。

 先日の「恋とマシンガン」で触れていた30MM ポルタノヴァをプロテクトギア「風」にする話の続き。とりあえずはカスタマイズヘッドパーツを切り貼りして例の頭部に近づけていく。といっても、あくまで「風」なので、その辺はまあ大雑把に。

ね、「風」でしょ。

 そして暗視ゴーグルの紅いミラーシールが少しずれていたので後程修正したが。

 ジオコムウェポンズのMG34はまだ組んでいないが、以前のガンダムエースか何かの付録で作った試作型ビームキャノンの大筒感がまあ凶悪でいいか。仕上げしてないが。

 ところどころに差し色で赤とかシリンダーの金属色を入れようと思ったが、どうしてもプロテクトギアというと漆黒がカッコいい。そんなイメージがあったので、下手に手を入れるのをやめた。関節などをつや消しから半艶程度に、とも考えたけどこの存在感を見たら...ねえ。

 というわけで、MG34を持たせたら多分完成。それはもう少し先の話。