PLAMAX 鉄巨神の話をようやく。
ようやっとこれの話ができる。ことの始まりは22年年明けころに遡る。
模型誌などでPLAMAXの「鉄巨神」がリリースされるという知らせ。固定モデルだが、かつてソフビキットでリリースされたキットを3Dスキャンし、プラ製のモデルとして復活させたものと。当初は22年の夏頃と記憶していたのだが、それが9月になり、気がついたら23年3月に延期とお預け食らっていたのだ。
もういい加減出るんだろうな!!! と思っていたら、具体的に3月末でAmazonだのヨドバシ・ドット・コムだので出始めたので、これで確定かと。結果的に店頭に並ぶのとほぼ同じくらいのタイミングでようやく家に届く。
むう、そこそこでかい。そして絵柄がシヴい。昔むかしに80年代ロボットにハマっていた小学校低学年時代の俺に、親父が鉛筆で描いてくれた絵柄のタッチはこんなだったな。その時はエルガイムマーク2だったが。それに触発されて俺も模写するようになったのだが、それは別の話。
さて年度替わりで予想通り激務になり、その間にアーティファクトのザクIIIだのプロテクトギアだのダブルオーライザーだのに手を出して、やっと組み始めたのは5月も下旬。とはいえ可動域もない固定モデル、簡単に形を組み上げて塗装に時間をかける方向に持っていく。組むだけなら1時間もかからん。
注意すべきは、腰・足と上半身の接合部分は軸接続ではない。完全に面接着。そのため、ガッチリ接着しないとあっという間に崩れ落ちる。特に上半身は設定画で追加された盾の重さが侮れない。その盾自体も手首部品との接着を時間をかけて行わないと、ぽろりと落ちてしまう。真鍮線とかで軸打ちしたほうがいいのかとも思ったが、これはそのままでやってしまう。
まあ、結局上半身下半身の接着はセメダインスーパーX2に頼ったが。
ガンダムアーティファクトのほうがよほどパーツ数が多い。その代わり組んだパーツの合いはいいし、ピタッと接着できる。ソフビ時代は大変だったんだろうなと思ってみるが。
ウェザリングも何もせず、鋳物っぽい表面処理をそのまま使わせてもらい、多少の筆ムラや色の濃淡も「発掘された超遺物」としての鉄巨神と考えたら、むしろわざとらしい汚しはいらねえかなと。
機械騎士のスタチューとしてインテリアに置いても通用するレベルでカッコよろしい。チクチク筆塗ることトータル7時間程度。完成したのがトップの画像というわけで。
- 下地:CHAOS BLACK
- 赤部分:KHORNE RED
- 脚部シルバー:LEADBELCHER
- 胸部メタリック部など:IRON WARRIORS
- ゴールド部分:RETRIBUTOR ARMOUR
- 刀身シルバー、宝石部下地:IRON HANDS STEEL
- 宝石部:SOULSTONE BLUE
- 関節部シェイド:NULN OIL・SPACEWOLVES GREY
すべてシタデルカラー。グラデーションとかかけようかなとも思ったが、そこまで細かな装飾・ディティールがあるわけでもないので、やはり直球勝負。
前回投稿からちょうど1ヶ月、手を付けたこれを完成させたかったのでっと。
しかし、ボトムズ40周年やらでスコープドッグのHGが出るだの、去年は朽ちダグラムやスコープドッグのヴィネット作るだの、80年代ロボットって未だに偉大だなと思わされるのはなぜだろう。今のメカものって、細かいしディティールもすごいけど、どうしてかエモーショナルに心に残らん気がしてしまう。単なる子供時代のノスタルジーもあるんだろうけど。
とか言って、息子はこの動画を見てガリアンを知り、鉄巨神を作るといえば早く完成が見たいと急かし、完成品をみたら「クソカッコイイかよ!!!!」とのたまう7歳である。因果は回るのだ。