背徳の瞳
ガンダムアーティファクト・V2アサルトバスターを塗る話。
プラモやら80年代アニメに親しんできた幼少期を過ごしてきたが、だんだんゲームや年相応に色気づいた中学高校時代=90年代前半から就職後の2000年中盤まで、ガンプラから離れた時期がある。すなわち、いわゆる平成ガンダムと言われるV・G・W・X辺りは守備範囲外の時期となる。復帰したのはSEED Destinyが始まるかどうかという時期、約10年以上のブランクがあったわけだ。
何がきっかけで戻ったか覚えちゃいないが、いろいろと設定がしっかりしていてちゃんとガンダムっぽい話をやってるなあ、なんて思ってガンプラを手に取ったんじゃなかったか。それでも20年前か。
で、Vガンはほぼ思い入れが無いという話に落ち着く。や、その後いたるところで聞いて「非常に重たい話である」というのは知ってる。GジェネゼロかFだったかでVもストーリーを追っていた記憶があり、それで話を知ったくらい。
そんなだから、ガンダムアーティファクトでV2アサルトバスターがリリースされるとなった日にゃ、「うわあ重たそうなMS」と。全部盛りの最強形態というのは小中学生くらいだったらまだ「すっげぇ!!!」と乗ってきたかもしれんが、さすがに二十歳を超えた大人になってから見ると、そして今や四捨五入したらアラフィフに突っ込んでいるオッサンからしたら「なんぼ何でも運用きつそうだなあ...」なんて夢を忘れた地球人になってしまうわけで。
さて、何の気なしに積みプラ倉庫から取り出してきて、ツラツラと作ってみる。
いっけね、塗り始める前の画像撮り忘れた。結構設定やガンプラ作例で、イエロー部分をゴールドにしているのが多いのだが、なんというか玩具っぽく見えてしまうなあ...と思い、ゴールド系の配色になる部分を根こそぎブラスでつぶす。
今回はメタリック系の部分を塗るのが多かったので、ボルテックスターラーも大活躍。メタリック粒子をしっかり撹拌するのにこれほど強い味方はいない。
変化球も何もなく、フツーに塗ってこうなる。
むう、こうしてみるとブラス一辺倒というのもちょっとメリハリなかったか。まあいい。
ガンダムマーカーの蛍光グリーンで。顔がもぉ小さすぎてカメラアイの部分が超苦戦。
それを横目に、最近ガンプラにハマりつつある息子がSDEXサザビーを自分なりに塗っている。まぁ自由に塗れよと、シタデルに移行した後あまり出番のなかったガンダムマーカーを潤沢に息子に使わせてやったらば。
わかります? バーニアから出る噴射光の照り返しだそうです。や、確かにガンダムUCとかいろいろ見せたりしていたが、そのものずばりのエフェクトを持ってくるのではなくこういう色の使い方をするのか。子供の発想には驚かされる。
まだまだウェザリングとか細かな部分の塗分けは甘いけど、自由な発想を止めないのは大人の務めだと思うのさ。
という、しばらく雨やら曇りやらが続いていた石狩平野の片隅で、親バカはこうして作られるの話にすり替わり。
え、タイトルは何かって? や、90年代前半を生きた方は知っているかも。小室ファミリーとか呼ばれる前に小室哲哉とYOSHIKIがタッグでやってた「V2」。