Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

Keep Tryin'

 政府の緊急事態宣言が北海道にも適用ですって。

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 うちの職場も例にもれず在宅勤務=テレワークの話題が出てきたのだが、自分の仕事的に完全に在宅で何やかやということは不可能(現場仕事のバックアップだったりがあるので)。それでも基本的なデスクワークや対外的な手配をメールだったり電話で実施するだけなら十分可能じゃね?

 というわけで、テレワーク用の環境を整えた。といっても家のPCに仮想環境接続用のクライアントをインストールし、会社側で仮想デスクトップに必要なシステムのリンク(今ってほとんどWebアプリだし)だのクラウド上に必要ファイルをアップするだのを完了した程度。動作・同期確認、回線速度や処理速度なども全く問題ないことを確認。

 テレワークに興味を持ってて少し前のめりになっていた部下に昨日から「試しにやってみていいよ」とOKを出し、「いやあいいっすね!! 職場の雑務が入ってこないからめっちゃ集中できます!!」というぶっちゃけた感想を受け、じゃあ来週交代で半分くらいテレワークすっか、というノリ。仕事開始・終了の連絡はテレビ電話(MicrosoftのTeamsだが)。軽くドラえもんひみつ道具じゃないか。

 

 深刻に受け止める人もいれば、新しいことを始める機会ととらえる人もいる。

 生活の危機に直面する人もいるし、何とか乗り切れそうな人もいる。

 

 でもやっぱり大事なのは、笑うことじゃないだろうか。

王様の仕立て屋」23巻。第二次大戦前のハリウッドを再現する映画を撮影する監督のエピソードで、連載中にリーマンショックが起き、本当に戦前の大恐慌を彷彿させる状況となる。その中で、撮影中止を回避すべく監督が私財を処分してスタッフの前で切る啖呵がいい。

 

「世界大戦の最中でも 人間は歌と娯楽を忘れたことはねえ

 マリリン・モンローが慰問に行けば 死にかけた兵隊も起き上がれる

 人間とはそういう生き物だ

 大衆は楽しい事 嬉しい事には喜んで金を出す

 消費が冷え込んだ今こそ 俺たち娯楽屋が気合を見せるときだ」

 

 フィクションの中でのセリフとわかっちゃいるが、大事なことを言ってると思うのだ。そう、笑いを忘れちゃなんねえ。体は動く。頭も使える。わがままなことを言わなければ、少なくとも日本国内では物流も止まっていないし食べるものもそこまで困らない。テレビはやってる、レンタルDVDもオンラインも使える。ゲームだってあるし、家の中でできる趣味も潤沢にある。食費はかかるかもしれないが、外に出ないだけ交通費も交際費も抑制できるんだからその分差し引いたらどうだろう。

 

 悲観する必要はないはずだ。

 

 みんな、何とか持ちこたえようぜ。


【KIRINJI】Keep Tryin' ~ 弓木英梨乃