Think Like Talking.

趣味や子育て、ゆるい生活をつづる備忘録

北埼玉ブルース

 昨日のクレしん、父・ひろしスペシャルでしたな。

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 声優の藤原啓治さんが亡くなってしまい、追悼スペシャルにて過去作から「父ちゃん最高」エピソードを選択して放映という企画。おそらく最初期のものであろうエピソード(ポケベルが出てきたあたり、94年頃?)からスタート。絵柄が全然違う!!! そしてしんのすけの声は矢島さんだけどまだまだ慣れていない!!! 夫婦の喧嘩内容が今だったら抗議がきそう(笑)。

 

 一昔前なら単なるアニメ・漫画の中なんだけど、「磯野家の謎」辺りからそうしたアニメとかの設定を考察するという流れが出てきてしまい、その流れから行くと野原家は意外にいい暮らしをしているという結論があるらしい。ひろしが一人で働いてみさえが専業主婦、子供二人、一軒家で車持ち、おお確かに。昨日のエピソードでは会社で意外にひろしが有能サラリーマンという話も出てたし。

 

 最近息子がアニメを見るようになり、ドラえもんの時間変更の流れでクレしんも若干見る機会が増えた(息子はそうそうにドラえもんのみにシフトしたが)。当初心配していたが、最近のクレしんって昔に比べて全然マイルドなのな。子供が真似して云々というのを大分考慮したというか。もしくは、劇場版のエピソードがなかなか良すぎてそっちと整合性を取ったというのだろうか。どちらでもいいが、たまにいい話が放り込まれるのは歓迎。

 

 って見ていたら、ラストに「北埼玉ブルース」。子供にとっては何のことかわからないだろうが、大人にとっては「そういうことか!」と。そして地味に感心したのは、見る限りどこにも「追悼」のメッセージが入っていないこと。そうだよな、子供むけのアニメで「お父さんの声の人が亡くなりました」ってのは知らなくていいことなんだよね。いつまでも「ひろし」は「しんのすけのお父さん」であることに変わりはないし、今の声優さんに代わって3年ほど、おそらく今息子の世代だって藤原さんの時代の声はあまりなじみはないかもしれない。

 

 そんなことを考えながらの日曜朝。とにもかくにも、藤原さん、お疲れさまでした。