Bang the Gong
チョイプラ・スコープドッグアサルト・レーン機完成の話。
先日の日記(DIVE TO BLUE - Think Like Talking.)で素組をアップしていたが、連休中にようやく塗装。当然のことながらシタデルカラーの筆塗り・全塗装。サフは先週吹いていたのだが、まー組み立てから塗装までが時間が取れん。何なんすかこのQ4の忙しさ。
素体だけ見たらノーマルのスコープドッグとあまり変わらんのだけどな。武装だのバイザーは分かりやすい、ボディもコクピット周りの強化が中心だけど、興味が無いとわからんだろうな。
設定上は濃いブルー(ほぼ黒に近い、成型色上はパープルも入ってる?)。シタデルのベース色で塗ろうと思ったら、手持ちの色で一番濃いブルーがKANTOR BLUE。最初塗ってみたのだが、どうも彩度が高すぎる気がする。鮮やかというか。うーん、何となくこんなヒロイックな青じゃない気がする...。
思案した挙句、THE FANGに変更。重ね塗りしてもきちんと発色されるのがシタデルカラーのいいところ。若干くすんだグレーとブルーの中間っぽい色になった。作例では結構こんな感じの色もあったりするのでこれはこれでいいか。
今回は作中の(といってもコマンドフォークトの外伝自体は読んでいないのだが)イメージで歴戦風に。エッジ部分のドライブラシ、各パネル・可動部・全体のトーンを落とすべくNuln Oilでフィルタリング。久々にこういう処理を行ったが、ドライブラシはちょっと派手目にしてみた。出撃回数の多いトップエース機、パイルバンカーはスペアがあるため使い捨て・そこそこ新品が装備されているだろうからその部分はウェザリング控えめ...なんて考えながら無心に筆を動かす。
実質的に塗りは3時間程度で終了。ターレットレンズにいつものミラーシールを貼りとりあえず完成とする。使ったカラーは下記のとおり。
- ボディ青:THE FANG
- ボディグレー:GREY SEER
- バイザー部:CELESTRA GREY
- ショートバレルマシンガン・ターレット:IRON WARRIORS
- パイルバンカー・ドライブラシ全体:LEADBERCHER
- パイルバンカーリベット部:IRON HANDS STEEL
- フィルタリング:Nuln Oil
角度的にバイザー周り・ターレットレンズの無機質さがいい雰囲気に見えるがいかがだろうか。胸部増加装甲も右と左で剥げ表現に差をつけている(右腕の方がより多く動いてこすれる、という想像)。って、モデラー諸氏はキット言わずもがななんだろうけどさ。
スペアのパイルバンカーが凶悪。この角度じゃないと脚部の追加キャタピラも見えづらいが、この足のおかげで安定感も向上しているのは副産物だね。
パーツ数100足らずのプラモに税込み¥2,200。大手に比べりゃ少数生産のプラモをこれだけ提供してくれる心意気に支払う金額として、決して高いとは思わない。チョイプラの銘のとおり、素組みで楽しむこともできるし、大人が気軽に手を加えて遊ぶアイテムと考えればちょうどいいサイズ。これがMGとかRGとかだったら、思い切り気合を入れて臨むところだし、何か失敗したらダメージも大きい。
願わくば、武器セット出してほしいねえ。既存のチョイプラ・スコープドッグを複数作った人向けに、ヘビィマシンガンやソリッドシューター、行ければペンタトルーパーとかをそれこそ5個10個ずつセットにした(タミヤのMMみたいな)のをワンコイン=500円程度で出したら...ねえ。俺なら買う。本体も多分増やす(すでにこれで7個目だが)。意外と定番として定着していってほしいのさ、このシリーズ。
ガンプラ一辺倒の世間から少し離れれば、こういう楽しみも見つけられる。もちろん、模型界隈の楽しみを否定するものではないよ。目を三角にして再販情報や新製品情報を追い、個人模型店の店主に暴言を吐くようなモラルのないユーザーが増え始めた昨今を憂いつつ、このブログのぶれないテーマである「何事も自然体・身の丈に合った楽しみで楽しんだもの勝ち」(そうだったのか)を実践した方が楽だぜ、と。
と言いつつ、目の前のプラモと気楽な一戦をほそぼそと。さあ、ゴングを鳴らせ。
あ、タイトルはTM NETWORKより。T-REXで似た曲名があるけどそっちじゃないです。