TOKYO EXPLOSION JP
旬を過ぎたマルチプレイゲームにガックリ来た話
2週間以上のご無沙汰でございます赤乃拾参でございます。前回の黄色中隊機筆塗りからこっち、細々と仕事が立て込んだりプレッシャーにゲロ吐きそうな仕事が入ったりと。そんな日常から少しでもストレスを軽減すべく、趣味に走ってやろうともがくもプラモを触る暇もなく。MODELOIDのエグゾフレーム・ボトムズコラボも素組してから黒でサフ吹きしてから早2週間以上。これはタイミングを見てから筆塗りしますハイ。
言い訳と近況はこんなところにして、タイトルと見出しの話。チョコエッグ戦闘機シリーズの筆塗り再生からこっち、エリア88だのエースコンバットだのをまた見てみたい熱にかられ、PSVitaリリース当時にダウンロードし1周クリアしてその操作性に閉口してそのままになっていた「ACE COMBAT X2 -JOINT ASSAULT-」を久々にプレイ。もう10年以上前のゲームなんですな。当時は近距離通信やネットを使ったマルチプレイが可能だったけど、さすがにもうプレイヤーもいないどころか公式のルーム作成のサーバだってないだろうという。
で、見出しの内容。マルチプレイしないと獲得できないあれこれがメニーメニーあるわけです。ミッション自体が表示されない、クリアしないと獲得できない称号だのがある、もしくは獲得条件がえらいこと厳しくなるとか。ゲゲゲ。
さすがにガイドブック自体もう古本屋(ブックオフ)でも置いていないだろうし、Amazonで入手。ネット上の有志による攻略ページもあれど、厳密な条件も違うだろうし、その分の時間を買うという意味で。
さて10年ぶりにプレイしてみたのだが、そうか、これはかなり進めないと思い通りにいかんということだな。自分もぬるいゲームに慣れていたということか。何の話かというと、ZEROくらいまでは機体を購入した段階である程度その機体が持つ特性(機動性とか)はフルで使えたのだが、X2では兵装はともかく機体のパーツを獲得してセッティングしてやることで特性を変えられる。そこに至るまでが結構長い。Su-37ですら、最初はかなりダルな動きになっていた。10年前はそれに違和感を感じて(さらに最終面の実質ラスボスのでたらめな機動に閉口して)1周でやめたんだっけ。
今回、改めて向き合ってみた。シリーズに概ね一貫しているHUD視点が妙にしっくりきて、ある程度のパーツを獲得してイメージに近い機動をできるようになると、ようやく楽しくなってきた。相変わらずラスボスの変態機動は好きになれんが、それでもまあ許容できるようになってきたか。
翻ってトップの画像。F-22とSu-37(カナードがないので35Sと思いねえ)を「敵対するのではなく並び飛ぶ」という、04をプレイした人が一度は思ったかもしれないシチュエーションを。すなわちメビウス1と黄色の13が落としあいではなく「技の限りを尽くした演習のあと」みたいな。
なんかねえ、どんなにかっこいいなあとかいろいろ思っても、この年になって子供を持つと「でも結局は戦争の道具なんだよな」と我に返り、「使われないことが一番の平和」と行きつくわけで。ゲームで疑似体験していても、どこかそうした思想に戻ってしまう厄介な性格。だからこそ、手の中に収まる世界の中では少しでも幸福なシチュエーションを実現させて、息子にも伝えなければならないかなと思う。
ちなみに話は大幅に飛んで、件のチョコエッグ戦闘機シリーズを引っ張り出して思ったことがある。
これにX-29やA-4、クルセイダーやF/A-18があったら...まんまエリア88のラインナップ。多分好きだったんだろうねぇ、企画した人たち。まぁ、遊ぼうと思ったらまだまだネタが残っているということで。
取り留めない内容だけど、この辺で。昨日の仕事の山場を終えての休みを満喫しますハイ。
Aquila
「ルーキーは黄色に近づくな」
ACE COMBAT 04からもう20年以上経つんだよな。というわけで予告していた「チョコエッグ・Su-27フランカー筆塗り全塗装で黄色中隊機再現の巻」スタート!!!
さすがにフリーハンドであの迷彩を再現するのは無理だと思ったので、マスキングを試してみる。とはいえ架空の部隊、ネットに落ちてるハセガワのモデル・作例・塗装指示を探すところから。
オリジナルはSu-37なんだが、のちの作品ではSu-33なんだねえ。そして現実世界では20年以上の間にカナードなしのSu-35Sなんて物が出てるんだとか。今回はそれを参考にしてみたくらいにして。
機首周りのマスキングがなされていないのはご愛敬。細すぎてフリーハンドに切り替えた。機体の大部分はマスキングなので、その辺はまぁ設定に近いイメージになればそれでよし。
実はこの前に機体下部を塗ってはいるのだが、サンドイエローにしちゃってるんですな。手元にクリーム色っぽいシタデルカラーがなかったのだよ。ロシア機でありそうな色ではある(実機のSu-37資料画像やら砂漠迷彩では存在するらしい)ので、開き直れ俺。
ノーズ部分や各所ホワイトはCERAMITE WHITE。現行のCORAX WHITEよりも更に白いクリーンな白という。ここまで塗って決めた。今回墨入れもウェザリングもやらーん。
というわけで、ひとしきりエンジン部分だのキャノピー部分を迷いつつ塗ってとりあえずの完成とす。機種横の「013」は正式には黄色いフォントなのだが、手書きでやったらグダグダになったのでリセット(塗りつぶして何事もなかったかのようにできるのがシタデルカラーのいいところ)し、30MMの付属マーキングシールで一番小さいフォントがバチピタのサイズだったのでそれを使用。
先日作っていたF-22と。こんなイメージもあったと思うの当時。やっぱり黄色中隊機はかっこええなあ。カナードは無くてもこれで良し。じこまんでいいのだ。
それにしても、今回のマスキングは奇跡的にうまくいった。いつもだったら結構際の部分の密着が甘くて、塗料が入り込んだりしちゃうんだよね。そして、地味に黄色部分の塗分けはフリーハンドだったりする。こうしてみると、意外と直線部分もバキッと綺麗に描かれているねぇ。うん、今回も楽しかったですな。
最後に使ったカラーを。
- サフ:GREY SEER
- グレー濃色:MECHANICS STANDARD GREY
- グレー淡色:DAWNSTONE
- 翼端イエロー:AVERLAND SUNSET
- 機体下部:ZANDRI DUST
- 機首・ミサイルなどホワイト:CERAMITE WHITE
- 排気ノズル:LEADBERCHER+BLACK TEMPLER+SPACE WOLVES GREY
- エンジン部:BALTHASAR GOLD+SPACE WOLVES GREY
- キャノピー:SPACE WOLVES GREY
以上、これにて終了。
Blue Skies
よみがえるメビウス1
というかF-22なんだが。というわけで、チョコエッグ・F-22をメビウス1仕様に筆塗り全塗装・後編。
前回の日記で泥沼にはまったF-22の塗装。3度目の正直ということでサフ吹きの状態からもう一度やり直し。道央圏、今日はとんでもない暴風雨、塗装ブースなんてしゃれたものは持っていないのでサフを吹きなおすにしても外はNG。なのでマジックリンで水性塗料を落としてもサフまで落ちなかったのは本当に幸運。
さて、今度はグラデーションは諦めて普通の迷彩をベースに。ネット上で模様の平面図を検索し、輪郭をDAWNSTONEで描いて普通に塗りつぶす。
次にNULN OILでフィルタリング。微妙な変化がわかるだろうか。
あとは偏向ノズルをLEADBERCHER+BLACK TEMPLERで黒鉄色にしたり翼端部分の明るい部分をサフと同じGREY SEERで筆塗り。最後にひと手間ふた手間隠し味。
キャノピーにゴールドミラーフィニッシュシートを貼り付け。ただ熱を加えて密着させるには小さすぎるのとちょっとプラを溶かしそうな気がして、二の足を踏んだくらいにして。
こっちはデスクライトを消した状態。非常に見づらいが、実は全体にLEADBERCHERでドライブラシをかけている。というのは、F-22などアメリカの現行ステルス機って、光の当たり具合によってメタリックな反射が。ステルス性を高める特殊な塗料らしいが、この小さな機体一発のために塗料買うのもなんだしな。
まぁまぁ、遠目で見たらそこそこF-22に見える。チョコエッグの製品そのままだとかなり白に近く、機体マーキングなどはタンポ印刷で描かれていたのでそれはもったいなかったが、それを差し引いても「自分で作ったメビウス1仕様」ということで。
そして、メビウス1を作ったということは。
厳密にはSu37でもSu-33Dでもないのだが。現行のSu-35Sがカナードなしということでif設定でどすか、ということで。
Shattered Skies
メビウス1を作れるか
という大それた話ではあるが、要はこの前から話題に出している「古のチョコエッグ・戦闘機シリーズ」の全塗装を使ってそれっぽいものを作ってみたい、と。で、F-2だのCH-47だのを前哨戦で塗りたくってみたのだが、いよいよF-22に手を出してみたい。
が。
先に言っておくと、実は一回失敗。というのは、サフ吹きまではひとまとめに終わって、あとは時間のある時にちょこちょこ塗ればいいかと思っていたのだが。どうも例の「ステルス塗装」というかグラデーションというか、あの色のイメージが固まらない。バシッと決まった境界線のある紋様でもない、グレーのグラデーションも角度によっていろいろある。まして架空の機体、厳密な実機と同じ色味というのもそれはそれでつまらない。さてどうしたものか。
ということでシタデルカラーの中でも「偶然の濃淡」を楽しめるコントラストカラーに手を出す。今回はグレー系ということで、SPACE WOLVES GREYを入手。下地にGREY SEERを吹いて若干寒色系にしてそのうえに塗っていく...のだが、上面を塗り終えたところで小さくはない後悔。
「かなり青っぽい...?」
そう、グレーと言えど黒系ではなく、むしろ青系に寄った色味だったのだ。や、まだ実機が飛ぶ前(正確には正式配備前)のAC04リリース当時、イメージは青系であるからあながち間違いではない。しかしあれは、ゲームのテーマである「空の青」を反映したからこその色だったはず。5はライトグリーン、ZEROは赤だったなあ。それはいい。ともかくも焦った俺、グレー系に戻そうと少し明るめのグレーであるレイヤーカラー・DAWNSTONEを塗り始める。
泥沼。
これはないわ...ということで、既に絶版のこの小さなモデルを救う方法を検索。焦っていたので失敗した画像はさすがに撮影していない(笑)。
で、以前記憶にあった「水性塗料はマジックリンで落とせる」ということを思い出し、ダメもとでやってみた。
落ちた!!!!
何とか塗装が落とせたよ...とはいえ完全に落ち切ったわけではなく、ありがたいことにサーフェイサーは残ったという何とも都合の良い。ここから復活劇じゃい。
何事もなかったかのようにここから再開。焦った...。
さて色だ。コントラストカラーで下地を透けさせたとしてもBLACK TEMPLERでも色が濃すぎる。さっきのSPACE WOLVES GREYは青みが強い。案外このサフのグレーが一番近い気がする。しかし調色してもそれを同じような濃さで複数回できるもんかな...なんて思っていたのだが、ふと考えた。
「NULN OILでフィルタリングしてみたらどうだろう」
そう、墨入れ代わり・ウェザリングに使っていたSHADEのNULN OIL。これなら濃淡をつけられるうえ、薄く塗るだけなら下地の色が透けるだけ。ダメならまたマジックリンで落とせばいい。
色ムラがそこそこ。それでも、今までのなかではまだまともな方だな。これに各所(ノズルとかグラデーション部分)をもう少し丁寧に仕上げてやれば、案外それっぽく見える気がする。
だがしかし。この後グラデーション部分を何とかしようと思って試してみたのだが。
再び泥沼。
なんていうかさ...グラデーションが付くのはいいんだけど...スケールが小さすぎてやればやるほど筆ムラゴテゴテ感が強調されてしまい...というわけで、マジックリン再登場。すっぴんの状態で3度目の正直をどうするか画策中。メビウス1、マジでメビウスの輪から抜け出せなくて。
ORB-SOLUTION
エグゾフレーム・ボトムズコラボ ゲットだぜ!!
発表は昨年12月。発売まで約半年。最近はホビージャパンなどでそうした情報を得るが、いかんせんニッチなジャンル・バンダイのような大量生産アイテムではない・なので転売外道の餌食という、なんとかならんのかという状況。前のチョイプラ・スコープドッグも、結局発売直後は実店舗にほとんど流通せずで奇跡的に定価だったヨドバシ・ドット・コムやヤフーショッピングで購入した。転売屋を絶滅させる何らかってないもんかね。
それはいいとして、なんとか定価販売で予約できたブツが届く。
といっても、予約したのは5月も中旬。メーカーの特設サイトでも「5月発売予定」としか表示されておらず、もう5月も最終週。Amazonでみたら5/28発売と表示されたのが先週。まぁ28日に店頭発売されても行く暇はないんですが。売り切れになってなかったのは幸い。
しかしなあ、着々と罪プラもとい積みプラが増えていく。しかし、最近は子供もコロナ絡みで外出を渋るようになってきたので、家にいる時間が長くなってきたため案外ちょこちょこと消化できるように。それはそれでいい。
さてこのキット。とりあえず時間がなくてまだ開封はしていない。OBSOLETE自体が世界観の提供・兵器利用は一側面という概念のため、以前ホビージャパンで付録についていた素体はまだ組んでおらん。こいつはまぁ、明確に「兵器」としての艤装がなされているのでそういう仕上げにするんだが。
それとは別に、実は地味にやってみたいことが。そのための下準備がこれ。
上の画像の隅っこに写っていたのはこれ。こいつを使って塗ってみたい機体があるのだよ。この前からやってる古のチョコエッグシリーズ、手元にある「ある機体」を全塗装するのに、この系統のグレーを使って濃淡をつけると。それはいずれ。
Ice Cage
古のチョコエッグ筆塗り全塗装・CH-47編
昨日アップしたチョコエッグのF-2に続いて、同時進行していたのがCH-47。サフ吹きの画像で写っていたやつね。というわけで筆塗り全塗装・CH-47チヌーク編!!!
ローターブレードはじめ、各所素組状態。このあと一旦ブレード外して分解、本体だけ接着剤で固定。ベースになるベージュ部分を全体(胴体下部を除く)にズバッと塗りたくり。ネットの参考画像を見ながら慣れない迷彩柄を筆塗りしていくこと1時間程度。
ただね、よくよく見るとベースになったCH-47と、参考にした自衛隊配備のCH-47JAでは各部の形状が微妙に違う。チョコエッグのCH-47は湾岸戦争で使用されたRoyal Air Force仕様だったので、近代改修されノーズ部分のレーダーが塗られたCH-47JAと機種付近のモールド・鼻部分の盛り上がり形状が違うのが最大の違和感。とはいえそこまで工作する気も起きないので続行。
当初後部ハッチの迷彩をかなり下部まで塗ってしまったが、そこはシタデルカラー。GRAY SEER一発で修正。さて、窓部分やエンジン排気部、日の丸マークなどを塗った結果。
光線の関係でイマイチ見づらいが、航空自衛隊・入間基地所属機の迷彩パターンを参考に作ってみた。厳密に言えばローターの回転方向が前と後ろで違う(前側が左回り・後ろ側が右回りなんだそうな)ためローターブレードもそうなるはずなのだが、そのへんは調べたらきりが無いので見なかったことにする。
うわ、もっと見えねえ。まぁこんな感じで「じこまん」筆塗り全塗装CH-47編、とりあえず完成と。今回もグラデーションはやらなかったのと、F-2のときは墨入れ代わりにNULN OILでフィルタを掛けたけど、どうも航空自衛隊のCH-47はどの画像を見ても汚れが薄い(油のたれたような部分が余りない)ので、あえてウェザリングせずにこのままつや消しでコートしてしまおうかと。
今回使ったシタデルカラーはこんなの。
- サーフェイサー:GRAY SEER(スプレー)
- ベース部分ベージュ:Zandri Dust
- グリーン部分:Waaagh! Flesh
- オリーブ風部分:Castellan Green
- ブラウン:Mounfang Brown
- ブラック:Abaddon Black
- 排気口部分:Retributor Armour
- 耐熱部分(エンジン後方):Leadbelcher
完全にベタ塗りで。いや、これはハマるかもしれん。
あ、タイトルはACE COMBAT 5の捕虜救出作戦ステージの曲。戦闘機だけでなくて人員輸送用のヘリもいぶし銀の働きってことで。
EPILOGUE ~NEAR THE BORDER~
古のチョコエッグ・F-2塗装(とりあえず)完成編
先ほど上げたエントリーでは簡易的なマーキングも「筆塗り」した話まで。今回は一応の完成編。本当は機体番号まで入れりゃリアルなんだろうけど、そこまでの気合は無い。
まあまあそれらしく見える。ベースのクリアパーツが黄ばんでいるのが年代を感じさせるねえ。
わかります? 一応●日の丸マークの大小塗分け、キャノピー横の▼(射出座席コーション)、編隊灯(黄色に見えるところ)、ベントラルフィン横の赤線、機体上面の空中給油用リセプタクルまで、何とか塗ったよおっかさん。
本当はキャノピーまで何とかしたいのだが、手元にあるゴールドのミラーフィニッシュシートではF-22みたくなっちゃうしなあ。
まぁ初めて小スケールの航空機モデルを全塗装したにしては上出来じゃないの。当時はシークレットカラーで設定されていたらしいけど、俺の俺による俺のためのF-2ということで。
一応使った色は下記の通り。
- 下地グレー:GRAY SEER(スプレー)
- ベース青:CALEDOR SKY
- 迷彩青(濃色):KANTOR BLUE
- 排気ノズル:LEADBERCHER
- 水平尾翼先端:LEADBERCHER+BLACK TEMPLER
- 日の丸部分:GRAY SEER(筆塗り)+MEPHISTON RED
- 編隊灯:ZANDRI DUST
- フィルタリング:NULN OIL
いやあ、模型ってホントに良いもんですねえ。